意外にたくさんある!アトピーに効く漢方☆効能とタイプで選ぶ13種類
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意外にたくさんある!アトピーに効く漢方☆効能とタイプで選ぶ13種類

アトピーに効く漢方は意外と多くあります。アトピーの状態とさらに全身の症状を総合的にみて漢方を選ぶことでより効果的な漢方を服用することができます。適切な漢方を服用すれば3週間以内に症状の改善が期待できます。自分自身で状態がよくわからないという場合には専門医に診察してもらいましょう。

アトピーに効く漢方

アトピーは医学的にはアトピー性皮膚炎と呼ばれます。遺伝的要素が強いアレルギーに関連する病気であると言われていますが、原因は特定されていません。

そのため、西洋医学では対処療法としてステロイドなどの塗り薬で症状の改善を試みます。しかし、ステロイドの副作用や強い刺激を嫌がりステロイドを使用したくないという人も少なくありません。

そのような人には漢方がおすすめです。

漢方は西洋医学に比べて体への負担が少ないという特徴があります。最近では市販されている漢方の増えましたが、より的確な処方のためには専門医による診断、診察が必要です。それは漢方薬の処方にはアトピーの状態の他に全身の体調や体質などから総合的に判断して処方されるものだからです。

今回は特徴的な症状に対して処方される一般的な漢方をいくつか紹介します。

【1】火照りが強い場合

中には体に熱が溜まって、火照りが強いという人がいます

アトピーというと体が冷えていることが多いため、体を温めたり、血行をよくする漢方を処方されることも多いようです。

しかし、中には体に熱が溜まって、火照りが強いという人がいます。このようなタイプのアトピーの人は体を温めるタイプの漢方を服用することで症状が悪化する恐れがあります。暑がりであったり、火照りがあるという場合には炎症を抑えたり、皮膚の赤みを取り除くための漢方が適してきます。

■顔の赤みやが特に気なるなら「治頭瘡一方」

火照り以外にとくに気になる症状がない場合には治頭瘡一方(じずそういっぽう)がよいでしょう。治頭瘡一方は赤みを抑える働きが強い漢方です。

■口の渇きもあるなら「百虎加人参湯」

アトピーで火照りがち、さらに口に乾きがある場合には百虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)がおすすめです。百虎加人参湯は熱を取り除き、さらに体に潤いをもたらします。

■口の渇きはないなら「黄連解毒湯」

顔の赤みは普通で火照りがち、けれど口の乾きがない場合には黄連解毒湯(おうれんげどくとう)が有効です。黄連解毒湯は消炎効果や熱を鎮める効果があります。

■乾燥が強いのなら「白虎加人参湯」

火照りとともに全体的に乾燥が気になる場合には白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)が有効です。この白虎加人参湯には熱をさます効果のあるセッコウとからだを潤す作用のある生薬が含まれています。

【2】アトピーがジクジクしている場合

ジクジクしている状態にある場合

アトピーの中でも炎症部分がいつまでも乾かず、ジクジクしている状態にある場合は熱による炎症が強く、そして血液を含む体液の循環が悪くなっている可能性があります。

■顔中心に赤黒いなら「柴胡清肝湯」

顔中心が赤黒く、さらにアトピー部分がややカサカサした湿疹である場合には柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)が有効です。顔が赤黒くなるのは血行が悪いことや代謝が低下していることが考えられます。柴胡清肝湯は全身の体液循環を改善する作用があります。

■むくみがないなら「消風散」

アトピーから汁が多くでる場合にはむくみ場合が多くありますが、むくみがない場合には消風散(しょうふうさん)がおすすめです。消風散は過剰に分泌される汁を抑える働きがあります。

■冷えや便秘があるなら「加味逍遙散」

ジクジクしたアトピーの他に体の冷えや便秘などがある場合、また女性なら生理周期によってアトピーの程度が変化する場合には加味逍遙散(かみしょうようさん)が有効です。加味逍遙散は全身の体液循環をよくして、ホルモンのバランスを調える作用もあります。

■乾燥と冷えが気になるなら「荊芥連翹湯」

アトピー部分はジクジクしているのに、他の部分が乾燥している場合には荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)を用います。荊芥連翹湯は全体の熱と水分のバランスを整える作用があります。

【3】体力が低下している場合

アトピーだけでなく体力を補う処方が必要です

アトピーの中でも季節変化や温度変化などによって症状の強さが変わることが強かったり、疲労によっても症状の強さが変化する場合にはアトピーだけでなく体力を補う処方が必要です。

■むくみがあるなら「十味敗毒湯」

折に触れてぶり返すアトピーがあり、さらにその前後にむくみがある場合には十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)が有効です。十味敗毒湯は体の冷えを改善し、血流をよくしてむくみを改善する効果があります。

■食欲不振があるなら「補中益気湯」

アトピーの他にも食欲不振や冷え性などが気になる場合には補中益気湯(ほちゅうえっきとう)がおすすめです。とくに女性に良いとされている漢方で産後や病後の体力低下にも有効です。

■下痢や代謝の低下に「五苓散」

消化機能の低下で下痢や腹痛、頭痛や二日酔いなどの症状が強くでる場合には五苓散(ごれいさん)がよいでしょう。五苓散はお腹から体を強くし、消化を助ける働きがあります。疲労がなかなか取れず、アトピーの悪化が見られる場合に有効です。

■手足の冷えと乾燥があるなら「当帰飲子」

アトピーとともに手足の冷え、全体的に乾燥している場合には当帰飲子(とうきいんし)が有効です。当帰飲子は細胞内の水分を保持し、細胞の新陳代謝や滋養に効果が期待できます。

■かゆみが強いなら「温経湯」

アトピーでとくにかゆみが強い場合には温経湯(うんけいとう)が有効です。温経湯はあらゆる刺激に敏感になっている神経を鎮める働きがあります。かゆみの他、生理痛、口や皮膚の乾燥などを改善します。

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