アルコール依存症の再発を防ぐために、知っておきたいこと
317views

アルコール依存症の再発を防ぐために、知っておきたいこと

アルコール依存症の再発率はとても高く、70~80%とも言われており、再発を防ぐためには徹底した断酒を実行していくしかありません。再発を防ぐためには周囲や家族の協力が欠かせませんが、何より大切なのは、本人が自分の状態を客観的にみて、治療に取り組むことができるようになることです。

アルコール依存症って、どんな病気?

特別な人だけが、かかるわけではない

アルコール依存症と聞くと、特別にお酒が好きな人だけがかかる病気であって、自分には関係ないものだと考える人も多いでしょう。しかし、アルコール依存症は、その人の性格や意志の弱さからかかってしまうものではなく、飲酒する人であれば、男女を問わず、誰もがかかる可能性のある病気だということを、まず覚えておきましょう。

身体の中の酒量が減少してくると、離脱症状と呼ばれる状態が起きますでは、普通にお酒を飲む人と、アルコール依存症の人の違いは何なのでしょうか。アルコール依存症は、毎日飲酒する習慣から、身体にアルコールに対する耐性ができてしまい、少しの量では酔うことができなくなり、飲酒量が少しずつ増えていくことから始まります。だんだんお酒を飲む量や飲む時間を気にしなくなり、飲酒が原因で日常生活や社会生活に支障をきたすようになっても、自分の意志で飲酒を制限することができず、起きてから寝るまでお酒を飲むようになることもあります。さらに、アルコール依存症になると、身体の中の酒量が減少してくると、離脱症状と呼ばれる状態が起き、手が震えたり、眠れなくなったり、イライラしたり、寝汗をたくさんかくようになったり、幻覚や幻聴が起こることもあります。

アルコール依存症の治療

アルコール依存症の治療アルコール依存症の治療は、本人がアルコール依存症であることを自覚し、治療を始めるという意志を持つようにさせることから始まります。治療のためには、完全な断酒が必要ですので、入院をして治療を行うケースが多く、心身を健康な状態に戻すとともに精神療法なども行います。

アルコール依存症の再発率は高い

たとえ一口でも、飲酒しないことが大切

治療を受けて、心身ともに回復しても、アルコール依存症は、とても再発率の高い病気であることを忘れてはいけません。少しくらいなら大丈夫と、ほんの一口お酒を飲んだことがきっかけとなってしまい、簡単に再発する恐れがあるのです。中には、退院直後に、気分が解放的になり、飲酒をしてしまう人もいます。
ほんの少しであっても、飲酒をしてしまうきっかけを作らないためには、空腹の時間をつくらない、疲れを残さないなどということに気を付けることです。疲れを感じたときには、つい飲酒をしたくなってしまいますから、マッサージをうける、ゆっくりとお風呂に浸かる、アロマで気分を癒すなど、自分なりの疲れをいやす方法を考えておくようにしましょう。
また、怒りを覚えた時、孤独感にさいなまれた時なども、ついついお酒に手が伸びてしまいがちです。感情を一人で抱え込まずに、相談できる人に話す、また孤独にならないためには、同じ病気で苦しんでいる人たちのグループ活動などに参加し、思いを共有するなど、対策を考えたいものです。

再発を防ぐために

アルコール依存症の再発を防ぐためには、治療をするときと同様に、本人のしっかりとした意志が何よりも大切になりますが、それには、同じ病気と闘っている人たちで作っているグループ活動に参加することも、大きな助けになります。また、飲酒の機会につながるようなものには、できるだけ近寄らないように心がけ、できれば専門医の治療を定期的に受けることが望ましいものです。
また、アルコール依存症の患者を支える家族も、アルコール依存症に対する正しい知識を持つことが重要ですから、保健所や医師に相談をして、専門家の講義などを受ける機会をもつようにするといいでしょう。断酒をしてアルコールから決別することで、社会復帰をし、家族や周囲の人間関係も新たに築きあげ、新しい自分に生まれ変わることを目指しましょう。家族や周囲の人間関係も新たに築きましょう

PR