アルコール依存症とは?いつでもやめられる、と思うなら、もう病気です。
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アルコール依存症とは?いつでもやめられる、と思うなら、もう病気です。

アルコール依存症とは、どのくらい飲酒するとなるのでしょうか?実は意外なほど少ない量でもなってしまう事もあり、自分の意志ではアルコール摂取のコントロールができない状態なんですよ。最近では女性も増えているとか。

アルコール依存症とは?

自分は大丈夫、と思ってませんか?

アルコール依存症とはどのようなイメージですか?朝からお酒を飲んでだらしのない人、という感じではないでしょうか?でも、この人たちは重度の人。実は予備軍の軽度の人はたくさんいるようなのです。
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どのくらい飲むとなるのでしょう?

いわゆる「飲みすぎ」というのはどのくらいの量のアルコールを飲んだ場合をいうのでしょうか?

厚生労働省の資料によると、アルコール依存症にならないであろう、適度な飲酒は、成人男性で大体1日ビールにして500ml。ロング缶1本ですね。女性の場合は、男性に比べてアルコール分解速度が遅いので、同じ体重で考えても、男性の1/2から1/3が適切な量といえるようです。

1日350mlの缶ビール一本以下を目安にするといいようです。この量の3倍以上を飲むと飲みすぎとされ、アルコール依存症になるリスクが高くなります。

この量って、飲み会などでは、お酒が弱い人でなければ、楽しく飲める量ですよね。でも毎日毎日、この量を飲んでしまうとアルコール依存症に近づいているのです。

飲みすぎの状態が続くと女性は10年ほどでアルコール依存症に進行するそうです。

増えていくお酒の量

コントロールできないのが、依存症

アルコールに関しては、飲める量に個人差があるのは、周知の事実。しかし楽しくお酒を飲める人ほど、いつの間にか依存してしまっているかもしれません。

アルコール依存症とは、ちょっとだけ、と思っていたのにやめられなくなってしまったり、家にお酒のストックがないと不安になったり。

飲むべき場所、時間ではないのに、飲んでしまったり、断続的であっても連続して飲んでしまう状態が続くなど。

いつでもアルコールはやめられる、と思っているけれども、実際には毎日飲んでしまう。

このように自分をコントロールできなくなったら、その量にかかわらずアルコール依存症と言えます。家族、友人に指摘、叱責されても、自分がアルコール依存ではない、と思っていることも特徴です。

このあたりで今日は飲むのをやめよう、と思い実際にやめられるのならば、アルコール依存症ではなく、ただの大酒のみです。

悩む女性

飲んでいないと体に不調が

アルコール依存症が進行すると、アルコールが抜けたときに、脳が、「体内にアルコールがないのは正常ではない」と誤解して、体に不調が現れます。例えば、手のふるえ、大量の汗、脈が早くなる、吐き気、嘔吐、下痢、イライラ、うつ、幻聴、幻覚など。

そしてこれらの症状を抑えたくてまた飲んでしまうという悪循環になります。またアルコール依存症が原因で、肝炎や脂肪肝、膵炎などになる場合も多いです。

アルコール依存症の人は体調が悪くなってもお酒をやめられないのが特徴です。またお酒を飲んだことを後悔もしますが実際にはやめられません。飲酒運転や人に暴力をふるったりなどの被害が出る前に、専門機関での治療が大切です。

飲んでいないと体に不調が

なってしまったら断酒しかない!

アルコール依存症は、早期に治療を開始すれば効果がありますが、断酒が基本です。0か1かの世界。依存症の手前できちんとした対策をとれば、減酒でも回復が可能です。

入院と精神的治療が大切

一人でお酒をやめられればこんなに楽な事はありません。しかし実際には困難だからアルコール依存症になってしまったわけで、日本では入院治療が基本です。

入院して、まずは体に起きている不調を治療し、本人がアルコール依存症だと認識し、断酒するのだ、と決心するよう、精神療法がおこなわれます。抗酒薬の投与もしますが、何より本人の自覚が大切です。入院中は断酒できても、退院後に飲酒をまたしてしまっては意味がありません。

そのために退院後のケアも必要です。一か月先、一年先までの断酒をいきなり突きつけられても、なかなか断酒はできません。世の中には誘惑がたくさんありますから。まずは今日一日は飲まない、という積み重ねが、アルコール依存症から抜け出す鍵です。

入院と精神的治療が大切

女性患者が増加中

ここ10数年で、アルコールの国内消費量は減っているのに、女性のアルコール依存症患者は、2倍に増加したそうです。

女性の社会進出が進み、飲酒の機会も増えたことと、外で働いてもなお家庭での家事、育児、介護の負担は減らないことからのストレスの増加も飲酒を促進していると言えます。

キッチンドランカーは外部からは分かりづらいので、気づかれたときはかなり進行している場合も多いよう。もしかしたら、と思う方、気を付けましょう。

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