統合失調症の原因を知ろう!なりやすい性格があるって本当?
402views

統合失調症の原因を知ろう!なりやすい性格があるって本当?

統合失調症の原因は完全には明らかになっていないものの、原因と考えられているいくつかは、あなたのすぐ側にあるもので、決して人ごとではありません。 早期に日常生活に復帰できるようにするためにも、統合失調症の原因を理解し、引き金となる事柄を知っておきましょう。それが早期発見、早期治療につながるはずです。

特別な人がかかる病気ではありません

「統合失調症」という精神の病を知っていますか?以前は精神分裂症と呼ばれていたのでそれなら聞いたことがあるかも知れませんね。

統合失調症は世界中で苦しんでいる人がいます。
しかも、今の時期に多い、社会に出て自立した生活を送ろうと頑張っている若い世代の人たちが発症することが多く、決して人ごとではありません。

人口のおおよそ1%、100人に一人がこの病気を発症するといい、現在、世界的に大きな問題になっています。

日本では、統合失調症やそれに近い疾患で受診中の患者数は79万人もいると推計されています。受診していない人も含めるとその数はもっと増えることでしょう。
適切な治療を受けなかった末に、薬物に手を出したり、路上生活を送ることもあるのだそうです。

今回は、この統合失調症の原因について紹介していきたいと思います。

 

幻覚や妄想が強く現われる

「統合失調症」という精神の病を知っていますか?

誰もいないのに声が聞こえたりしてしまう幻覚や妄想、ささいなことで興奮するといった症状があり、それらがとても特徴的に現われます。

時に幻覚や妄想はとても強く出現することがあります。
また逆に、意欲の低下や気力がなくなって引きこもりになることもあり、他人との交流や日常生活に障害が出てきてしまいます。

なのに、本人は自分が病気であると認識することが難しいという特徴も併せ持っています。

10代から30代、若い世代が発症する

他の精神疾患と同じく慢性化しやすいのですが、早期発見や早期治療、薬物療法などによって、初発患者では半数が回復できるようになってきています。

しかし、実際は症状が気付かれずに治療を受けるのが遅れるというケースがよくあるそうです。

注目すべきは発症する年齢で、10代後半から30代に多い特徴があります。年齢でいうと、男性が18歳、女性が25歳くらいと、平均すると男性よりも女性の発症のほうが遅めです。

年をとってから発症することはあまりなく、また中学生以下にも発症は少ないです。

男性が18歳、女性が25歳くらいが多い

ライフイベントが引き金に?

統合失調症の原因は、実際のところ完全には明らかになっていません。
ただきっかけとして、進学や就職、結婚などのライフイベントが引き金となって発症することが多いとは言われています。

ではなぜ、誰にでもやってくるような環境変化によって発症してしまう人と、そうでない人がいるのでしょうか?

双子や養子による調査から、高血圧や糖尿病などの慢性的な病気と同じ程度の遺伝の影響があり、それだけではなく環境も関係することが分かっています。

このように原因には遺伝的なものと環境的なものが組み合わさっており、両親のどちらかが統合失調症であった場合の発症率は10%程度(ただし、両親のどちらも統合失調症でない場合は1%程度)です。

原因のひとつは脳の障害?

原因のひとつは脳の障害?つまり、統合失調症自体が遺伝するのではなく、なりやすい体質や気質が遺伝すると言ったほうがいいかもしれません。

環境といっても、親の育て方が悪かったと勘違いする方がいますが、決してそうではありません。

むしろ主に神経伝達物質や、前頭葉や側頭葉などの構造の異常といった、脳の生理的な障害が影響していると考えられています。

他にも、リスクのひとつとして考えられているのが、妊娠中期の母体のインフルエンザ感染や分娩中の低酸素状態など妊娠中や出産時における脳への影響です。

発症しやすい性格がある?

具体的に理由は明らかではありませんが、傾向として都会に住んでいる方が発症率が高いとも言われています。これは、つまりストレスの多い環境が発症に影響するということではないでしょうか?

また、統合失調症には発症しやすい体質や気質があると言われています。
自閉性や敏感性、逆に鈍感性といった性格の傾向が見られるそうです。

例えば、人付き合いが苦手で、友人が少なかったり、内気でおとなしい、神経質なところと無頓着である二面性を持っていたり、傷つきやすい。

考える込む、疑い深い、真面目で適度に休めない、臨機応変な対応が難しいなど、性格的なものがなんらかの影響を及ぼしていると考えられています。

こうやって原因を見てみると誰もが少なからず病気になりやすいもろさを持っているように感じます。
ストレスの多い環境や変化は誰にでもやってくるので決して人ごとではないのです。

PR