「吐いた」を正しく説明できる?気をつけたい乳児の嘔吐の原因はこれ!
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「吐いた」を正しく説明できる?気をつけたい乳児の嘔吐の原因はこれ!

"乳児の嘔吐の原因はじつに全身の臓器に原因が潜んでいることがあります。 症状を説明できない赤ちゃんに代わってお母さんが「吐いた!」を説明しなければなりません。 しかし、この吐いたという表現はあいまいで、大きくわけて3タイプがあるそうなんです。"

「赤ちゃんはもともと吐きやすいもの」と分かっていても、やっぱり吐かれるとお母さんはあせってしまうものです。

哺乳時にゲップと一緒に吐き戻したり、夜中に突然吐いたなど、「うちの子吐きやすいの」というお母さんもいるのではないでしょうか?

乳児の嘔吐の原因はさまざまあり、その多くは心配ないのですが、吐き方によっては救急で怖いものも中にはあることを知っておきたいところです。

また、子どもは成長によって注意しなければいけない病気が変わってくることもポイントです。お母さん、お子さんの嘔吐の症状を正しくお医者さんに説明できますか?

「赤ちゃんはもともと吐きやすいもの」

嘔吐の症状を正しく説明できますか?

赤ちゃんは自分で症状を説明できません。ですから、どんな吐き方なのかお母さんが観察しなければなりません。

回数や量、嘔吐物の状態、哺乳のタイミング、痛がっているところがないかなどを赤ちゃんに代わって医師に伝える必要があります。

しかし実際は、一言で嘔吐と言ってもお母さんの表現にはいろんなパターンが含まれていて、中には正しく「吐いた」ことを説明できていないことがあるそうです。

お母さんの「吐いた」の表現3タイプ

まず、「咳き込み(むせ込み)後の嘔吐」。

これは喘息や気管支炎などの激しい咳により嘔吐してしまうことや、副鼻腔炎や胃食道逆流により食道が刺激されることで嘔吐してしまう場合を言います。

次に「嚥下拒否」という状況で、実際は口から出しただけの状態。咽頭炎や口内炎、歯痛などにより口に入れてみたら痛かった、飲み込むのが嫌で出したことを指します。これを「吐いた」と表現するお母さんも多いそうです。

そして3つ目の「真の嘔吐」に見逃してはいけない怖い病気が隠れていることがほとんどなんだそう。例えば消化管疾患、髄膜炎、頭部外傷などがそうです。

嘔吐の原因はお腹のことだけじゃない!

嘔吐の原因はお腹のことだけじゃない!

吐いたあと意外とケロッとしていることもありますし、元気で機嫌もよくて、体重も順調に増えている場合はあまり心配はいらないことが多いと言います。

しかし逆に、吐き方や便がいつもと違う、発育わるい、嘔吐以外にも症状が出ているときは迷わず医療機関を「何度」も受診しましょう。

元気な時と比べて違和感を感じたら、毎日お世話しているお母さんの勘を信じて受診しましょう。嘔吐はお腹のことだけではなく、ほぼ全身の臓器が原因となるものだということを覚えておくといいでしょう。

中には救急で受診しなければならない怖い疾患も含まれています。

救急で処置が必要な病気もある

次のような病気が疑われるときは、夜中でも救急で医療機関を受診してください。

「腸重積」は、生後3ヶ月から1歳に多く、腸が重なり合ってしまい、血流がとまってしまう病気です。ひどい腹痛で、血便が出ることもあります。

「髄膜炎」は、治療が遅れると重篤な後遺症が怖い病気で、細菌が入り込む髄膜炎は0~3歳に多くおこります。飲んだり食べたりしていなくても嘔吐が続くのが特徴です。

他にも、異物の誤飲はお母さんをいつも不安にすることですが、やはり嘔吐の原因になります。

また、遊んでいて落ちたなど頭を強くうった後に嘔吐することもあります。ただし、必ずしも嘔吐すると重症ということではないものですが、脳についても嘔吐の原因になることを覚えておきましょう。

便秘でも嘔吐する

生まれてすぐくらいに嘔吐するものもあり、例えば「幽門狭窄症」は生後2~4週くらいの赤ちゃんが噴水のように吐くのを繰り返します。

生後3ヶ月以内に発症することの多いのがミルクアレルギーです。

季節で見てみると、いろんなウイルスが原因となる「嘔吐下痢症」は、嘔吐のあとほどんどの場合そのあとに下痢が続きます。ロタウイルスやノロウイルスが有名で、とくに冬期に注意が必要です。

カンピロバクター、サルモネラ菌、病原性大腸菌などの細菌が原因となる細菌性胃腸炎は、1年中感染する可能性はありますが、食中毒の時節には充分注意しましょう。

心配事や疲れがたまっているときに吐く心因性のものもあります。「アセトン血性嘔吐症」といって、6歳をピークに嘔吐を繰り返す子どもがいます。

また、夜中の救急で多いのが、じつは「便秘」による腹痛と嘔吐なのだそうです。

いろんな原因があるんです…

子どもを責めないで、備えあれば・・・

ウイルスによる嘔吐物の処理は注意しなければいけません。

ノロウイルスのニュースでそのことはよく耳にするようになったので、分かっているという方も増えたと思います。

お世話するお母さんへの感染を避ける意味でも準備しておくと安心なものがあります。マスクやアルコール除菌グッズは常備しておきましょう。

加えてわたしがおすすめしたいグッズは、「使い捨てできる介護用の薄手の手袋」と、市販している「次亜塩素酸ナトリウムのスプレータイプの商品」、「使いすてのビニールタイプのエプロン」です。

吐いたあと、お母さんもパニックで一瞬固まります。そんなとき心強いグッズがあると、子どもを責めたりすることなく心に少し余裕ができますよ。

吐いたあと、気持ちの悪さだけでなくお母さんに面倒をかけていることは子どもながらに感じているものです。「大丈夫だよ」と優しく声をかけて安心させてあげられるためにも、事前にしっかり準備しておくのがコツです!

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