喉が渇く前に飲むとは言いますが、正しい水分補給とは・・・?
102views

喉が渇く前に飲むとは言いますが、正しい水分補給とは・・・?

夏に限らず、熱中症対策に「喉が渇く前に飲むように」と言われてきましたが、これには、科学的根拠に乏しいことがわかってきました。スポーツドリンクの飲み過ぎは、体にどんな影響があるのでしょう?予防のための水分補給とは?

喉が渇く前に飲むのは間違い?

喉が渇く前に飲むのは間違い?

そもそも、プロスポーツの世界で、運動中に喪失する水分やエネルギーなどを効率的に補充するために考えられたものなのです。

激しい運動によって、糖分と水分と塩分とカリウムが失われます。それを一度に補えるものはないかと考えられたのが、スポーツドリンクです。運動中にそれを飲めば、効率よく運動できるのではないかと研究されてきました。

プロの世界だけならよかったのですが、アマチュアにも広がってきました。メーカーの宣伝もぴったりはまったのでしょう。今では知らない人はいないくらいになりました。

スポーツドリンクの弊害

スポーツドリンクの弊害

「喉が渇く前に飲む」「水分だけでなく電解質も補給」といった情報が、科学的根拠に乏しいということが、イギリスの一流医学雑誌とBBCによる検証で判明しました。

スポーツドリンクの普及が広がりすぎていて、私たちはどうやら考えなおさなければいけないようですよ。スポーツによって失われた水分や塩分などを効率よく補充しようと考えられたものがスポーツドリンクです。

スポーツなどで体温が上昇しても、失われるのは主に水分なのです。血液中の塩分濃度はかなり高く、汗で失われても濃度は下がらないのです。補充すべきは、水分であって、塩分ではないのです。

塩分は、食事から摂取すれば十分なのです。脱水に鈍い高齢者であっても、食事が摂れるのであれば「喉が渇いたら、こまめに水分を・・・」で十分なようです。また、スポーツドリンクの飲み過ぎは、糖分の摂りすぎにも注意が必要になってきます。

喉が渇く前か渇いてから飲むか?の実験

喉が渇く前か渇いてから飲むか?の実験

自転車のタイムトライアルで、あらかじめ水分補給した場合と、喉が渇いたら飲む場合などとで検証をしました。結果は、多少の脱水、つまり喉が渇いたら飲むという方が成績が良かったのです。

多少喉の渇きがあった方が、運動効率が高まる可能性が高いのです。

正しい水分補給とは・・・?

正しい水分補給とは・・・?

人間の体の大部分は水分でできています。細胞や血液、体液、骨にも水分が含まれています。

それぞれが体に必要な働きをしてくれています。私たちは汗をかきます。運動をしていなくても汗はでます。すると自然と、喉が渇きます。そんな時に水を飲むのが大切です。

喉が渇かないのに飲むと、腎臓に負担がかかります。飲み過ぎるとむくみの原因にもなります。また、スポーツドリンクは糖分や塩分を摂りすぎてしまうので、あまりおススメできません。

脱水とはどんな状態か?

脱水とはどんな状態か?

喉の渇きをがまんしていると、脱水症状になることがあります。あるいは、炎天下での作業は熱中症になりかねません。

運動をして水分を補給しなければ同じことが起こります。症状としては、めまい、ふらつき、吐き気、頭痛などです。もっとひどくなると意識障害や痙攣などの症状がでることがあります。高齢者や乳幼児は注意が必要です。

ここまでひどくなってしまったら、体調回復のために、水よりも経口補水液がいいでしょう。スポーツドリンクでは糖分が多いのです。

最後に

渇いたら速やかに水分補給をしましょう。

運動をしたり、日中暑い中で作業をする時、必ず喉が渇きます。

渇いたら速やかに水分補給をしましょう。その前から飲む必要はありません。

ただし、熱中症は体温調節もできない状態ですので、経口補水液を飲むか、病院へ行く必要があります。それは特別の場合であって、ここでいう喉の渇きとは別です。

そんな時にスポーツドリンクを飲み過ぎると、逆効果になりかねません。特に糖尿病や高血圧の場合は危険が伴います。塩分も糖分も普段の食事が摂れていれば、十分なことを覚えておいてくださいね。

PR