若くても子どもでもリウマチに!歳のせい、そのうち治るという思い込みは危険
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若くても子どもでもリウマチに!歳のせい、そのうち治るという思い込みは危険

リウマチという言葉は知っていても、お年寄りの病気と思っていませんか?じつは若くてもリウマチになります。しかも女性は気をつけた方がいいって聞いたけどどういうこと?そう、むしろ働きざかりが気をつけた方がいい病気です。また、小さなお子さんもいるお母さんも知っておきたいことがあります。

リウマチという名前はよく聞きますが、実際どんな症状なのかと言われると、「お年寄りの病気」とか、「関節が痛む」といったくらいのイメージしか持ち合わせていないのではないでしょうか?

しかし実際の関節リウマチの発病年齢のピークはなんと40代前後!さらに中にはもっと若くてもリウマチになることがあるのです。

特に女性は30〜40代であっても気をつけたいところ。そんな今回は、若くてもリウマチになることがある!についてお伝えします。

若くても子どもでもリウマチになることがある

4. painful-menstrual-cramps / TipsTimesAdmin https://www.flickr.com/photos/tipstimesadmin/11438060575/

動かない、腫れる、痛い、だるい

そもそもリウマチの発症率は、男女比1:4と女性の方がかかりやすい病気です。

高齢者のイメージが強いのですが、意外にも30代~50代が発症のピークです。もちろん60代以降に初めて発症する方もいらっしゃいます。

手足などの関節が炎症して軟骨や骨が壊れてしまい、そのまま放っておくと関節が変形することもあります。これは、免疫の働きの異常が原因だと言われており、そのことで誤って自分自身の細胞や組織を攻撃してしまい、炎症をおこしていると考えられています。

症状は、腫れや激しい痛みが特徴で、関節を動かさなくても痛みがあるので大変つらいものです。

こわばって動かない、腫れる、痛い、の他にも発熱やだるさなどの疲労感、食欲不振などの全身症状を伴うこともあります。

治療のタイミングは早いほうがよい

発症して比較的早い段階から関節が壊れ始めてしまうということが分かってきました。

逆にいえば、早期に発見して、早期に治療を開始すれば関節破壊の進行を防ぐまたは抑えることができるということです。

つまり、たいしたことではない、歳のせい、そのうち治るという思い込みは、治療のチャンスを遅らせていくことになります。いつもの動作がやりにくく感じたら、早めにリウマチ専門医を受診しましょう。

特に朝起きてから30分以内は症状が顕著に現れるそうなので、とくに女性ならメイクや朝食の準備などで異変に気付くかもしれません。

典型的な症状のパターンは、手指の第2関節に現れ、左右対称に症状が見られるので注意してみましょう。

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子どももリウマチに!

もっと若くしてリウマチになる子どももいます。「若年性特発性関節炎」という16歳以下に発症するリウマチについて紹介します。

これまでは若年性関節リウマチなどと呼ばれていましたが、現在では若年性特発性関節炎(JIA)という疾患名に統一されて呼ばれるようになりました。

大人の関節リウマチが小児期に発症したと言われ、子どもがかかる慢性関節炎のなかでは一番多く、年間十万人に1人の割合で発症すると考えられており、全国には約1万人、特に女子が多く発症しています。

全身型と、関節型(少関節型、多関節型)の2つに分類されてその症状が違います。

「若年性特発性関節炎」という16歳以下に発症するリウマチも

成長痛?大人が気付いてあげられるか?

どの型も慢性的な関節の炎症が見られ、痛み・赤み・腫れ・動かしにくいなどの症状があり、全体のうち全身型が42%、関節型が52%(少関節型20%、多関節型32%)、その他が6%といった構成です。

全身型の発症年齢は、3歳と8歳のふたつにピークがあるのが特徴で、男女比が半々なのに対し、関節型は10歳以降の女子が多くなっています。

全身型は、発熱や発疹が目立ち、最初は関節炎が目立たないために、感染症などと区別がつきにくく、診断が遅れる場合があります。発熱のパターン(弛張熱という特徴的なパターンを繰り返す発熱)を親がよく観察して医師に伝えることが大切です。

関節型は、大人の関節リウマチに似ています。多関節型は、小さな関節も含めて、5カ所以上の炎症が見られ、左右対症で痛みや腫れが見られることが多いです。

少関節型は、4カ所以下で膝や足首などの大きな関節が痛むことが多いようです。

こころのケアも大切

非ステロイド性消炎鎮痛薬やステロイド薬を用いて治療していくことになります。非ステロイド性消炎鎮痛薬でおさまることもありますし、症状が強い場合は免疫抑制薬やステロイド薬を併用する場合もあります。

関節機能の温存が治療の目的なので、 安静を保ちつつも関節をやわらかく筋肉を萎縮させないように努めて行きますが、強い屈伸運動や、負荷をかけすぎるのはよくありません。実際は、症状にあわせて個々のリハビリテーションを行います。

子どもは痛みももちろんそうですが、思うように動けないこころの苦しみもサポートが必要です。小児リウマチ専門医や、整形外科医、リハビリテーション医、理学療法士、心理療法士といった専門スタッフの他、学校、なにより家族の協力はとても重要になってきます。

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