腎臓と泌尿器検査の数値の正しい見方と関係する病気
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腎臓と泌尿器検査の数値の正しい見方と関係する病気

健康診断へ行くと行われる腎臓と泌尿器の異常を調べる尿検査。しかし結果表で腎臓と泌尿器検査の数値をみてもいまいちピンと来ない人も多いと思います。しかし、健康診断の結果は異状を見抜くための大きな判断基準となります。腎臓や泌尿器の異常にいち早く気づくために診断結果の見方と疑われる病気を知りましょう。

健康診断でわかる腎臓と泌尿器管の病気

社会人になると多くの多くの人が経験する健康診断。

定期的に行われる健康診断や人間ドッグは、自覚症状が少なく自分ではなかなか気づかないような身体の不調を数値とともに把握することができるとても大切な検査となります。

そんな健康診断ですが、診断結果を正しく理解してみている人って少ないのではないでしょうか?

健康診断の結果って【異状なし】【異常あり】という結果は大きく書かれていますが、その他に書かれている数字やアルファベット、記号による数値の説明は不十分である場合がほとんどです。

しかし健康診断結果を見るときに、数値の読み方や意味を知っていなければ【異常無し】と診断されていても、治療が必要になる一歩手前のぎりぎりな状態である可能性に気づくことができません。

なかでも腎臓や泌尿器の異常は初期には無症状なことが多い上に、痛みなどの自覚症状が少ないため症状が進行してから発見されるケースが多い場所です。

そこで、健康診断でわかる腎臓と泌尿器検査の数値の正しい見方や、腎臓や泌尿器の代表的な病気の症状などを理解して、自分の体の異常になるべく早く気づけるようにしましょう。
健康診断でわかる腎臓と泌尿器管の病気

腎臓や泌尿器の検査の方法と結果の見方

健康診断で腎臓や泌尿器の異常を調べる基準となっているのは“尿検査”による尿の成分です。

健康診断にいくと初めに紙コップを渡されて採尿を促されますよね。この時に採尿した尿の成分によって腎臓や泌尿器の異常を診断。そしてその後、数値や記号化されて診断結果に記載されます。

そこで、気になる診断結果の正しい見方と結果によってわかることをまとめました。

腎臓や泌尿器の検査の方法と結果の見方

尿蛋白、尿糖、尿潜血反応の結果と考えられる異常

尿蛋白、尿糖、尿潜血反応この3項目の診断結果は基本的に +(陽性) と -(陰性) で表示され、正常値は-(陰性)、以下±(擬陽性)→+(弱陽性)→2+(陽性)→3+(今日陽性)と数字が増えていくにつれ症状が深刻になります。

・尿蛋白・・・尿蛋白の検査でわかることは腎臓や尿管、膀胱、腎孟、尿道などの尿路における障害の有無です。基本の診断基準で判断され正常値外の場合、腎臓の機能や尿道までの尿管に何らかの異常がある可能性があります。疑われる病気は腎炎、腎硬化症など。

・尿潜血反応・・・名前の通り尿に血液が混じっていないかを検査します。健康な人間の尿に赤血球が混じってしまうことは珍しいことではありませんが、その量が基準よりも多い場合、何らかの原因で腎臓から尿道までの尿経路のどこかから出血している可能性があります。疑われる病気は腎炎、尿路結石など。

・尿糖・・・尿の糖分濃度を調べる検査です。血液中の糖は正常な場合、尿細管という部分で吸収されて血液に戻るので尿に混ざることはありません。しかし、体内の糖分量が多くなり血糖値が高くなると尿細管で吸収しきれなかった糖分が血液に混ざりこみ尿糖となります。検査にひっかかった人の多くは糖尿病の危険性があります。疑われる病気は糖尿病、すい炎など。

尿蛋白、尿糖、尿潜血反応の結果と考えられる異常

尿比重、尿ウロビリノーゲンの数値と考えられる異常

・尿比重・・・尿にはとてもたくさんの物質が含まれています。その物質と尿の中の水分の比重を計測する検査です。尿比重が異常に高かった場合や低かった場合は腎臓の機能に異常がある可能性があります。診断基準は、基準値を「1.015 ~ 1.025」とし基準外を「~1.015(低値)」、「1.025~(高値)」とします。基準外だった場合に疑われる病気は、糖尿病、腎不全、ネフローゼ症候群など。

・尿ウロビリノーゲン・・・尿ウロビリノーゲンとは肝臓で生成される色素“ビリルビン”が腸内で腸内細菌によって分解された物質です。ほとんどは便と一緒に排出されるのですが排出されなかった分は再び腎臓へ戻り尿と一緒に排出されます。診断は、基準値を±(擬陽性)、+(弱陽性)とし基準外が2+(陽性)、3+(強陽性)です。この尿ウロビリノーゲンの数値が高いと肝臓の障害や溶血性黄疸の可能性があります。

このように、尿検査一つにいても普段は気づかない様々な不調を感じることができます。

最低でも毎年1度は健康診断で腎臓や泌尿器官の健康をチェックしましょう。

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