高熱で幻覚が見えるという子どもに対する親の対処法について
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高熱で幻覚が見えるという子どもに対する親の対処法について

高熱を出すと、幻覚が見えたり幻聴が聞こえたりすることがあります。おおむね幼稚園児くらいの子どもに多いようです。「熱せん妄」とも呼ばれています。どんな症状があるのでしょうか?そんな時、親としては何をすればいいのでしょうか?

なぜ高熱で幻覚がみえたり、幻聴がきこえたりするのでしょう?

なぜ高熱で幻覚がみえたり、幻聴がきこえたりするのでしょう?幼稚園児くらいの子どもに多いという「高熱で幻覚がみえる、幻聴がきこえる」という症状を「熱せん妄」といいます。熱せん妄の症状にはどんなものがあるのでしょうか?わが子が熱せん妄になったときに親はどうすればいいのでしょうか?詳しくみていきましょう。

熱せん妄の症状について

熱せん妄の症状について
小さいお子さんをお持ちのお母さんで、高熱のせいで幻覚が見えたり、幻聴が聞こえたりしているお子さんを看病した経験をお持ちの方いらっしゃることと思います。

この熱せん妄の症状は、虫が見えたりお化けが見えたりとやたら怖がることが多いようです。なかには、マッチ棒が大きくなって自分に降りかかってくるという子ども、逆に大好きな友達と遊んでいるような様子の子ども、お母さんの髪の毛を引っ張ったり、ボールペンを食べようとしたり、意味のない言葉の羅列等々さまざまです。

なぜ異常行動が起こるのでしょうか?

発熱でどうして異常行動が起きるのでしょうか?

熱が高くなると、大脳で温度が上昇します。すると、大脳が「暑いから助けてほしい!」と脳細胞から化学物質を放出します。その化学物質は、ノルアドレナリンやドーパミンといった神経伝達物質なので、複雑な精神神経症状が出てしまうのです。

そして、今の自分のおかれている状況を理解する機能(認知機能)に障害がおこり、幻覚や錯乱、不安、苦悶といった症状が現れてきます。脳波も睡眠中のような状態になるため、不思議な体験をしたという子どもが多いようです。

わが子が熱せん妄だと思ったらどうしたらいいでしょう?

高熱が出たらすべて熱せん妄になるわけではありませんが、親としては注意していることが大事です。特に夜は、ご主人と交代で様子をみるようにしたほうがいいでしょう。夜中に起こることが多いです。

もし、熱せん妄のような症状が出たら、まずは落ち着きましょう。解熱剤と水分を十分に飲ませてあげて、お母さんが抱きしめてあげてください。

徐々におさまってくればいいのですが、それでも続くようでしたら、お医者さんに診断してもらうのがいいでしょう。夜間救急があればすぐに連絡、あるいは救急車を呼びましょう。おさまるようなら、あまり心配はないようです。

なかなかおさまらない場合は?

他の病気ならば調べればわかります熱せん妄は、これといった対処法もなく、解熱剤と水分でということでしたが、他の病気がかくれている場合もあるかもしれません。

インフルエンザやヘルペス、ウィルス性の脳症などがまれにあります。あまりに症状が治まらない場合には、脳波やMRIをとるとわかります。熱せん妄は原因がわかりませんが、他の病気ならば調べればわかります。

最後に

なかなかおさまらない場合は?熱せん妄についてみてきました。高熱によるさまざまな症状がありましたね。幼少期によく現れますが、思春期までつづく場合もあるそうです。

心配なら医療機関での検査などで、医師の診断を受けた方がいいでしょう。他の病気ではなく、熱せん妄なら、これといった治療法がないので、家庭での正しい対処法を覚えておいてください。

まず、親御さんが慌てないことです。高熱が出たら、ご両親でよく様子をみましょう。解熱剤を飲ませてもいいでしょう。そして、水分をたっぷり飲ませてあげましょう。

最後は、お母さんの愛情です。こわがる子どもをしっかりと抱きしめてあげることが大切です。

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