近年増加傾向にあるチョコレート嚢胞!チョコレート嚢胞の症状・原因・治療法 
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近年増加傾向にあるチョコレート嚢胞!チョコレート嚢胞の症状・原因・治療法 

生殖女性の5%の割合で発生するチョコレート嚢胞。卵巣の中に古い血液がたまって作られるチョコレート嚢胞は、子宮内膜症に掛かっている女性にあらわれる疾患です。チョコレート嚢胞の症状や原因、治療法についてご紹介しましょう。

20~30代の女性に好発 子宮内膜症はどんな病気?

チョコレート嚢胞は子宮内膜症の一部

チョコレート嚢胞の症状が出るのは、子宮内膜症に掛かっているからです。まずは、子宮内膜症という病気について詳しく勉強しましょう。

月経痛がある子宮内膜症

生理のときに、おなかが痛くなる、不快な感じがするという方はいらっしゃいませんか?子宮内膜症は、生殖女性の3~10%に発生する病気で、近年増加傾向にあります。子宮内膜症になると4つの問題が生じます。

Ⅰ【痛み】

子宮内膜症になると、月経時に激しい痛みを生じます。その痛みは日常生活に影響するほどの痛みで、月経の時には横になっていないと痛みに耐えることができないという方もいらっしゃいます。月経痛以外にも、腰痛や排便痛があることも。

 Ⅱ【不妊症】

子宮内膜症は、20~30代の女性に好発します。ある調査によると、子宮内膜症の患者さんの3年間の累積妊娠率は50%、チョコレート嚢胞がある場合は5%に減ってしまいます。子宮内膜症は不妊症の原因となってしまいます。

Ⅲ【再発】

子宮内膜症を手術して再発をする確率は、手術後の2年間で2割、5年間で4~5割の割合です。子宮内膜症は、かなりの高確率で再発傾向がある疾患です。

Ⅳ【癌化】

子宮内膜症は、癌になってしまう可能性があります。歳をとるとともに癌化傾向が上がっていき、40代以降は4、5%、50代以降は20~25%にもなります。

子宮内膜症の症状の一つがチョコレート嚢胞

チョコレート嚢胞は子宮内膜症の症状の1つ

子宮内膜症には3つの症状が現れます。1つめは月経痛や腰痛、腹痛などの疼痛です。また、性交時に深部の痛みを感じることもあります。2つめの症状は不妊です。子宮内膜症になることで妊娠率が低下します。3つめの症状は、チョコレート嚢胞です。チョコレート嚢胞は、良性のものなのですが、それが癌化してしまうことがあるため注意が必要です。
子宮内膜症について、お分かりいただけましたでしょうか。では次に、子宮内膜症の症状の1つであるチョコレート嚢胞について詳しくみていきましょう。

不妊の原因となる?!チョコレート嚢胞とは?

チョコレート嚢胞の症状・原因・治療法

チョコレート嚢胞は、毎月の月経でだんだんと大きくなってしまいます。またチョコレート嚢胞を放置しておくと、癌化してしまうため、なんらかの治療を受ける必要があります。

【チョコレート嚢胞の症状】

チョコレート嚢胞があると、月経時の血液にレバー上の経血がよく起こります。また、1時間以内にナプキンを交換しないと、漏れてしまうほどの経血量があります。月経過多もチョコレート嚢胞の症状です。また、月経痛が激しかったり、腰痛や腹痛となることもあります。これらの症状は、チョコレート嚢胞の進行期と相関関係はありません。

【チョコレート嚢胞になる原因】

チョコレート嚢胞にどうしてなるのかは、はっきりとした原因が解明されていません。諸説には、月経のときの血液が腹腔内に逆流してしまうため、アレルギーが関係している、腹膜の組織が変化してしまったものなどがあります。

【チョコレート嚢胞の治療法】

チョコレート嚢胞は、薬物治療と手術治療の2つの治療法があります。薬物治療では、女性ホルモンを減らす薬が使われます。低用量のピルであったり、黄体ホルモン剤などがあります。手術治療には、腹腔鏡下手術やレーザーを使う方法、アルコール固定をする方法などがあります。

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