過少月経の治療にはどんな方法がとられているか
111views

過少月経の治療にはどんな方法がとられているか

過少月経の治療には、原因別にいくつかの方法があります。問題には原因を取り除くことが必要というわけで、原因別の治療法があるのです。ホルモン療法や手術など、ここでは原因別の過少月経の治療法を紹介しましょう。

過少月経の治療は2種類に大別される

過少月経の治療

過少月経の治療は、原因が器質性の場合と機能性の場合と2種類に分けられます。器質性とは子宮や卵巣自体に原因があることを指し、代表的なものでは子宮内膜症が挙げられます。子宮が癒着してしまう内膜症は、帝王切開や中絶、子宮発育不全、内膜炎などによって起こる傾向があります。人工的に子宮内を掻爬することによって生じることも珍しくありません。

一方、機能性では黄体機能に生じる問題が代表的です。女性ホルモンの分泌が低下してきたり、排卵が停滞してしまうような機能低下を招いて過少月経を引き起こすのです。それぞれの原因によって、治療法は違ってきます。過少月経はあくまでも現象の一つであり、その原因を取り除くことが問題の解決につながります。

子宮発育不全にはカウフマン療法

まだ10代の思春期であれば、子宮の発育が不十分でも不思議ではありません。しかし、年齢を重ねると次第にホルモンバランスも安定してきて、子宮も妊娠出産を可能にする状態へと変化してきます。成人になっても子宮の発育が不全な場合、過少月経の兆候が見られることがあります。この場合、カウフマン療法という治療法がとられます。

カウフマン療法では、月経のリズムに合わせて卵胞ホルモンや黄体ホルモンを人工的に充填します。月経のリズムが整えば子宮も正常に成長しやすくなるため、ホルモン補充で月経周期を一定にするのです。成功すれば、子宮の発育不全が改善して、月経血の量や期間が極端に少ないという現象は解消されてきます。

子宮癒着の治療は手術

子宮癒着の治療は手術

子宮が癒着している内膜症だと診断されたら、癒着を剥がす手術を受けることになります。癒着が解消したら、子宮に避妊リングを入れます。これにより、再び癒着が起こるのを防げるのです。また、女性ホルモンを人工的に補充することで月経を強制的に生じさせる方法もとられます。

子宮に避妊リングを挿入したら妊娠できないのではと、不安に思う人もいるでしょう。癒着防止のために挿入した避妊リングは、数ヵ月後には取り外すことができます。月経を起こすホルモン療法も行われるため、妊娠を目指すことは可能になります。他の状況より大変な治療法に感じられますが、子宮内膜症は不妊になる恐れだけでなく苦痛をもたらす病気でもあるため、早めに治療しておくのが一番です。

黄体機能不全にはホルモン療法

黄体機能不全にはホルモン療法

黄体機能が不全になっている場合には、排卵誘発剤の投与やホルモン療法が試みられます。ホルモン療法は子宮発育不全でも行われるカウフマン療法で、人工的に女性ホルモン2種類を補充することにより月経周期を整えるのが目的です。
女性の体は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌量を増減させることでバランスをとっているため、この調整ができなくなると健康面でも美容面でも支障が出てきます。精神的にも不安定になることが多いため、治療によってホルモンバランスが安定してくれば気持ちも落ち着くでしょう。

排卵誘発剤は、卵子を人工的に排卵させる薬です。ホルモン剤と同様、まずは少量から始めて様子を見ていくので、副作用が現れたら医師に相談して薬の量を調整してもらいましょう。薬を使うことに抵抗がある人は、生活習慣や食生活の改善をすることで、黄体機能をよく働かせるように目指すのも可能です。

PR