「レントゲンは体に悪い」は本当?何回受けたら人体へ影響するか
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「レントゲンは体に悪い」は本当?何回受けたら人体へ影響するか

被曝するので、「レントゲンは体に悪い」と思われがちです。一生に何回かなら誰でも経験するでしょうが、病気や怪我で立て続けにレントゲンを撮るとなったら、放射量のことが気になるかもしれません。レントゲンは、何回くらい受けたら人体へ影響するのでしょうか。ご説明します。

身近なレントゲンですが

身近なレントゲンですが

東日本大震災による原子力発電所の放射線漏れによって、日本中の方が被曝の恐ろしさを痛いほど感じました。日本人なら今や放射能を気にしない人はいないでしょう。

震災をきっかけに原発について存在の有無を考えるようになったのは至極自然なことですが、こうなってくると、身近なレントゲンについても検査の際の被曝量が気になってくるところかもしれません。

レントゲンは体に悪いのでしょうか?何回くらい受けたら人体へ影響するのでしょうか?以下で詳しくご説明します。

レントゲンは体に悪いのかどうか

レントゲンは体に悪いのかどうか

レントゲンの検査で分かること

そもそもレントゲンの検査とは何でしょうか?

レントゲンとは、ドイツの物理学者が1890年代に発見した内部の状態を可視化するX線撮影のことです。電磁理論の実験化によってレントゲン電流という変位電流を発見し、放電管の実験をスタートしたことでX線を見つけました。それによりかなり分厚い本や硝子を透過することや蛍光物質を発光させること、放熱しないことなどが分かり、現在のようにフィルムなどへ検出して可視化できるようになりました。

レントゲンといえば、整形外科や歯科の分野で欠かせない検査です。検査をすると、四肢や頭部の骨折の有無、虫歯や親知らずの治療、肺がんのような肺病変、腸閉塞や尿路結石などについて診断できます。

また、CT検査も放射線を用います。CT検査は、やはり骨の状態を知るのに役立ちますが、レントゲン以上に精密で、360度、体を調べることができます。内部のあらゆる病巣を見つけることができ、早期がんなど小さな腫瘍の発見にも役立ちます。

ちなみに、このドイツの物理学者はレントゲンという名前で、むろん、自分の名前から命名したのですが、X線の発見によりノーベル物理学賞を受賞しています。レントゲンの発見はその後、人間の健康、ひいては人類の発展に多大な貢献をしています。レントゲン検査が出来なかったら、現在の医療の進化もなかったでしょう。そのくらいレントゲンの発明は人類に影響を与えています。

ですから、結論から言って、レントゲンを受けたことで人体に有害な影響はありません。ベネフィットこそあれ、リスクは極めて低いというのが答えです。

では、人体への影響がどれほどなのか、以下をご一読ください。

レントゲンの被曝量は0.05mSV

レントゲンの被曝量は0.05mSV

レントゲンの検査を受けた際に被曝する量は0.05mSVです。胃のバリウム検査は2mSVで、マンモグラフィーは0.1mSV、頭部のCT検査では多くて1.5mSV、最も高い胸部で7mSVくらいと言われています。

人間が日常生活で年間に浴びている量は2.4mSVほどで、東京からニューヨークへ飛行機移動した際の量は0.2mSVです。これは、レントゲン検査の4回分にあたるため、飛行機の方がよほど悪影響であることが分かります。それでも海外出張をし過ぎてがんになった、という話は聞かないですよね。いかに、レントゲンの検査が安全であるかが分かります。

また、検査はどれも一瞬で終わります。被曝するといっても本当にわずかな量なので、健康に害を及ぼすほどの影響はないと考えて良いでしょう。

被曝するといっても本当にわずかな量

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