脳の後遺症、最悪のケースでは死亡も…揺さぶられっ子症候群とは
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脳の後遺症、最悪のケースでは死亡も…揺さぶられっ子症候群とは

揺さぶられっ子症候群とは赤ちゃんが強く揺さぶられることで頭蓋骨の中で脳などが傷つく怪我です。深刻な後遺症を残したり、亡くなることもあります。それでは、どのくらい揺すると揺さぶられっ子症候群になるのでしょうか。

赤ちゃんを強く揺すると脳に障害が…

赤ちゃんを強く揺すると脳に障害が…

揺さぶられっ子症候群とは、乳児を強く揺すったことで、脳や神経に強いダメージが起こってしまう怪我のことです。

赤ちゃんの頭を強く揺すると、脳が激しく動いて頭蓋骨の中で出血を起こしたり脳が損傷して障害が起きます。一度傷ついてしまった脳は元に戻ることはありません。揺さぶられっ子症候群になった子供は、程度によりますが、知的障害や視力、聴力などの低下、重度の場合は重症心身障害が残ったりそのまま死亡するケースもあります。

揺さぶられっ子症候群は虐待によるもの?

揺さぶられっ子症候群の原因のほとんどは、虐待によるものです。乳児が泣いたり、思い通りにならないことに腹を立ててカッとなって強く揺さぶると揺さぶられっ子症候群になることがあります。

乳児にはどんなに腹が立っても、大きい子供にやるようにガクガクと強く揺すって叱責したりしてはいけません。特に首据わり前は大変危険ですが、首据わり後でも揺さぶられっ子症候群になることはあります。

カッとなって揺すってしまった…

知らずに強く揺さぶってしまったのですが、後遺症が残ったりしないか心配になることがあります。ぐったりしていたり、おっぱいを飲まなくなったり眠ってしまってずっと起きない場合は救急車を呼んでください。

うちの子、揺すると喜ぶんだけど…

うちの子、揺すると喜ぶんだけど…

あやすために揺することで揺さぶられっ子症候群になることはあるのでしょうか。
あります。

乳児の喜ぶ顔が見たくて、強く振り回したり、投げ上げる高い高いをしつこく繰り返すと、やはり揺さぶられっ子症候群になる可能性はあります。

また、乳児を放り投げたり、振り回すと笑うのは楽しいからではなく、恐怖で笑っているという説もあります。

ただし、常識的に考えられる揺すりや高い高いで揺さぶられっ子症候群になることはありません。
あまりに早い揺さぶり、頭を1秒間に3~4回以上揺するとか、あまりに長い揺さぶり、体を20分以上連続して揺するなどは危険です。

赤ちゃんは揺すったり高い高いをすると喜びますので、早いシェイクや長すぎるあやしは避けて普通に遊んでください。

ほかに、揺さぶられっ子症候群の危険は?

長時間ドライブしたために揺さぶられっ子症候群に?!

新生児を新生児用ではないチャイルドシートに載せて、長時間ドライブしたために揺さぶられっ子症候群になったという例があります。

ほかには、上の子が揺りかごで激しく長く揺すりすぎて、揺さぶられっ子症候群を発症した例もあります。
赤ちゃんの頭蓋骨や首、脳は未熟なものです。大きい揺すり、速い揺すり、長すぎる揺すりは厳禁です。

赤ちゃんがどうしても泣き止まない

子供のいない人の多くや新米パパママの一部の人は、赤ちゃんはあやせば泣きやむと思っています。これは間違いです。乳児はどうしても泣きやまないことがあります。
稀にそれ以外の原因もありますが、イライラして揺すって叱責したり、あるいは泣きやまそうと力づくであやすのが、乳幼児揺さぶられっ子症候群のほとんどの原因です。

「赤ちゃんは泣くのが仕事」と昔からいいます。お腹は空いていない、オムツも濡れていない、体調も悪くなく暑くも寒くもないのに、あやしても泣き止まない場合は無理に泣きやませなくても構いません。

また、揺さぶられっ子症候群の犯人はママだけではなく、パパであるケースも少なくありません。パパにも赤ちゃんは泣きやまないこともあること、強く揺することが脳に深刻なダメージを与えかねないことなどを伝えておきましょう。

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