コントロールできないって本当?!自律神経の役割と働き
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コントロールできないって本当?!自律神経の役割と働き

自律神経の役割は体を適切な状態に調えることです。自律神経には交感神経と副交感神経があり、この二つがシーソーのように働いて脈拍や血圧、発汗などで体の活動を助けたり、胃酸や唾液の分泌を促して消化吸収を助けたりします。基本的に自律的な神経ですが、呼吸法によってコントロールできるといわれています。

自律神経の役割

自律神経の役割

自律神経は体を調節する末梢神経の一つです。

基本的に意識しなくとも行える呼吸や発汗、脈拍の制御などを行う神経です。自律神経は生きる上で欠かせないほど重要で、複雑な人間の体の内部を調節に必要なものです。この自律神経は一つ神経ではなく、交感神経と副交感神経という二つの神経から成り立っています。そして、この二つの神経がシーソーのような働きをして体全体の調子を整えているのです。

交感神経の働き

Presentation

Presentation / jeanbaptisteparis https://www.flickr.com/photos/jeanbaptisteparis/4039400765/

自律神経の中で主に運動や行動など心身の活発な活動を助ける神経のことを交感神経といいます。

交感神経が刺激されると、気分が高揚したり、筋肉が緊張したり、また、心臓の鼓動が早くなる、気管支を拡張して多くの酸素を取り込めるようになるなど心身の状態を活動しやすくなります。交感神経が高ぶることで血圧が上昇したり、瞳孔が大きくなるなど見た目や数値としてその作用の大きさを知ることができます。

副交感神経の働き

副交感神経の働き

What a wonder it is to eat! / benklocek https://www.flickr.com/photos/benklocek/3398781323/

交感神経が活動を助ける神経とするなら、副交感神経は心身をリラックスさせる神経といえます。

副交感神経が刺激されると、脈拍や血圧が低下したり、気分が落ち着くようになります。生活の中では食事や睡眠中に副交感神経は優位になります。そのため、副交感神経が刺激されると胃酸や唾液が分泌されたり、腸内蠕動(ぜんどう)運動が活発になるなど消化を助けるさまざまな機能が高くなります。

自律神経がうまく働かないとき

自律神経がうまく働かないとき

自律神経は交感神経と副交感神経の二つが交互に、そして状況に応じて切り替わることで体を適した状態にすることができるものです。

そのため、どちらか一方だけが優位に働きすぎたり、あるいは適切な時間帯や状況に合わせて素早く切り替えることができないと日常の生活に支障がでることがあります。例えば、朝、交感神経が優位にならないとなかなか目覚めることができません。

また、夜に副交感神経が優位にならないとすみやかに入眠することが難しくなったりします。このように状況や時間帯に合わせて適切に自律神経がうまく働かないことを自律神経失調症と言います。

しかし、自律神経についてはまだ解明されていないことも多いため、大抵の場合には体の気質的な問題がない場合で体に様々な不調を抱える場合につけられる病名でもあります。自律神経の働きを健全にするためには生活習慣の改善のほか、飲み薬などで改善することができます。

実態が見えにくい病態のために心理的な病気と思われることも多くありますが、自律神経失調症は体の機能に関する問題であることが多くあります。

ただ、確立した治療法がないために寛解に時間がかかったり、原因不明の体調不良のために心身症を誘発することや、不安定な症状のために社会的な信用を失うこともあります。

自律神経はコントロールできない?!

自律神経はコントロールできない?!

一般的には自律神経は自分意志でコントロールすることができない神経と言われています。

例えば、じっと座っていて意志だけで汗をかくことは難しいことでしょう。しかし、自律神経をコントロールできるという方法はないわけではありません。自律神経を制御する方法として呼吸法があります。呼吸は意識しなくてもできることですが、意識して行うこともできます。

たとえば、呼吸数を増やす、減らす、一定時間呼吸を止めるなどの一定の呼吸法を10分程度行うことで自律神経に作用する呼吸ができると言われています。

例えば、副交感神経を優位にする方法として深く長い呼吸を繰り返したり、反対に交感神経を優位にしたいときには浅く速い呼吸を繰り返すようにすると自律神経をコントロールすることができます。

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