がん検査に使われる腫瘍マーカーの数値について学ぼう!
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がん検査に使われる腫瘍マーカーの数値について学ぼう!

がんはこんなところにまでというように多くの種類があります。 その中には「腫瘍マーカー」といって、がん特有の物質を微量に出すものがあり、これが現在検査の場で使われています。 がんに注目が集まっている今、少し誤解されやすいと思われる腫瘍マーカーの数値について紹介します。

腫瘍マーカーとは

さまざまながんに注目が集まっている今、「腫瘍マーカー」という言葉を耳にするようになりました。

腫瘍ができたときに血液中に分泌されることがある微量の物質を腫瘍マーカーと言って、それを検出することでがんの存在や種類、進行具合などを知るための目印にしようというものです。

しかし、誤解の多いのがこの腫瘍マーカーの数値の見方についてです。

今回はどのように解釈すべきか、そもそも腫瘍マーカーとはなにか理解を深めていこうと思います。
腫瘍マーカーとは!?

日々新しい腫瘍マーカーが開発されている

腫瘍マーカーは主に血液中から検査ができるものになるのですが、いまがんの現場では検査のひとつとして使われるようになりました。

最新の研究もどんどん進んでいて、日々新しい腫瘍マーカーが開発されたり、別のがんの目印にもなることが新たに分かったりしているのが現状です。

例えば、大腸や膵臓、肺・胃・肝臓・前立腺など、女性特有のがんである子宮や卵巣がんなど発見に一役買っています。

ただし、腫瘍マーカーの数値だけでがんを診断しているわけではありません。画像診断など他の検査と組み合わせて診断していることを頭に入れておいてください。

早期診断に使えるかというとそうとは限らない

腫瘍マーカー自体、最近になって検査方法が進んで測定できるようになったものですが、それでも早期のがんや腫瘍がとても小さいときにはマーカーの数値が上がらないことが多いものです。

そういった意味で早期発見に使えるかというとそのような精度には至っていないのが現状です。

がんの化学療法や放射線療法が行われている患者の治療効果を見るためだったり、手術後の再発の経過観察に用いられていることもあります。

また、その数値が正常・異常の値を判断する基準値は測定方法や測定機器によって違ってくるのが普通なので、かかりつけの病院がどんな機器を導入しているかによっても違ってくることを理解してください。

早期はマーカーの数値が上がらないことが多いものです

腫瘍マーカーの数値の見方で注意するもの

腫瘍マーカー値が高いからといって必ずしもがんというわけではありませんが、中には基準値を超えるとがんの角度が高いPSAという前立腺特異的抗原という腫瘍マーカーもあります。

がんがなくても数値が高い人や、反対にがんがあるのに数値が上昇しない人もいます。

また、呼吸器疾患や子宮内膜症、自己免疫疾患などの良性疾患に対しても数値が上昇してしまう腫瘍マーカーも存在します。

一度の検査ではなく、計測を継続することで前回の値からの変化をチェックしていくことが必要になってきますし、複数の腫瘍マーカーを併用して精度を高めることもあります。

がんがなくても数値が高い人や、反対にがんがあるのに数値が上昇しない人も

喫煙者は禁煙してから検査することも

食事は関係ありませんが、喫煙者はCEAといった数値に影響することもあるので二週間ほど前から禁煙することがすすめられています。

このような生活習慣も検査結果に影響することもあり、腫瘍マーカーの注目すべきポイントは個人個人のケースで変わってきます。

人間ドックなどではオプションで腫瘍マーカーの血液検査が受けられるところもあります。

女性向けのおすすめとして、CEA(大腸がん)、CA125(卵巣がん)、CA19-9(膵臓・胆管がん)がセットになってスクリーニングをうけることもできるようになってきました。

人間ドックなどではオプションで腫瘍マーカーの血液検査が受けられるところも

しかし、腫瘍マーカーはあくまでも多くの検査方法のひとつで、医師によって画像診断などで総合的に診断してもらわないとがんのことはわかりません。

健康診断に腫瘍マーカーを追加するために高い金額を出すのであれば、他の検査方法を進める医師も少なくありません。
早期がんを発見できるというのは誤解ですし、腫瘍マーカーの数値の高い低いだけでがんの存在や進行具合を判断できるものではありません。

数値が正常域だったらがんじゃない、再発はしていない、がんがなくなったと思うのも誤解です。

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