強迫神経症ってどんな病気?症状のチェック法や治療法とは?
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強迫神経症ってどんな病気?症状のチェック法や治療法とは?

強迫神経症(強迫性障害)とは、意味がない不合理だとわかっていてもせずにはいられずその行為を繰り返してしまうこと。これは精神的な疾患の一つですが、病院と家庭での治療を行えば治っていくと期待できます。ここでは強迫神経症の症状チェック法や治療法などについて説明します。

強迫神経症はどんな症状?

恐怖や不安にかられる

強迫神経症は恐怖や不安にかられます

自分が誰かに脅迫されている、殺されるのではないかなどの思い込みからくる恐怖や不安に対して苦しんだり敵意を表したりする症状。また逆に、自分が人を傷つけたり殺したりしていないかという強い不安にかられることもあります。

潔癖症

トイレに入ったあとふつうに手を洗うだけでは安心できず、何度も繰り返し手を洗ったり、つり革が汚く見えて握れない、など極度に不潔と感じそれを嫌がる症状。

何でも確認したがる

強迫神経症は何度もなんでも確認したくなります

異常に相手のことを細かいことまで詮索する、何でも数をきちんと数えないと気が済まないまた何度も数えないと納得できない、さらに家族などにそれを確認させたがる、それから自分がやったことは正しいのかどうか確認せずにはいられないという症状。

強迫神経症の原因は?

精神疾患のひとつであり、生活環境の中でのストレスが原因と考えられています。また、脳に欠陥があることが原因である場合もあるといわれています。
しかしこのどちらかのみが原因となって発症するのではなく、両方の要素が重なることで発症するとされています。

こんな人がかかりやすい

脳の欠陥があることやストレスの強い生活のほか、とてもまじめで几帳面に何事も行う人がかかりやすいといわれています。また強迫神経症はうつ病を併発することもあるため、注意が必要です。
病院での検査・診断法
まず脳の障害を見極める検査が行われます。強迫神経症はうつ病や統合失調症などの精神疾患とも関連が考えられるため、基礎となる疾患の見極めが必要です。

どんな治療法がある?

薬物療法

強迫神経症はセロトニンの働きに作用する抗うつ剤などの薬物療法があります

薬物療法では、セロトニンの働きに作用する抗うつ剤の効果が知られているため日本では使われています。ただし、普通の風邪とは違って症状が良くなったと思って薬の服用をやめると再び症状に苦しむことになります。そのため、薬物療法は何年かに渡って長く続けていく必要があります。

精神療法

どんなことに不安などを感じるか話を聞くことで支えてあげる方法や、そのままの自分を受け入れ認めさせる方法、患者自身がイメージすることを分析していく方法などあらゆるやり方があります。

行動認知療法

強迫神経症でおこる強迫行動ではその行為は不要だと考えるようにしていく

まずどんなことやどんな場合に強迫行動をとってしまうかを確認し、あえてその物や状況に直面させます。この時の刺激は軽いものから始め少しずつ慣らしながら強めていきます。そのように続けていくことで、不安に直面した時にそれを回避しようとして行う強迫行動を阻止します。次第に患者自身が「強迫行動は不要」と思えるようになれば成功です。
行動認知療法については、家庭での継続が欠かせないものであり、また薬物治療のあとで行うとさらに成功しやすいといわれています。

もし親しい人が強迫神経症かもしれないと思ったら

強迫神経症は自分自身ではなかなか気付きにくいものです。また、一見すると無意味なことを繰り返していることを理解できずむやみに厳しくあたってしまうかもしれません。しかしそれは強迫行動を悪化させる可能性もあるため、専門の医師に相談しましょう。症状がうつ病などの他の精神疾患と似ている部分もあるため、精神疾患に詳しい病院を受診するのがおすすめです。

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