性交後の下腹部痛…もしかすると子宮内膜症になっているかも
53,718views

性交後の下腹部痛…もしかすると子宮内膜症になっているかも

性交後の下腹部痛や月経時以外の下腹部痛、排便通などがひどい場合は、子宮内膜症になっている可能性があります。子宮内膜症とはどのような病気なのでしょうか?性交後の下腹部痛の症状や原因、治療方法についてご紹介しましょう。

性交後の下腹部痛がある子宮内膜症とは?

ベッドに横たわる

性交後の下腹部痛や生理日以外の下腹部痛があるという方は、もしかすると子宮内膜症かもしれません。子宮内膜症の病気について詳しくみていきましょう。

子宮内膜症はどんな症状があるの?

子宮内膜症とは?

子宮内膜症になると、生理日以外のときに下腹部痛があったり、性交後の下腹部痛や排便痛などの症状があらわれます。

生理日以外の時の下腹部痛は、子宮内膜症になる女性の半数が経験をしており、それ以外の下腹部痛は3割程度にみられるようです。

子宮内膜症になると、生理の時に血尿が出たり、下血などの症状が出ることがあります。子宮内膜症は、妊娠をすることによって治ることがあり、閉経をむかえると症状が出なくなります。

【子宮内膜症とチョコレート嚢腫】

卵巣に子宮内膜症があると、血液が卵巣にたまってしまい、チョコレート嚢腫をつくってしまいます。

このチョコレート嚢腫は、そのままにしておいても何も問題がないこともありますが、人によっては破裂をしてしまうこともあります。チョコレート嚢腫が破裂をすると激痛が伴い、病院へ救急搬送されることが多いです。

基本的には破裂をしても卵巣を残す処置をしますが、年齢や出血の度合いを考えて、片方の卵巣と卵管を摘出する場合もあります。

チョコレート嚢腫は、卵巣がんになることがあります。よって、チョコレート嚢腫がある場合、その後の経過を定期検査で確認をしていくことが大切です。

子宮内膜症になる原因とは?

子宮イラスト

子宮内膜症になる原因は、2つの説があります。

1つは、子宮内膜移植説です。これは、卵管の中を通って逆流した生理の血液が、腹腔面に付着してしまうからという説です。ただ、この子宮内膜移植説であれば、すべての女性に子宮内膜症が発症しなければならず、その点が明らかにされていません。

2つめは、体腔上皮化生説で、女性ホルモンのエストロゲンが、生理の血液によって影響を受けた結果、子宮内膜組織に変化して病気があらわれると言ったものです。今の段階では、どちらの説も重要であると考えられており、2つの説を有力としています。

子宮内膜症の治療法

子宮内膜症の治療法は、薬物療法と手術療法の2つがあります。どちらの方法で治療を進めていくかは、どのような症状があらわれているのか、子宮内膜症の進行度合いや将来子どもを希望するかどうかなどをトータルで考えて判断していきます。

【薬物療法】

薬物療法

薬物療法の中には、生理のときだけ鎮痛剤を使う方法があります。
また、経口避妊薬を使って身体に妊娠をしていると思わせたり、ダナゾールを使って擬似的に閉経を起こして治療をしていく方法もあります。

さらに、黄体ホルモンの薬剤を使う治療法もあります。薬物療法は、薬をやめてしまうと再発をしてしまう可能性が高いため、根本的に子宮内膜症を治療することができません。よって、手術と組み合わせて使うことが多いです。

【手術療法】

手術療法

手術療法には2つあり、病巣を取り出して卵巣を保存する方法と、子宮・卵巣を摘出する方法の2つがあります。

妊娠を希望される方は保存療法を、希望されない方は後者の方法で治療を行います。手術は腹腔鏡下手術を選ぶこともできるので、以前の手術よりも短い時間で治療を行えるようになっています。

PR