統合失調症とは精神疾患の一つで、遺伝的要因や環境的要因により発症します
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統合失調症とは精神疾患の一つで、遺伝的要因や環境的要因により発症します

統合失調症とは脳の病気で、20代から30代の若者が発症しやすい精神疾患です。精神が分裂してしまったり、妄想や幻覚などの症状があります。現在では薬物療法や作業療法を行い、治療していくことが可能です。また病気の状態によって、公的援助を受けることができるため、医療費の負担を減らしていくことができます。

統合失調症とはどんな病気なの?

百人に一人の割合で発症します

統合失調症とは、現在もなお原因不明の精神疾患の一つ

統合失調症とは、現在もなお原因不明の精神疾患の一つです。発病しやすい年齢は20代の若者で、妄想型の総合失調症の場合だと、30代にかかりやすい傾向があります。

また百人に一人が発症するとも言われています。世界での患者数は約二千万人にも及びます。著名人では芸術家のゴッホや、作家の芥川龍之介が統合失調症でした。

この病気は1993年まで、精神分裂症という名称で呼ばれていましたが、日本全国の患者の家族から、差別名称だと、日本精神神経学会へ改名の要望を出し、2002年には現在の統合失調症という名称に変わりました。

遺伝的要因もあります

統合失調症は遺伝的要素も

統合失調症は遺伝的要素もあり、親が統合失調症の場合、子への遺伝の確率は約16%、兄弟姉妹が発症した場合では10%、孫では3%の確率で発症します。

19世紀のドイツの脳病学者によって発見されました

この病気は、ドイツのエミール・クレペリンという脳病学者によって発見された精神病です。当時は早発性の痴呆症や精神分裂症として、病気を区分し特徴づけしてきました。

亡くなった患者の脳を調べてみると、前頭葉に細胞の異変があることが発見されました。病気の症状は、精神分裂症や、自分の考えをうまくまとめることができない、幻覚や妄想などに襲われるというものです。

原因は不明ですが、いろいろな仮説があります

最も大きいのが遺伝的要因

統合失調症の原因は遺伝の影響が全体の60%であると言われています。

また社会的に下層部分に属している人々や、分娩時の合併症によるもの、出産時に父親が高齢である場合や、寒い時期に生まれたこと、日照時間の短い地域で生まれたこと、大麻やマリファナなどの乱用、幼少時の栄養状態が悪かったこと、妊娠初期に動物からトキソプラズマに感染したことなどが影響して、統合失調症になるリスクが高まる傾向があることが判明しています。

1975年まではロボトミー手術が行われていました

1975年まではロボトミー手術が行われていました

統合失調症は、手術しなければ症状が改善されないとして、1975年まではロボトミー手術がおこなわれてきました。現在では、CTやMRIなど検査医療機器の発達によって、脳の構造の異常や神経物質の伝達の異常によるものだと、医学的にも判明されてきています。

治療法も病院の精神科で入院をし、薬や心理療法によるものが主流となってきています。作業療法や芸術療法を行いながら、社会復帰や自立を目指しています。

ただ重度な症状である場合には、法的に強制入院となり、一般社会と隔離され、治療していかなければなりません。

医療費の負担を減らすために

公的援助を受けることができます

統合失調症は、その程度により公的援助が受けられる病気です。

精神障害の状態によって、精神障害者保健福祉手帳が交付されるため、外来時にかかる病院の費用の援助を受けることができます。また医療費の減額や免除を受けることも可能です。

医療費の自己負担額は収入に応じて決められます

医療費の自己負担額は収入に応じて定められており、生活保護自給世帯は無料で、市民税が二十三万五千円以下であれば1割負担です。

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