子供の心筋炎に注意!長引く風邪の症状は心筋炎の可能性があります!
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子供の心筋炎に注意!長引く風邪の症状は心筋炎の可能性があります!

子供の心筋炎は珍しい病気と言われていますが、命を落とす危険もあるため注意が必要です。子供は頻繁に風邪をひきますが、いつもとは症状が違う、または症状がやけに長引く場合には心筋炎の可能性が疑われます。あまり聞き馴染みのない病名ですが、心筋炎とはどんな病気なのでしょうか?

子供の心筋炎について

心筋炎とは?

子供の心筋炎に多いのは急性心筋炎です
心筋炎とは、心臓の筋肉に炎症が起きた状態です。心臓の風邪と表現されることもあります。子供の心筋炎は稀で、中でも命に関わるような心筋炎は20万人に1人程度と言われています。
しかし、確率は低いものの命を落とす危険性のある病気です。風邪と聞くと大した病気ではないように思えますが、心臓の病気ですのでしっかりと治療を行わなければ後遺症が残ることも考えられます。

心筋炎は、急性心筋炎・劇症型心筋炎・慢性心筋炎の3つに分けられます。このうち子供の心筋炎に多いのは急性心筋炎です。約4割から5割が急性心筋炎で、風邪の悪化によって引き起こされます。
劇症型心筋炎の割合は3割から4割程度と急性心筋炎よりも低いですが、この場合は症状の悪化が心配されます。最悪の場合、命を落とすことも考えられます。また、劇症型心筋炎は治っても後遺症が残りやすいと言われています。慢性心筋炎になることはほとんどありません。

子供の心筋炎の症状

心筋炎は心臓の風邪と呼ばれるほど風邪と症状が似ている

子供の心筋炎の初期症状は、風邪の症状とよく似ています。咳・のどの痛み・下痢・嘔吐・発熱の症状が見られます。
このように、風邪の症状とよく似ていることから初期の段階で心筋炎と判断することはできません。病院で診察を受けても、風邪と診断されることが多いようです。このような症状に加えて、筋肉痛や湿疹も見られます。

症状が進行すると、風邪とは明らかに違った症状が表れ始めます。代表的な症状が、胸の痛み・心不全・不整脈です。心不全の症状には、むくみ・尿量の減少・チアノーゼ・手足が冷たいなどがあります。不整脈の症状は、動悸・息切れ・呼吸困難・失神などです。
子供の場合、これらの症状をうまく伝えられないこともあります。そのため、様子を見ていつもの風邪と違う症状だと感じたら、迷わず病院へ行きましょう。

子供の心筋炎の原因

子供の心筋炎の主な原因はウイルスです

子供の心筋炎の最も大きな原因は、ウイルスによるものです。原因となるウイルスには、アデノウイルス・インフルエンザウイルス・エンテロウイルス・エコーウイルス・コクサッキーウイルスなどがあります。
インフルエンザウイルスは、その名の通りインフルエンザの原因となるウイルスです。アデノウイルスは風邪の原因、コクサッキーウイルスはヘルパンギーナの原因になるウイルスです。

原因となるウイルスを見てみると、インフルエンザウイルスやコクサッキーウイルスなどよく集団感染が心配されているものも含まれています。そのため、子供の心筋炎は幼稚園や保育所で集団感染することも十分考えられるのです。
ウイルス感染以外の原因として、細菌感染・寄生虫・アレルギー・川崎病・膠原病が挙げられます。

心筋炎の治療と予防

心筋炎の治療

心筋炎の治療は、主に薬によって行われます。原因のほとんどがウイルス感染のため、原因となっているウイルスに対する抗ウイルス剤を使用します。それに加え、抗不整脈剤・強心薬・血管拡張薬・利尿剤などで対処療法を行います。

心筋炎で後遺症を残さないためには、早期発見・早期治療が重要になります。ただの風邪と放置しがちですが、異変に気付いたら早急に病院を受診して下さい。

心筋炎の予防

心筋炎の予防は風邪の予防策と同じです

心筋炎を予防するためには、風邪の予防を心がけることが大切です。手洗いうがいをこまめに行いましょう。夏はヘルパンギーナが流行しやすく、冬はインフルエンザが流行しやすくなっています。
このように感染症の流行が心配される季節は、特に風邪予防を徹底しなければなりません。

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