急に声がかすれる喉の病気の「急性声帯炎」
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急に声がかすれる喉の病気の「急性声帯炎」

急に声がかすれる喉の病気に「急性声帯炎」があります。喉を酷使する人や風邪などが原因でかかることの多い病気です。急性声帯炎をこじらせると慢性化して喉が固くなり、さらにポリープ(腫瘍)ができる場合があります。

急性声帯炎という喉の病気

急性声帯炎という喉の病気

声帯は喉の奥の部分にありますが、風邪などで声帯が炎症を起こす病気を「急性声帯炎」と言います。
これに対して、喉を酷使する人や喫煙などで喉が荒れた場合については、「慢性声帯炎」と呼ばれます。

どちらにしても声帯炎にかかると喉の奥にヒリヒリとした痛みを感じ、発声した時に声がかすれます。このような急に声がかすれる喉の病気にかかった時は、耳鼻咽喉科を受診してください。耳鼻咽喉科で声帯の炎症の状態を診てもらい、抗生物質やステロイド剤などを服用して治すことになります。

急性声帯炎と慢性声帯炎

風邪を引くのは、菌やウイルスに感染するものだから仕方がないとしても、咳や熱の出る「急性声帯炎」にかかった場合に慢性化させないことが大切です。

慢性声帯炎になると声帯が固くなってしまい、喉にポリープ(腫瘍)ができる場合があります。ほかに、「声帯結節(せいたいけっせつ)」といって、のどに「結節(タコのようなもの)」ができる病気があります。

声帯炎と声帯結節の違いを見分けるのは難しいですから、耳鼻咽喉科に行ってどの病気なのかを検査してもらいましょう。

声帯結節の症状

声帯結節(せいたいけっせつ)という病気もまた、喉にある声帯がこすれることによって、急性声帯炎のような声がかすれる症状が出ます。この病気では急性声帯炎がさらにひどくなって、声帯ポリープができるような状態となります。

声帯結節にかかると症状が軽い場合でも、治すには数ヶ月かかるということですから、ひどくならないうちに声を使わないようにして、安静にすることでしょう。

急性声帯炎の治療法

急性声帯炎の治療法

風邪などで急に声がかすれる喉の病気にかかった時は、風邪を治すことで喉の痛みが消えますが、慢性化させないように喉のケアをすることが重要です。

特に、歌手やアナウンサーといった喉を酷使する職業に就いている人、タバコがやめられない人、お酒を飲みすぎる人などに注意が必要です。

急性声帯炎の治療ですが、耳鼻咽喉科で投薬治療をしたり、ネブライザーを使って蒸気を喉にあてて治す方法があります。喉の痛みがなくなるまでには、急性声帯炎であれば1週間程度、慢性声帯炎の場合だと1ヶ月はかかります。

声帯ポリープを取り除く手術

声帯ポリープを取り除く手術
声帯ポリープができてしまった場合は、これを取り除く手術が行われます。手術するには、耳鼻咽喉科への入院が必要になり、通常は一週間程度の入院となります。手術を行う際には全身麻酔をして、顕微鏡で拡大した声帯を見ながらポリープを取り除く手術を行います。

なお、声帯ポリープの大きさによっては、日帰り手術も可能ということなので、大きくならないうちに手術をしてポリープを取り除いてしまった方がラクかもしれません。日帰り手術の場合は、麻酔をかけるにしても全身麻酔ではなく、局部麻酔をかければすむということです。

急性声帯炎を予防するには?

急性声帯炎を予防するには、風邪やインフルエンザなどが流行する季節に予防ワクチンを打つなどして、風邪を引かない努力をすることでしょう。

喫煙者やお酒を飲む人で喉に痛みが出ている場合は、痛みがなくなるまで禁酒・禁煙をすることです。歌手やアナウンサーの場合は仕事だからやむをえないのかもしれませんが、日頃から睡眠を十分に取って、喉を大切にすることでしょう。

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