重大なものから軽いものまで誰にでも起こりうるトラウマとは?
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重大なものから軽いものまで誰にでも起こりうるトラウマとは?

トラウマという言葉を以前よりよく聞きます。トラウマとは過去のつらい体験。戦争や事故、犯罪など大きなものも、日常生活で起こる小さなものもありますが、深刻な症状が引き起こされることもあります。トラウマから引き起こされるもの、トラウマの治療法など調べてみました。

心の病気が増えています。

トラウマとは、精神的外傷、心的外傷などといわれます。心がひどく傷つけられ、その影響が長く続く原因となるものです。トラウマが原因となり心的外傷後ストレス障害(PTSD)がおこります。

心の病気が増えています。

トラウマになる体験

どのような体験がトラウマになってしまうのでしょう。

戦争や天災、犯罪、事故、いじめ、DVなど生命の危険を感じるような事象により物理的にも精神的にも衝撃を受ける体験であるといえるでしょう。体験するのは幼少期に限ったことではなく成人後にも当てはまります。ですので、児童虐待だけでなく、性的被害や暴力行為なども。また自身が直接的に生命にかかわる体験をしなくても、非常に親しい人が亡くなるような深い悲しみもトラウマになります。

トラウマになる体験

心的外傷後ストレス障害とは?

トラウマとは、心的外傷後ストレス障害を引き起こす原因でもあります。

心的外傷後ストレス障害は、心に障害を負った状態。フラッシュバックやパニック障害、うつ病などが代表的なもので、日本では1995年の阪神淡路大震災の際に注目され、2011年3月の東日本大震災でも十分なケアが必要とされる、と話題になりました。

この心的外傷後ストレス障害は、トラウマとなる出来事から3か月以内に起こるとされています。体験が起こった直後はその現実に対処することに一生懸命で気が付かないうちに影響を受けていて、少し落ち着いたころに発症する場合があるともいえるでしょう。

 心的外傷後ストレス障害とは?

トラウマを克服するには

大したことがないと、、、、

もう大丈夫だと思っていても、ちょっとしたことでいやな体験を思い出したり、急に過呼吸になったり。

それは、体から発せられる、まだ大丈夫じゃないよ、というメッセージかもしれません。また、本人が無意識のうちにトラウマになるようなことを体験していることもあるとか。人は、先に進みたくて、無理をすることもしばしば。でもこのような不調を通して、自身の体験した事の重大さを再認識したりします。どうやったらこのトラウマを克服することができるのでしょう。

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薬物療法

伝統的なトラウマの治療法として即効性のある薬物療法があります。抗うつ剤や抗不安剤、β遮断薬が処方されます。これらは一定の効果がありますが、トラウマを根本的になくすわけではなく、また適切に使わないと副作用もひどくなりますが、トラウマからのPTSDにより、自殺願望があったり、日常生活にも支障が出るようであれば薬物療法で落ち着かせることも有効ですね。

認知行動療法

暴露療法とも言われ、トラウマをなかったことにするのではなく、正面から向き合い克服していくものです。

トラウマを思い出して言葉に出し、トラウマを体験した場所に赴くことも。トラウマに対して、患者が主体となって能動的に動きます。いやな体験に立ち向かっていくので、かなりの忍耐と覚悟、医者や周りの人との連携、時間が必要です。しかしトラウマの治療としては有効であり、広く行われてきた治療法です。

カウンセリング

最近ではよく聞くカウンセリングとは心理相談のこと。

カウンセラーが心理学的な資料や経験を踏まえ、面談や手紙、日記などを通じて、言葉のキャッチボールをしながら患者自身がトラウマを解決できるように手助けします。トラウマのカウンセリングの例としては、トラウマを客観的にとらえるように促す方法があります。

当事者としてトラウマを思い出すのではなく、トラウマを体験している自分を他者として見る、さらにそのシーンを見ている自分をも第三者として見て、この体験は他者が体験したものだ、と記憶の上書きをしてしまうのです。

カウンセリング

EMDR

EMDRとは左右の眼球運動を行いながらトラウマの治療を行うものですが、医学界でもまだ一般的には浸透していませんが、以前NHKで取り上げられ話題になったようです。

EMDRはトラウマとなった体験を思いだしながら、目の前にある指の動きや機械の光の動きを追い、目を左右交互に動かすものです。目を動かすことによって、右脳と左脳に交互に刺激が与えられバランスがよくなることによりトラウマが改善される、というものです。

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