レベルに合わせた火傷の処置方法!火傷の深さと治療について
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レベルに合わせた火傷の処置方法!火傷の深さと治療について

火傷の処置方法をレベル別に紹介します。自分で処置できるものもあれば、医療機関を受診したほうが良いケースもあります。まずは火傷の種類を知り、それに合わせた治療方法を覚えるようにしましょう。措置はできるだけ早く行うことです。

まずは火傷のレベルを知ってみよう

病院に行く必要がある火傷のレベルをしろう

まずは火傷の処置方法の前に、火傷がどのレベルなのか知識として覚えておきましょう。自分で手当てをしてもよいレベル、病院での処置が必要な状態にわけることができます。どのくらい深い火傷だと危険性が高いのか?そしてどのくらいの広さがあるとダメなのか知っておくと良いでしょう。

火傷のレベルについて

火傷は深さからⅢ度までわけられています。どのくらい深いのか、どのくらいの時間熱にさらされていたかで変わってきます。

・ Ⅰ度
火傷はまだ皮膚の表皮に留まっています。皮膚が赤くなり、ヒリヒリした痛みを持ち赤身があります。日焼けもⅠ度の火傷の部類に入り、跡が残らないごく表面の火傷のことです。ストーブなどに短時間触れた場合も、直ぐに冷やせばⅠ度で済みます。

・ Ⅱ度
表皮の浅いものから深いところまではⅡ度になります。痛みが強く水ぶくれができる時にはこのくらいのレベルだと思ってください。ほとんどは跡が残りませんが、直ぐに処置できなければ色素沈着が残ることがあります。ただし深いところまで火傷が進むと跡は残りやすくなります。

・ Ⅲ度
痛覚が麻痺し痛みが無いこともあります。皮膚が白く変化し壊死しているところがあります。こうなると重症化でケロイドになるため注意しましょう。

火傷の広さについて

火傷は子どもと大人ではその広さで重症度が異なります。大人は9の法則で考えられます。頭が9%、体の全面部が9の2倍の18%、片脚が9%などと数えます。合計で15%~20%程度熱損傷すると重症化していると考えられます。
一方子どもの場合は5の法則が使われます。頭が15%、片腕が10%、体の表面が20%など大人より数値が高くなっています。更に幼児になればもっと数字が高くなるため、狭い範囲でも重症化することがあるため注意しましょう。

火傷のレベルに合わせた処置

火傷はⅠ度程度なら自分で処置しても大丈夫です。しかしⅡ度やⅢ度になってくると、火傷の跡が残ったり、皮膚の損傷が酷く皮膚移植が必要になることもあります。場合によっては熱損傷が激しく、体の水分が不足することもあります。自分で対処できるのはⅠ度まで、それ以降は医師の診察を受けると安心です。

軽い火傷なら直ぐに冷やす

軽いやけどならすぐ水道水で冷やす

火傷をしたらとにかく水道水で冷やします。明らかに火傷が軽いなら、よく流水で冷やせば跡が残ったり、水ぶくれになることはありません。目安としては10分以上流水で冷やし続けます。近くに水が無ければアイスノンで冷やすのも有効です。

火傷が酷くなりそうなとき

広範囲を火傷したり、深い火傷になりそうな場合も直ぐに流水で冷やします。服の上から火傷をした場合は、皮膚が溶けて服がくっついていることもあります。無理に剥がそうとせず、服の上から十分冷やしてください。
もし体の大部分を火傷してしまった場合は、シャワーを使って水で冷やしましょう。子どもなら浴室や洗面器に水を張り体を付けるのもいいです。Ⅱ度くらいになる場合は20分を目安に冷やし続けます。
冷やした後に水ぶくれができたら潰さず、ワセリンで覆い「湿潤療法」で治療します。このほうが火傷した部分がかさぶたにならず、傷跡が残り難いのです。ワセリンをたっぷりと塗ったら、ラップで覆い患部を乾燥させないようにします。
もし痛みが強い場合や、火傷が深いと思われる場合は無理せず医療機関を受診してください。

重症化した場合の火傷の治療

重篤化した火傷の処置

子どもの場合体の10%が熱損傷するだけで危険性が高まります。大人よりも狭い範囲で重症化しやすいため注意してください。腕の一部が火傷を負った場合でもその範囲が大きいなら、直ぐに医療機関を受診しましょう。重症化した場合は次の2種類の治療が進められます。

・ 全身的処置
血圧が異常になりやすく直ぐに点滴治療が開始されます。喉や気管が熱損傷した場合、気道を確保しチューブで呼吸をしやすくします。広範囲の火傷の場合高カロリー栄養をチューブなどで補給することがあります。

・ 局所治療
火傷のⅡ度以上は処置が必要となります。軟膏などで覆った上で保存的に治療します。Ⅱ度の治療でも跡が残れば皮膚の一部を切除し、新しい皮膚を移植する方法が取られます。皮膚は自分のものを使うほか、他人の皮膚を移植する方法もあります。

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