腕が抜けた!子供に多い脱臼、肘内障になるのは大人のせい!?
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腕が抜けた!子供に多い脱臼、肘内障になるのは大人のせい!?

一番子供に多い脱臼は肘が抜ける怪我で肘内障といいます。大人が子供の手を無理に引っ張るとよく起きるので「肘引っ張り症」ともいわれます。肘内障の症状や後遺症、はめ方、予防法についてまとめました。大人のちょっとした注意が子供を守ります。

肘内障は親の責任!?

子供に多い脱臼と肘内障

最も子供に多い脱臼は肘の脱臼で、正式名称を肘内障といいます。幼児が整形外科や接骨院を訪れる怪我で一番多いといわれるほどありふれた怪我です。
「子供の怪我は親の責任」という言葉がありますが、いろいろな失敗をしながらやんちゃに成長していく子供のこと、多くの小さな怪我などは経験として仕方のないことです。

しかし、肘内障は異なります。別名を「肘引っ張り症」といい、多くのきっかけは大人が子供の手首や腕を無理矢理引っ張ったことによって起こるのです。なお、頻度は少ないのですが子供同士の遊びや本人の不注意などで肘内障になることもあります。

肘内障の症状は?後遺症は?

肘内障の症状や後遺症

肘内障は6歳以下の子供に多い病気です。正確には脱臼ではなく、不完全な脱臼で外れるのは肘の靭帯だけです。
話のできる年齢の子供だと腕が引っ張られた後、肘を押さえて痛がったり肘の痛みを訴えることができます。2歳以下の赤ちゃんの場合は言葉などで症状を訴えることができないので、腕が上がらなくなって痛がって泣く症状があったら注意してください。

子供の肘は一度外れると癖になって外れやすくなってしまいます。とても痛みますし、あまりに外れやすいと遊びや運動などを躊躇してしまう原因になって可哀相です。
ただし、小学校に上がるころには抜けにくくなり、通常後遺症はないので安心してください。

肘内障の治し方

肘内障は比較的簡単に治すことができます。子供の手のひらを上に向けて、片手で肘の上を持ち、もう一方の手で前腕を持って手首側にひねります。「クリン!」という音がして肘がはまります。最後に元通り腕が上がるようになったことをきちんと確認しましょう。

しかし、肘内障と自己判断しても本当は骨折や靭帯の損傷がある場合もあります。
また、子供は痛がっていますから、指示なく初めての肘内障をはめるのは素人には案外難しいものです。
整形外科や接骨院などを受診するようにしましょう。

肘内障を予防するには

子供の肘内障を予防

肘内障になったり、再発するリスクは大人が少し気をつけるだけで減らすことができます。
基本は大人のタイミングで子供の手首や前腕を急に引っ張るのをやめることです。

よくあるのが子供を叱ったり制止するときの事故です。子供がだだをこねたり、急に走り出しそうになったときに、子供の腕を大人がぐいっと引っ張ってしまうケースが多いのです。まず、こういう場合に持つのを手首や前腕ではなく、手にしましょう。また、イライラして腹立ち紛れに力任せに引っ張らないようにしてください。

肘内障は子供が引っ張られるのをわかっているときにはあまりおきないものです。引っ張る前に声をかけるようにしましょう。
大人と子供が遊んでいるときに肘が抜けてしまうこともあります。腕は子供が自分の体重で引っ張っているときはほとんど抜けないものです。
いくら喜んでも手首を持って子供を振り回すのはやめましょう。子供をくるくる回す遊びは、胴体を持ってするようにしましょう。

大人二人で両方から子供の手を握ってブラブラと浮かせたりジャンプさせるのも子供が好きな遊びです。この遊びをするときには手首ではなく手を繋いでください。大人がふいに浮かせて驚かすのはやめ、子供のタイミングでジャンプするようにしましょう。

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