子供が学習障害かも!それって好き嫌いとも知的障害とも違う?
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子供が学習障害かも!それって好き嫌いとも知的障害とも違う?

子供が学習障害かもしれないと心がざわついていますか?学習障害は、食べ物に例えるならけっして好き嫌いではありません。食欲がないわけでもありません。視覚や聴覚、知的など他の障害とも違いますし、教育環境などが原因によるものでもありません。では学習障害とは一体どんな障害なのでしょうか?

子供が学習障害ではないかと心配されているとしたら、すでにネットなどでいろいろ情報を検索していて不安を募らせていることでしょう。

じつは、学習障害の脳などにはどのような機能障害があるかについては、まだ十分に分かっていないのが現状です。
そのせいもあって、原因を知りたくても特定できないですし、わかりにくいものになっていてどかしいかもしれません。

子供が学習障害かも

聞く、話す、読む、書く、計算、そして推論する

文部科学省では学習障害(LDと呼ばれる)をこう定義しています。

「学習障害児に対する指導について(報告)」では、「基本的には全般的な知的発達に遅れはない」が、「聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す」と記載されています。

推論する能力とはなにかわかりにくいので説明すると、図形や数量の理解や処理能力です。
困難は、ひとつのこともあるし、複数ある場合もありその子どもによってさまざまなようですが、知的障害のような全体的にわたる発達障害はないということです。

ですから学習障害は、知能が正常であったり、人より高い場合であってもおこることがあります。

では具体的にどのような能力に困難があるのでしょうか?

学習障害が見られる3つの能力について

学習障害が見られるのは、次の3つの能力のことが多いと言われています。
まずひとつめは、「読字障害」で特徴としては単語認識能力に困難が見られます。

そのため、ものわかりが悪かったり、言葉づかいがうまく配列できなかったり、ゆっくりであやうい読み方をします。
学童期の子供では男女の差はなく4%ほどに生じると言われています。
7歳ごろまでに診断されますが、知能が高い場合の子供は発見が遅れることがよくあります。

治療を行えば、小学校を終えれば援助が必要なくなることも多いと言われていますが、中には中学、高校までといった重篤な場合もあります。

治療を行えば、小学校を終えれば援助が必要なくなることも多い

文章を書くのが苦手、計算ができない

2つ目は書字表出障害ですが、この特徴は文法や句読法を頻繁に間違えます。
綴りや字を書くのが不得意なので文章を書くのが苦手です。

男児のほうが女児より3倍多いと言われており、学業成績も低くなってしまうので怒りっぽく、不満をもちやすくなります。
ADHDやうつ病、他のコミュニケーション障害や学習障害を併発していることもありわかりにくくなっています。

3つ目は算数障害で、数字や数に関することを習うことと自体やそれを思い出して使うことが困難です。
つまり、数の名前や足し算、引き算の記号、九九を覚えることが出来なくて、さらに文章題にどのような式を使っていいか分かりません。

このために計算が遅くて不正確なものになってしまいます。
発症は女児に多いと言われています。

文章を書くのが苦手、計算ができない

どのように学習障害は診断されるのか

学習障害は、このように勉強に直結すること以外にも、他人とのコミュニケーションに問題がでてきてしまうことが多くあります。
注意力や集中力、感情のコントロールといった情緒面にまで影響が出てきます。

逆に、学習障害と重複してそのような影響がでている場合もあります。
学習障害は専門家のもとで学業成績や行動観察、知能検査や学力検査、心理検査などから診断を受ける必要があります。

そもそも視力や聴力に異常はないか、他に病気やADHDなどほかの障害がないかも診察します。

子供が学習障害だと思ったら相談が第一歩

このように見ていくと、実際には知的障害やADHDなどと明確には分かりにくところがあることも理解していただけたでしょうか?

また、男児の方が多く発症するために、女児の学習障害の発見は遅れるケースや気付かれないこともあるそうです。

学習障害の専門家は学校から紹介していただけることがほとんどです。
そして学習障害であれば、個別ケースで教育的対応を検討していく必要があります。

子供の能力にあった学習計画を作成しながら根気よく継続して治療していくことが必要です。
もし、子供のことで何か気付いたら、勇気がいることですが早めにまわりに相談しましょう。

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