内服薬からペースメーカーまで。知っておきたい、不整脈の治療法
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内服薬からペースメーカーまで。知っておきたい、不整脈の治療法

「私、不整脈かも?」と思ったり、不整脈を指摘されたとき、周囲に不整脈の患者がいるときに読んでほしいまとめです。不整脈の治療法はペースメーカーだけではありません。正しく知って、無知から来る恐怖を克服しましょう。

治療が必要な不整脈とそうでない不整脈

治療が必要な不整脈とそうでない不整脈

不整脈というと心臓の怖い病気というイメージがありますが、案外身近なものです。

運動したあとや、緊張しているとき、あるいは年齢を重ねると動悸がしたり、脈が飛ぶことはあります。心因性のものもあります。

健診で不整脈が見つかってもすぐに不安に思いすぎたり慌てる必要はありません。詳しい検査をして、治療が必要か、治療方針は何かを決定していきます。

こんな不整脈は要注意

こんな不整脈は要注意

不整脈で失神するなど、意識に障害が出る場合はすぐに救急車を呼びましょう。

また、不整脈には心臓の鼓動がゆっくりになりすぎる「徐脈」と、動悸が早すぎる「頻脈」があります。脈拍を測って、1分間に40回以下しか脈がない場合や、突然1分間に150回以上の脈がある場合はただちに病院を受診してください。

不整脈の治療法

不整脈の治療法は主に薬物療法とペースメーカー、カテーテルアブレーション、ICDの4つに分かれます。

ペースメーカー

ペースメーカー

脈がゆっくりになってしまう徐脈の治療法は、心臓ペースメーカーの埋め込みです。しかし、全ての徐脈にペースメーカーが必要なわけではありません。ペースメーカーが必要となるのは徐脈で、失神やふらつきなどの症状がある人です。

ペースメーカーは人工的な電気信号により、心臓を規則的に動かします。ペースメーカーの埋め込み手術は2時間ほどで、入院期間は1週間程度です。現代ではペースメーカーは小型化されていて、身体への負担が少なく、快適な生活を送れるようになります。

薬物療法

薬物療法

徐脈の場合の薬物療法は現代では長期にわたって有効なものはありません。

脈が速くなってしまう頻脈の場合は、薬物療法が有効なことがあります。不整脈そのものに効く抗不整脈薬が、何種類かあります。不整脈に伴う脳梗塞を予防するための抗凝固薬が使われることもあります。

カテーテルアブレーション

カテーテルアブレーション

カテーテルアブレーションは頻脈性不整脈の根治療法として期待されている外科手術です。

脚の付け根や首の静脈から細いカテーテルを心臓に入れ、不整脈の原因となっている異常な心筋組織を突き止め、その部分を高周波で焼ききってしまう治療法です。成功すると、内服薬もいらなくなり不整脈も治ります。ただし、成功率は不整脈を起こしている原因によって異なります。

手術時間は2時間ほどで、入院期間は1日~2日です。

ICD、CRT-D

ICDとは、身体に埋め込んで、重症性心室性不整脈の発作を止め、突然死や脳への後遺症を防ぐ機械です。

心室細動とは、心臓が早く細かく震え出し、心臓のポンプとしての役割を果たさなくなる発作です。心室細動が5分以上続くと脳死の可能性が出てきます。

CRT-DはICDとペースメーカーの機能を併せ持った機械です。

手術時間は3時間程度、入院期間は1週間程度です。

ペースメーカーやICDなどを入れたら

ペースメーカーやICDなどを入れたら

埋め込み機器を入れた場合、電池の寿命が5年程度なので入れ替え手術が必要になります。ただし、入れ替え手術は最初に埋め込む手術と違って短時間で済みます。

また、このような機器を入れている場合は、低周波治療器や電磁調理器具などの電気機器を避けなくてはなりません。携帯電話に関しては22cm以上離して使用すれば問題はないといわれています。

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