花粉症の治療方法は数十種類?最新の減感作療法、筋肉注射から民間療法まで
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花粉症の治療方法は数十種類?最新の減感作療法、筋肉注射から民間療法まで

今や国民病といわれているスギ花粉症の治療方法は数十通りにも及びます。標準治療である抗ヒスタミン薬から、芸能人に人気のステロイド注射、アスリートに人気のレーザー治療、唯一の根治療法の減感作療法までそれぞれの特徴をあげてみました。

万人に効く花粉症の治療方法はない!?

万人に効く花粉症の治療方法はない!?

日本人の10人に3人はスギ花粉症だそうです。その治療法は何十通りにも及びますが、万人に効く花粉症の治療方法は存在しないといわれています。
自分に合った花粉症の治療方法を見つけられたら良いのですが、どんな治療方法があるのでしょうか。

抗アレルギー薬

花粉症に一番効く可能性の高い、標準的な治療法は抗アレルギー薬の服用です。
抗アレルギー薬にもさまざまな種類や薬の形状があり、どれが有効かは個人の体質や病状によって異なります。

第二世代抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)

第二世代抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)

花粉症と診断されて医療機関でまず処方されることが多いのが、第二世代抗ヒスタミン薬です。
花粉が鼻や目、肌などに触れると、脂肪細胞がヒスタミンという炎症物質を分泌して、鼻水やくしゃみ、鼻づまり、涙といった症状を引き起こします。このヒスタミンを抑えるのが抗ヒスタミン薬で、第二世代抗ヒスタミン薬は2週間ほどかけて穏やかにヒスタミンの分泌を抑えます。即効性はありませんが副作用が少ないのが特徴です。

第一世代抗ヒスタミン薬(抗ヒスタミン薬)

第二世代抗ヒスタミン薬に比べ、即効性があるのが第一世代抗ヒスタミン薬です。処方薬の他に、薬局で市販薬としても売られています。即効性が高く症状が出てからの対処療法として使えますが、眠気などの副作用がでやすいデメリットもあります。

ステロイド薬

ステロイドはアレルギーの症状を局所的に強力に抑えます。

ステロイド点鼻薬・ステロイド点眼薬

抗アレルギー薬だけで花粉症が抑えられず、鼻炎や結膜炎の症状が強いときにステロイドの入った点鼻薬や点眼薬が処方されることがあります。鼻や目などのつらい症状だけを強力に抑えます。

ステロイド内服

重症の花粉症の場合、一度に症状を抑えこむためにステロイドの内服薬が処方されることもあります。短期間の服用や重大な症状が出た場合の頓服薬として処方されるのですが、副作用の心配もあります。用法や用量を守って使いましょう。

ステロイド筋肉注射

 

ステロイド筋肉注射最近話題になっている花粉症の治療方法がステロイドの筋肉注射です。筋肉注射は作用が長く1回の注射で数週間効果が持続します。このため、多忙な芸能人などに人気なのですが注意も必要です。ステロイドであるため強い副作用の危険があります。妊婦やドーピング検査のある競技の選手には使えません。抗アレルギー薬が効かない人などの最終手段として慎重に扱うことが望まれます。

レーザー治療

薬の飲めないアスリートなどに人気の治療法がレーザー治療です。鼻の粘膜をレーザー光線で焼いて、鼻づまりなどの症状を抑える方法です。1回の治療で1~2年ほど持ちますし、薬のような副作用もありません。大きなデメリットは、レーザー治療した部位にしか効果がないことです。鼻づまりだけが酷い人には向いていますが、症状の範囲が広い人にはあまり向きません。

減感作療法

減感作療法花粉症の唯一の根治療法が減感作療法です。原因となる花粉を数年かけて投与することで花粉に対してアレルギー反応を起こさなくする治療法です。
減感作療法の方法は注射と、舌下減感作療法があります。
デメリットは何年も根気良く通院を続けなければならないことと、治療費用がやや高額になることです。注射の場合はアレルギーショックの危険性もあります。

その他の療法

花粉症にはさまざまな代替療法や民間療法もあります。民間療法には充分な科学的根拠がないものや弱みに付け込んだ詐欺まがいのものあります。しかし、厚生労働省も認可していて半数の人が効果があったという鍼灸や漢方など、標準的な治療以外にも良い花粉症の治療法がたくさんあります。

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