初期症状、治療方法、予後など、咽頭がんと喉頭がんの違い。
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初期症状、治療方法、予後など、咽頭がんと喉頭がんの違い。

咽頭がん、喉頭がんという病名は耳にしたことがあるでしょう。どちらも、のどの辺りにがん細胞ができるものだと見当はつきますが、具体的にはどのように違うのでしょうか?初期症状の出方や、治療法、予後などの咽頭がんと喉頭がんの違いについて紹介します。

咽頭がんと喉頭がんの違いとは。

がん細胞ができる場所による違い。

咽頭がんと喉頭がんという病名は聞いたことがあるけれど、2つのがんの違いはよくわからない、という人も多いでしょう。

咽頭がんと喉頭がんの違いは、がん細胞のできる場所の違いであり、咽頭にできるのが咽頭がん、喉頭にできるのが喉頭がんというわけです。では、咽頭と喉頭というのは、身体のどの部分のことをいうのでしょうか?

咽頭というのは、鼻の奥の方から始まり、食道へと至る13㎝の管のことで、食物や空気の通り道になる部分で、上咽頭、中咽頭、下咽頭の3つの部分に分けられており、喉頭というのは、いわゆる喉仏を構成している、下咽頭の前に当たる部分にあり、こちらも声帯がある部分を声門、それより上の部分を声門上、下の部分を声門下と3つの部分に分けられています。

喉頭は、口と肺を結ぶ部分で、気道を確保して、飲食物が肺に入らないように調節をする役割と、喉頭の中に声帯があることから、発声の役割があります。

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咽頭がんの症状と治療。

咽頭がんの初期症状。

咽頭がんの場合、がん細胞ができる場所によって症状は異なり、上咽頭がんでは初期症状はほとんど表れないことが多いですが、がんが大きくなると、中耳炎のような症状が出ることがあります。

中咽頭がんの初期症状では、のどに異物感を感じたり、違和感があったり、軽い痛みがある場合もあります。

下咽頭がんは、かなり進行するまで症状はありませんが、進行するとのどの異物感や食べたものがつかえるような感じが起きたり、頸部に転移をしやすいために、頸部のリンパ節が腫れることで下咽頭がんが見つかることもあります。このような症状がある場合は、早急に病院で診断を受けましょう。

咽頭がんの初期症状。

咽頭がんの治療と予後。

上咽頭がんの治療は、多くの場合放射線治療が行われ、手術を行うことはほとんどありません。

中咽頭がんは、早期発見された場合は放射線治療が行われ、進行している場合には、切除手術が行われますが、どちらも並行して抗がん剤治療もおこなわれます。

下咽頭がんは、症状が出にくいがんであるために、初診の段階で進行していて、抗がん剤や放射線治療で完全に治すことは難しいケースが多いため、治療も手術になることがほとんどです。手術の場合は、患部をすべて切除することが望まれますが、下咽頭を切除すると食物を飲み込んだり、話をしたりすることに支障がでることになります。

咽頭がんは、早期発見ができれば、完治することもできるがんですが、症状が出にくいために、発見されたときにはある程度進行していることが多く、転移しやすいがんでもあるため、予後が良好であるとは言えず、特に下咽頭がんは、咽頭がんの中でも予後が良好ではないと言えます。

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喉頭がんの症状と治療。

喉頭がんの初期症状。

喉頭がんでも、がん細胞ができる場所により症状は異なり、声門がんでは、ほとんどの人で、声に症状が表れ、ざらざらした声になったり、息がもれるような声になったり、低いガラガラした声になったりします。

声門上がんでは、のどに異物感やいがらっぽさを感じたり、飲み込むときに痛みを感じたりします。声門下がんは、進行するまで症状が出ないため初期の段階では無症状です。

喉頭がんの初期症状。

喉頭がんの治療と予後。

喉頭がんは、早期で発見された場合は、放射線治療を行い、それを補うために抗がん剤治療も行うことが多くなります。

進行している場合には、切除手術を選択しますが、がんの状態によって部分切除をする場合と、喉頭を全摘出する場合があり、全摘出をすると声帯をとることになるため、発声ができなくなります。

喉頭がんの予後は、良好なケースが多く、その他のいろいろながんと比較しても、生存率は高めで、5年を経過しても再発しなかった場合は完治ということになります。

喉頭がんの治療と予後。

 

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