昔は治療が困難と言われていた!食道がんの特徴について
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昔は治療が困難と言われていた!食道がんの特徴について

現在の医学の進歩により食道がんの治療も行えるようになっています。このおかげで生存率が向上していますが、食道がんの特徴を理解することで予防が可能となります。そこで食道がんの特徴に関して紹介していきます。食道がんになりやすい年齢や治療についても説明します。

食道がんはどこに症状が発生してしまうがんなのか?

食道がんはどこに症状が発生してしまうがんなのか?

食道は、喉と胃の間をつなぐ長さが25センチほどの管状となっている臓器になります。この食道は口から胃に食べ物を送るための働きをしているものです。

食道は体の中心部にあるもので、胸の上部では気管と背骨の間にあり、下部の部分では心臓や大動脈そして肺に囲まれています。食道の内側は粘液を分泌するための粘膜で覆われていますが、この粘膜の下には、筋肉の層や血管そしてリンパ管があります。

食道にがんが発症する場合、およそ半数が食道中央付近に発症するものです。次いで多いのが食道の下部部分に発症するものになっています。また、日本で発症する食道がんの90%以上については、扁平上皮がんに該当します。食道の壁の中についてはリンパ管や血管が豊富にありますが、がん細胞はこの豊富なリンパ管や血管に入り込んで転移します。

食道がんの年齢別、男女別の発症について

食道がんの年齢別、男女別の発症について

食道がんについては、男女ともに50歳以降に患者が増加しています。女性では、食道がんになる人は年齢が上昇するにつれ緩やかな曲線にを描くことになりますが、男性は50代後半から60代前半にかけて、急激に上昇する傾向にあります。このため日頃の生活による影響によって、食道がんが発症する傾向が高いといえます。

食道がんの原因により、男性と女性の発症の割合としては男性が圧倒的に食道がんになりやすいと言われています。先ほどの年齢にもあったように、特定のがんを除く場合には、60代から70代は発症率のピークとなりますが、食道がんに関しては50代前半から発症数が増えていくことになります。

そのため食道がんは50代以降に注意しなければいけない病気になります。また、50歳で食道がんが見つかった場合には、30代や40代の時にがんが生まれたことになります。生まれた年数から10年以上経過することで、がんとして検査で見つかることになるので、長い間食道で大きくなっていったことになります。

食道がんの発症に関係するもの

食道がんの発症に関係するもの

食道がんに関しては、10年以上体の中で育つことになるがんですが、生活習慣の中で大変密接に関係があるのがタバコとお酒になります。

食道がんは、腺がんと扁平上皮がんの2種類がありますが、日本をはじめとする東アジアの地域では、食道がんのほとんどが扁平上皮がんになっています。

この扁平上皮がんの食道がんの特徴としては、毎日多く飲酒をする人は食道がんのリスクが高くなることになります。研究では最高およそ5倍近くリスクが高くなる結果が出ています。
喫煙に関しては、現在喫煙していなくても過去に喫煙していた経歴がある場合には、食道がんのリスクは3倍以上高くなることになります。この研究の結果、飲酒を1日当り2合以上摂取しており、ヘビースモーカーの場合には、大変リスクが高くなります。

食道がんのリスクを下げるためには、禁煙をして飲酒を極力減らす必要があります。

現在行われている食道がんの治療

男性に多いがん

日本人が発症しやすい食道がんは、扁平上皮がんが圧倒的です。このがんは、大きくなる過程で周囲の組織を破壊しながら増殖するがんです。大きくなるにつれて食道の外へ広がることになるので、早期発見する必要があります。

食道がんの症状としては、早期食道がんに該当する場合は自覚症状がなく、飲食をする時の違和感がほとんどないので、注意して気をつけなければわからない状態です。

進行がんになると、食事をする時に胸に痛みを感じることがあり、飲み込む時に使えた感じがすることで、通常の食事を行うのが辛くなる状態になります。この結果健常者と同じように食事をとることが負担になることで、体重の減少などが起こります。

転移がんは、がん細胞が増殖し、リンパ節や血管を通じて転移するがんになります。転移することにより、その場所で新たながんが発症することになります。

現在行われている食道がんの治療

 

食道がんの治療については現在4つの種類に分類することができ、医師の判断でどの治療方法を採用するかが異なります。

手術治療を行う場合にはがんを手術で切除することになりますが、がんの病巣と周辺の組織を切除することで、入院期間が長くなります。また、周辺組織の再建を行う必要があり、リハビリ訓練を行う必要が生じます。

内視鏡的な治療は、がんの進行が初期の段階に行われる治療で、内視鏡を用いてがんを切除する治療です。がんの深さや大きさにより、レーザーや電磁波を使った治療を選択することもありますが、体の負担が少ない治療です。

化学療法は、抗がん剤を注射または内服する治療方法です。副作用が出やすい治療方法ですが、外科的手術を行わないため体の負担が少なくできます。

放射線療法は、毎日定期的に放射線をがんに照射することで、がんを死滅させる治療方法です。

食事の改善で食道がんのリスクを減らす!

食事の改善で食道がんのリスクを減らす!

がんの研究調査により、食道がんのリスクのうち、特に日本人に多い扁平上皮がんのリスクを減らすためには、野菜と果物を多く摂取する必要があるとわかっています。

野菜や果物を毎日170グラム以下しか摂取しない人に比べて、毎日540グラム以上摂取している人は、食道がんのリスクがおよそ半分に低下することになります。野菜や果物を毎日100グラム多く取るごとに、食道がんのリスクが10%ずつ低下するという結果もあります。

野菜や果物を摂取する場合でも、特にキャベツ、小松菜や大根などを摂取することは、リスクを軽減する効果が高いです。これらの野菜については、イソチオシアネートの成分ががん予防に効果があると考えられているからです。野菜または果物だけを摂取するよりも、野菜と果物両方を多く摂取する方がより効果的です。

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