アトピー性皮膚炎だけではない!アトピーの種類と定義
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アトピー性皮膚炎だけではない!アトピーの種類と定義

アトピーとは何でしょうか。自己免疫疾患のひとつでアレルギー疾患とも呼ばれています。アトピーはアトピー性皮膚炎だけではなく、さまざまな病気をもたらします。また、アトピー性皮膚炎も3つに分類されます。アトピーの種類を勉強してみましょう。

アトピーとは

アトピーとは、アトピー性皮膚炎など、先天的に特定の原因物質に対して異常な免疫反応を起こす病気の総称です。アトピー体質、アトピー性ともよばれています。
わが国では、特にアトピー性皮膚炎を指して「アトピー」と呼ぶことが多くなっています。

えっ?これもアトピー?アトピーの種類

アトピーで代表的なのはアトピー性皮膚炎ですが、アトピーは全身のさまざまな症状を引き起こします。複数のアトピー性疾患を持つ人も珍しくありません。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎はアトピーの種類の中でも代表的な疾患です。症状は慢性的に続き、治りにくく再発しやすい湿疹で、強い痒みを伴います。

アトピー性皮膚炎は年齢で3つに分けられます。
2歳までの幼児アトピー 、12歳までの小児アトピー、12歳以降の成人アトピーです。
この3つは原因も症状も治療法も異なります。

幼児アトピー性皮膚炎(0歳~2歳)

2歳までの乳児は肌も薄く、バリア機能が未熟です。幼児アトピーでは主に頭部にジュクジュクした湿潤型の湿疹ができます。多くは2歳までに自然に治ってしまいますが、症状にあわせて投薬も行われています。

小児アトピー性皮膚炎(2歳~12歳)

赤ちゃんのアトピーと違って症状が全身に広がります。湿疹は成長に伴ってだんだんジュクジュク型からカサカサ型に変化してきます。激しい痒みを伴うため、本人の生活の質や学校生活などに大きく影響することもあります。
小児アトピーの主な原因は食物アレルギーです。消化器官の発達に伴ってだんだん良くなることが多く、それに従ってたいていの子供は12歳くらいまでに治ります。

成人アトピー性皮膚炎

大人のアトピー性皮膚炎は治りにくく厄介です。幼児アトピーや小児アトピーから継続している人もいますが、いったん治ったアトピーが再発したり、大人になってから初めてアトピー性皮膚炎になる人もいます。
症状は痒みの強いカサカサした湿疹で、左右対称に出るのが特徴です。原因は食物より、ハウスダストなどその他のアレルギーであることが多いようです。

アトピー性気管支喘息

アトピー性気管支喘息

皮膚ではなく、気管支にアトピー反応が出ると気管支喘息になります。気道が狭くなることによって呼吸が苦しくなり、ゼーゼー、ヒューヒューといった発作を起こします。発作が大きいと死につながることもある怖い病気です。
なお、アトピー性ではない気管支喘息も存在します。

慢性鼻炎・花粉症

慢性鼻炎・花粉症

アトピー性疾患が鼻の粘膜に表現されると、アレルギー性鼻炎や花粉症になります。特定のアレルゲンに反応して、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの鼻症状に悩まされます。

アレルギー性結膜炎

眼のアトピー性疾患がアレルギー性結膜炎です。花粉が原因のものもありますし、ダニアレルギーやハウスダストアレルギー、動物の毛アレルギーによる通年性のものもあります。
目のかゆみや充血、涙や目やになどが症状です。

アトピーの原因

アトピーの原因は現在でもすべて解明されていません。
症状の直接の原因はそれぞれのアレルゲンです。病院で血液検査をすることによってアレルゲンの特定ができます。

アトピーになる大元の原因のひとつは、遺伝的要素です。両親がアトピー体質だと子供は50%の確率でアトピー体質になります。日本人の30%はアトピー体質だと言われています。

しかし、アトピー体質の人が全てアトピーになるわけではありません。食生活や環境などの後天的な要因も大きく影響すると予想されています。

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