病気ではなく障害の一つ。自閉症の特徴は大きく3つ!
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病気ではなく障害の一つ。自閉症の特徴は大きく3つ!

自閉症の特徴には大きく3つあります。対人スキル、社会的認知能力、そして事物に対する強い執着心です。自閉症は病気ではなく、障害であるため治ることはありません。また、一人一人の症状の差や能力も大きくあります。そのため、周囲は柔軟な対応が求められます。

自閉症の特徴には大きく3つある

生まれつきの脳の機能が特徴的であるという先天的なもの

自閉症と呼ばれる症状があります。

これは病気のように思えますが、生まれつきの脳の機能が特徴的であるという先天的なものです。

とりわけ、問題行動として取り上げられるためにあまり良くないもの、という印象もありますが、実は多くの偉人は自閉症であった可能性が高いと言われています。

そのため、自閉症はそのものが問題ではなく、問題が発生する場合には自閉症の本人と他の人や社会制度などの間になんらかの問題があるということになります。

このような問題に対処するためには自閉症について、その特徴を知っておくことが大切です。具体的には自閉症には3つの大きな特徴があると言われています。

【1】感じ方や認知が異なる

感じ方や認知が異なる

自閉症は育て方や周囲の環境によって発症することはありません。

例えば、親のしつけやテレビやゲームのやり過ぎ、あるいは学校でいじめに合った、などの体験によって自閉症になることはありません。自閉症は生まれたときから自閉症です。

しかし、その言動が問題になるかどうかは周囲の対応や環境によって大きくことなります。画一的な教育や抑圧環境にあると自閉症の子は周囲と異なる言動を起こしたときに目立ちやすくなるため、このような教育環境ではとくに問題が大きくなりがちです。

自閉症の子どもは一般人に比べて、異なる見方で社会を見ています。例えば、人と目を合わせようとしない、社会的ルールの習得が遅いなどです。また、状況を把握する力も乏しい場合があり、注意されても悪気を感じなかったり、笑ったりするという適切な感情表現ができない場合もあります。

自閉症という言葉のイメージによって自閉症の人は引き込もっていたり、他人とコミニュケーションを取りたがらないという印象もありますが、実は自閉症でも普通に人と話すことはできます。ただし、人との距離の取り方がわかっていないことが多く、人と関わりを持ちたくないという態度をとる一方で過剰に人を関わるという症状がでることもあります。

【2】聴覚より視覚が得意

聴覚より視覚が得意

自閉症の子どもは知的な遅れがある場合とそうでない場合があります。とくに自閉症以外に他の障害を併発している場合には知的な問題がある場合が多くあります。

しかし、自閉症のみの場合には知的にはむしろ優れていると思われる面が多くあります。とくに学校教育の中では問題なく、高学歴な自閉症の人も多くいます。聴覚よりも視覚的な認知が優れているので目で見て考えたり、記憶することは常人よりも優れていることが多くあります。

主に芸術や数学の分野の理解力は高いことが多い一方で、言語能力が低く、適切ないいわましができなかったり、ボキャブラリーが貧困になることもあります。

ただし、言葉に興味をもって小学生のうちから漢字検定1級を取得することもあるなど症状や機能については個人個人の能力差が非常に大きく存在します。発揮する能力に差がある上に、その能力以外でできること、できないことの差も大きいため周囲の対応には柔軟さが求められます。

とくに問題が大きいと言われるコミニュケーションの障害でも周囲がその自閉症の人の特徴を把握することで社会生活が問題なくできることも少なくありません。

【3】強い興味や関心を持つ

強い興味や関心を持つ

自閉症の大きな特徴の一つに何かに強いこだわりを見せることがあります。

同じ動作を繰り返したり、同じ順序で物事を進めたいと思う気持ちが強くあります。

この関心が社会的に良いとされている音楽や絵画などの芸術的なセンスに結びついたり、学術的な興味である場合には幼くして大人以上の技量や知識を持つ可能性があります。

ただし、社会的に何かの役に立つ可能性が少ない言動については、それを抑制すべきなのか、奨励すべきなのか、という対処法については未だにわかっていません。

しかし、自閉症の人は好きなことができないという環境に置かれると暴れたり、症状が悪化することもあるため、ある程度の自由を与えることが最終的には望ましい結果になるとも言われています。

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