救急車の半数は高齢者!かかる前にやっておくべき高齢者の熱中症予防とは
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救急車の半数は高齢者!かかる前にやっておくべき高齢者の熱中症予防とは

本人と周囲の人で気をつけたい高齢者の熱中症予防について。一番熱中症のリスクが高い年齢は赤ちゃんでも子供でもなく、実は65歳以上の高齢者です。高齢者が熱中症にかかりやすい3つの理由と、本人と家族で気をつけたい高齢者の熱中症予防3つのポイントをまとめました。

ショック!熱中症搬送の半数以上は高齢者!?

ショック!熱中症搬送の半数以上は高齢者!?

熱中症というと炎天下で作業をしている成人やスポーツをしている学童を思い浮かべる人も少なくありません。

しかし、意外にも熱中症患者や熱中症で救急搬送された人の約半数以上は65歳以上の高齢者なのです。熱中症での死亡事故も、よくニュースなどをチェックすると高齢者が多いもの。

実は高齢者は熱中症のハイリスク群なのです。

また、高齢者の熱中症は、真夏の炎天下での農作業などに限らず、室内でも、冬季でもよく起こります。

高齢者の熱中症予防は本人と周囲の人で

高齢者の熱中症予防は、できるだけ高齢者本人の注意と家族や周囲の人の気付きの2本柱で行いましょう。

高齢になると認知力も体力も落ち、本人の注意だけでは知らず知らずのうちに進行する脱水のサインに気がつかなかったり対応できない方もいます。

しかし、しっかりしている高齢者の場合は家族や周囲の注意だけでも、本人が熱中症対策を拒否したりこのくらい平気だとたかをくくることも少なくありません。

高齢者は何故熱中症にかかりやすいの?

高齢者は何故熱中症にかかりやすいの?

高齢者が熱中症になりやすい原因は3つあります。

水分量の低下

「人間の60%は水分でできている」という言葉がありますが、

60%というのは成人の平均値です。高齢者の水分量は50~55%ほどに低下しています。

ですから、若者に比べて喉も渇きにくく、気付いた時には既に熱中症になっていることが多いのです。

体力の低下

体力の低下

基礎体力や、体のさまざまな調整機能が低下しているため、熱中症にかかりやすく、また熱中症にかかった時に重症化しやすくなります。
血管や内蔵機能も老化しているため、脱水から来る心血管疾患や脳血管疾患などのリスクも上がります。

認知の低下

認知の低下

熱中症の初期段階で、「暑い」とか「喉が渇いた」と感じにくくなっています。頭痛やだるさなどの症状も、普段から似たような症状のある高齢者の場合対処が遅れることがあります。

気持ちが若い人の場合、つい若者に合わせて無理をしがちです。

汗をかきたくない、トイレが億劫と言う理由で水分補給を渋る方もいます。冷えるのが嫌、電気を使うのがもったいないという理由で冷房を拒否する方もいます。

ちなみに、実際は冷房ではなく、むしろ脱水症で手足の冷えがおきているのに、冷房のせいだと思い込んで冷房を拒否し、熱中症になる高齢者が増えています。

高齢者の熱中症予防

高齢者の熱中症予防で大切なのは、重度の認知症でない限り、まずご本人が正しい知識を得ることです。
その上でできる3つの対策があります。

こまめな水分と塩分の補給

こまめな水分と塩分の補給

高齢者が喉が渇いたと感じた時は既に熱中症の症状がかなり進んでいることがあります。

むくみやトイレ、汗などの心配より、熱中症の心配の方が大切です。喉が渇く前に、こまめに少量ずつの水分補給を心がけましょう。

天気に注意

天気に注意

高齢者は暑さや乾燥を感じにくく、悪い意味で我慢強くなります。

自分の感覚だけに頼らず、温度計や湿度計を部屋に置いたり、天気予報をよく見て温度や乾燥などに気をつけましょう。熱中症指数の高い日には不要な外出はなるべく避けましょう。

高齢者の熱中症は夏季に限りません。急に暑くなり始めた初夏や、乾燥する冬にも起こります。

環境や服装の工夫

環境や服装の工夫

嫌がる高齢者も多いのですが、熱中症指数の高い日には室内ではエアコンや扇風機を使用し部屋を涼しく保ちましょう。外出する時には帽子や日傘などを活用しましょう。

また、なるべく暑い時間の外出を避けましょう。服装は、ゆったりとした開きの大きい、天然素材のものがおすすめです。

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