自閉症とは心の病気?治療すれば治るものなの?
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自閉症とは心の病気?治療すれば治るものなの?

自閉症とは後天的な病気ではなく、治療すれば治るというものでもありません。最近では自閉症と診断される人も多くなっています。ここでは自閉症はどんなものかや自閉症の人との接し方のポイントについてを解説します。

自閉症とは後天性の病気ではない

自閉症とは後天性の病気ではない

自閉症という言葉を見ただけでは、まるで心を閉ざしている病気のような印象を持ちがちですが、全く違います。先天性の脳機能障害による発達障害のことを「自閉症」と呼んでいます。

自閉症の人は増えている

自閉症の人は増えている

最近、自閉症という言葉を耳にする機会が増えた、聞いたことがあると感じるのは、自閉症と診断される人が多くなり社会でも注目されているためです。少し前の医学書には、自閉症はまだ珍しい障害とされ、1万人の中に5人ほどの割合と言われていました。

しかし現在では、明らかに自閉症とわかる子供の数だけでも千人に2から6人、程度の軽い子供まで含めると100人の中に1人いるほどになっています。

世間の自閉症についての誤解

 世間の自閉症についての誤解

後天的な要因により自閉症が現れたと勘違いして、「親が育児をさぼった」「DVDばかり見せているから」など育て方が悪いと非難する人がいますがそれは間違いです。また、いじめが原因で自閉症になったり、大人になったから治ったということもありません。

症状の現れ方はさまざま

コミュニケーションの障害

コミュニケーションの障害

1、2歳の頃に全く人見知りをしなかったり親の後追いをしなかったり、また逆に母親以外にはひどく人見知りをするような場合もあります。3歳くらいになってくると、たとえば幼稚園で周囲の子供に全く興味を示さなかったり一方的に関わりをもったりと、一言でまとめることはできません。

社会性の発達の障害

社会性の発達の障害

グループで遊んでいる時や生活する上での暗黙のルールに気づき、それを守ることができません。また、叱られている時でもどこか別のところに意識があり全く聞いていないこともあります。

しかし興味があることには非常に集中して取り組み、天才的な技能を発揮するすることも。

変化に対応できない

変化に対応できない

日常生活においての小さな変化にも対応が難しく、いつも同じであることを望みます。対応の仕方がひとつと決まらず、こうかもしれないしああかもしれないというあいまいな選択肢がある場合には混乱してパニックになることも。

自閉症の人との関わり方

自閉症の人との関わり方
言葉の裏やその続きをイメージすることが難しいため、例えばおもちゃの片づけをするよう指示する時は「片づけないとダメ」ではなく「おもちゃを片付けます」と行動を明確にして伝えると自閉症の人に伝わりやすくなります。禁止する言葉よりもやるべきことをはっきりと言葉にする方が混乱せずにすむのです。

指示はひとつずつ

指示はひとつずつ

例えばおもちゃを片付けながらテレビを見るような並行して行動することが難しいので、ひとつずつこなすようにします。

そのために、優先順位をつけてひとつずつ指示を伝え行動するようにしていきます。一度にいくつもの行動を伝えても混乱してしまい、ひとつもできなくなってしまうため優先するべきことから取り組めるよう促しましょう。

今のところ治す薬はない

現在の医療では自閉症を薬で治すことはできません。そのため、自閉症の人を無理に社会生活になじませようとするのではなく、周囲がサポートし社会に溶け込みやすくしていく必要があります。

また家族だけで悩まずに療育センターや自閉症に詳しい医療機関と相談し、関係する人たちと助け合って生活することが自閉症の人だけでなく支える家族の過ごしやすさにもつながります。

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