肝臓検査の数値で、何がわかる?あなたの肝臓は大丈夫?
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肝臓検査の数値で、何がわかる?あなたの肝臓は大丈夫?

健康診断や人間ドッグを受診すると、肝臓検査の数値が出ますが、その数値が肝臓のどのような機能の値を示しているのか、理解していますか?肝臓は、沈黙の臓器と呼ばれるくらい、病気になってもかなり進行するまで症状が出ないと言われています。肝臓検査の数値を見て、肝臓の状態をチェックしておきましょう。

肝臓の検査を受けていますか?

「かんじん」という言葉は、肝心又は肝腎と書かれますが、これは人の身体にとって、肝臓、心臓あるいは腎臓が欠かせない臓器であることから言われているものです。中でも、肝臓には身体に取り入れられた栄養素を貯蔵・代謝したり、胆汁を生成・分泌をしたり、さらに解毒や排せつ作用をしたりするという、生きていく上で欠かせない機能があります。

しかし、沈黙の臓器ともいわれるように、肝臓は病気になっても、かなり進行するまで、自覚症状はあらわれないものです。肝臓の病気は、飲酒量が多い人がかかるものというイメージもありますが、そればかりではありません。定期的に健康診断を受けるのが大切なことは言うまでもありませんが、健康診断で出される数値の意味も理解しておきたいものです。

沈黙の臓器ともいわれる

肝臓検査の数値の意味と基準値。

ALTとASTの値が高いときは?

ALTとASTは、主に肝臓の中にある肝細胞の中で働いている酵素で、体内に吸収された栄養素をアミノ酸に変えて、身体を動かすためのエネルギーを作り出しており、肝臓が正常に機能しているときには、肝臓内にとどまっていますが、過剰なアルコールの摂取や食べ過ぎなどの障害があると、肝細胞が傷ついて血液中に流れ出してしまいます。

正常な数値は30IU/L以下で、これを上回ると、脂肪肝などの疑いがあり、さらに100IU/Lを超えるとウイルス性肝炎や肝硬変などが疑われることになります。

y-GPTの値が高いときは?

y-GPTも肝臓の中で作られる酵素で、エネルギーの代謝をしたり、タンパク質の合成や分解を行っていますが、アルコールを多量に摂取してしまうと、その処理のためにy-GPTの量も増えて、血液中にも流れていくことになります。

理想的には男性であれば50IU/Lまで、女性であれば32IU/Lまでの数値にしたいところで、これ以上の数値であるときは、アルコール性脂肪肝などが疑われますが、中には、アルコールを飲まないのにy-GPTの値が高くなることがあり、その場合は胆石で胆道がふさがれていることなどが考えられます。また、100IU/L以下であれば、アルコールの摂取を抑えることで正常な値に戻すことができるとも言われています。

血液検査

ALPの値が高いときは?

ALPは、多くの臓器や骨に含まれている酵素で、100IU/L ~325IU/Lが正常値といわれていますが、多くの臓器に含まれていることから、数値が高かった場合はALTやASTの値が高いかどうかも合わせて診断をします。ALPの値とともに、ALTやASTの値も高いときは、肝臓や胆道の病気であることが考えられます。

総ビルビリンの値が高いときは?

ビルビリンというのは、古い赤血球が壊される際にできる黄色の色素のことで、血液中から肝臓に運ばれ、最終的には排泄されるものであり、通常は血液中にはほんのわずかしかなく、正常値は0.2~1.2mg/dlとなります。総ビルビリンの値が高いときには、肝臓の病気が進行していることが疑われます。

LDHの値が高いときは?

LDHは、肝臓だけでなく身体の多くの場所で作られる酵素で、糖質をエネルギーに代える働きをしてるものであり、正常値は120~240IU/Lといわれています。LDHが血液中にもれるのは、肝細胞が壊されたときに起きることで、この値が正常値を越えている場合は、がんが進行していたり、転移性の肝がんなどが疑われます。

LDHの値が高いときは?

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