花粉から逃げ出したい人へ。沖縄は花粉症がないって本当?
85views

花粉から逃げ出したい人へ。沖縄は花粉症がないって本当?

周りをみるとみんなマスクだらけの日本の春。花粉症対策グッズも次々と開発、発売されていますが、この時期になると花粉症と無縁の地域・沖縄に逃げてしまう人もいるんです。それは沖縄は花粉症がないといわれているからです。沖縄では本当に花粉症がないのでしょうか?また日本では沖縄だけ花粉症がないのでしょうか?

春のイライラである花粉症

もはや国民病と言ってもいい花粉症。最近では春先だけではなく秋、または1年を通じて花粉症だ、という方も多くなってきました。国民の約30パーセントが花粉症で、東京、埼玉、神奈川など都市部では平均よりも発症している割合が高い事が分かっています。

沖縄は花粉症がないって本当?

スギ・ヒノキ花粉が飛ばない地域がある?

マスクや眼鏡で自衛ずるために、毎年、毎日のスギ花粉の飛散情報をチャックすることはもはや常識かもしれません。でも全国地図の中に、情報が上がっていない地域があるのをご存知ですか?

沖縄は花粉症と無縁?

花粉情報が発表されていない地域、それは沖縄です。

花粉情報が発表されていない地域、それは沖縄です。日本には約450万haのスギ、約250万haのヒノキがあり、総面積の18パーセントをしめます。しかし「都道府県別スギ・ヒノキ人工林面積」という林野庁の資料によると、平成24年の情報で、沖縄にはごくわずかにスギは存在していますが、他の県に比べると桁が違います。

沖縄では県全体の森林面積に対してスギ・ヒノキの割合は0パーセントと算出されています。花粉の量が多い地域とされる静岡は50パーセント、佐賀では64パーセント、高知62パーセント、奈良、和歌山では59パーセント、東京では40パーセント、神奈川36パーセント、という結果になっています。

森林部、都市部では、面積や飛散量、花粉症の重症度は違うかもしれませんが、いずれにせよ、スギ・ヒノキがないという事は花粉が飛んでいないという事で、沖縄は花粉症とは無縁である、といえますね。

花粉はどのくらい飛ぶの?

家の前にスギの木がなくとも飛んでくる

花粉が厄介なのは、家の前にスギの木がなくとも飛んでくる、という事です。

スギ花粉の大きさは直径約0.032mm、12ナノグラムで非常に小さく軽いものです。この花粉が夜には50㎞から60㎞、昼間は太陽の日射によって発生した上昇気流に乗って、なんと500㎞以上も移動することがわかっています。

でもさすがに、九州から沖縄までは飛んできませんね。

沖縄だけ花粉症がないの?

日本で花粉症がないのは、沖縄だけでしょうか?

前出の「都道府県別スギ・ヒノキ人工林面積」には、もう一つ、スギ・ヒノキの割合が少ない地域があります。それは北海道で1パーセントです。北海道の気候はほぼ全域が亜寒帯でスギ・ヒノキの生息に適していないのですね。ですから、スギ・ヒノキに関しては北海道にも花粉症はありません。

しかし、近年では、北海道都市部でシラカバ花粉症が確認され、北海道立衛生研究所では90年代後半からシラカバ花粉の飛散観測を始めています。実は沖縄にもモクマオウ科花粉症というものがありますが、罹患率はかなり低いと言われています。

花粉から逃げよう!

花粉症の問題が重視されるようになってから、避暑ならぬ避花粉のため、旅行やプチ移住、さらには定住までする傾向もあります。花粉症の人も、スギ・ヒノキ花粉のない地域に行くだけで、飛行場に降り立った瞬間からマスクが必要ではなくなり、快適に過ごせます。

また、3-4日の滞在だけでも症状がすっきりと改善され、花粉のある地域に戻ってからもしばらくが症状が緩和されている事があり、今、北海道や沖縄でもそれを検証しようと、モニターツアーなども企画運営されています。

島にも注目

長崎県全体ではスギ・ヒノキの影響がありますが、平戸市の離島・的山大島におけるスギ・ヒノキの割合は、北海道に次ぐ数値、たった1~3%程度です。こちらでも、「避粉地体験ツアー」が計画され参加者から好評でした。

老後には、、、、

このようなツアーでは、過去には10名の募集に対し300名近い方が応募するなど、注目の度合いが分かります。重症の方では花粉シーズンごと移住してしまう方もいるほどなんですよ。会社勤めだとなかなかそのような暮らしは望めませんが、リタイア後に移住するのもありかもしれませんね。

PR