ものが大きく見えたり、小さくみえたりという不思議のアリス症候群とは?
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ものが大きく見えたり、小さくみえたりという不思議のアリス症候群とは?

子どもに多いという「不思議のアリス症候群」。ものが大きく見えたり、小さくみえたりするようです。アリスがお話しの中で、大きくなったり小さくなったりすることから名付けられました。では、原因は何でしょう?治療法はあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

ものが大きく見えたり小さくみえたりするのはなぜでしょう?

「不思議のアリス症候群」とは!?

子どもに多いといわれている、ものが大きくみえたり小さくみえたりする症状を「不思議のアリス症候群」といいます。

どうしてそのようにみえるのでしょうか?何か脳に異常があるのでしょうか?

わが子がおかしなことを言っていると思う前に、不思議のアリス症候群についてお話ししましょう。もしかしたら、あなたも子どものころこんな経験ありませんでしたか?病気なのかどうかはわかりませんが、詳しく見ていきましょう。

不思議のアリス症候群にはどんな症状があるのでしょう?

 アリスが大きくなったり小さくなったりという体験から名付けられた。

そもそもこの名称は、ルイス・キャロルの「不思議のアリス」の中で、アリスが大きくなったり小さくなったりという体験から、イギリスの精神科医が名付けたといわれています。どんな症状があるかあげてみます。

・自分の体が大きく感じたり小さく感じたりする
・体の一部が変形したような感覚になる
・見ているものが大きくなる
・時間が速く進んだり遅くなったりする
・色が本来のものと違って見える

などなどです。

具体的には、お母さんが自分より小さく見えたり、蚊が数十センチくらいに見えたり、天井が落ちてくると騒いだり、逆に遠くにみえて部屋が広く感じたり、とにかく理由もなく怖くて泣き出したりといったことがあるようです。

不思議のアリス症候群の原因は何なのでしょう?

原因はどこにあるのでしょうか?

不思議のアリス症候群の原因はどこにあるのでしょうか?

直接的な原因はわからないのが現状です。脳に関するところなので、難しいのです。

ヘルペスの一種EBウィルスの感染による中枢神経の炎症で起こる片頭痛やてんかんと深い関係があるということです。一番新しい研究では、精神病からくることもあるとのことです。

多くの場合は、数分で治まるような一過性のものです。子どものころによくみられても、大人になってからはほとんどないことが多いようですので、心配はないと思われます。

あまり頻繁に起きるようでしたら、病院で診てもらったほうがいいかもしれませんね。

EBウィルスって何?

発見者の名前Epstein Barrからそう名付けられたこのウィルスは、免疫細胞の一つに感染するヘルペスに似たウィルスです。伝染性単核症という病気をおこしますが、幼児期に感染しても症状が出ないことが多いようです。

特効薬があまりなく、自然に治ることがほとんどです。

不思議のアリス症候群の治療は?

不思議のアリス症候群は脳の病気です。受診は神経内科です。心療内科や精神科ではありません。

ほとんどの場合は、自然に治ることが多いので心配はいりません。片頭痛やてんかんにより起こる場合は、その治療が有効です。

片頭痛やてんかんがないのに症状が頻繁にみられるようでしたら、病院の神経内科を受診しましょう。心療内科や精神科へ行くと、別の病気にされてしまうので注意してくださいね。

最後に

不思議のアリス症候群は、子どものころに経験した人も多いと思います。今なんでもないのでしたら、大丈夫です。

この病気は、脳の領域の認知に関わる部分に異常があります。病名のものとなった作者ルイス・キャロルもこの病気の患者だったそうです。「ガリバー旅行記」の作者ジョナサン・スウィフトや芥川龍之介や樋口一葉も患者だったようです。作品からなんとなく想像できますね。

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