タレントの藤崎奈々子さんも罹患した子宮内膜症が引き起こすチョコレート嚢胞の治療法
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タレントの藤崎奈々子さんも罹患した子宮内膜症が引き起こすチョコレート嚢胞の治療法

最近増えているチョコレート嚢胞ってどんな病気かご存じですか?タレントの藤崎奈々子さん(37歳)も罹患したばかりという、女性特有の病気、チョコレート嚢胞の治療法についてご紹介します。子宮内膜症に起因する詳しい原因や症状、不妊症との関係などについても一緒にご紹介しますので、参考にしてください。

チョコレート嚢胞ってなあに?

チョコレート嚢胞は卵巣にチョコレートの様な茶色くどろっとしたものができる

チョコレート嚢胞ってご存知ですか?チョコレートって食べ物でしょって思う人も多いでしょうが、実はこれ、列記とした疾患の名称なんです。なんでスイーツが名称に使われるのって不思議ですよね。それは、この病気の特徴がチョコレートみたいに見えるからなのです。先日、子宮内膜症を患ったタレントの藤崎奈々子さんもこのチョコレート嚢胞に罹患しました。幸い、手術が無事に成功し退院できましたが、このチョコレート嚢胞ってどんな病気なのでしょうか?

チョコレート嚢胞は、子宮内膜症が悪化した疾患です。子宮内膜症とは、子宮内膜が、通常できるはずの子宮の内側でなく卵巣や腹膜などにでき、そこで増加したり剥離したりして激しい痛みを伴う疾患です。その子宮内膜症が、卵巣にできてしまったものをチョコレート嚢胞と言い、古くなった血液が茶色くてドロっとしているため、チョコレート嚢胞と呼ばれています。チョコレート嚢胞の多くは子宮内膜症と同様良性ですが、まれに腫瘍になることもあり、そうするとチョコレート脳腫になります。

チョコレート嚢胞には強い月経痛がある

チョコレート嚢胞の症状は、子宮内膜症と同様、かなり強い月経痛があります。月経でない時にも腹痛があり、ほかにも腰痛や骨盤痛を感じることがあります。性交や排便でも痛みを感じることがあり、この極度の痛みのために罹患していることに気づく女性もたくさんいます。

チョコレート嚢胞の原因と治療法 妊娠はできる?

チョコレート嚢胞の原因は、実はいまだ解明されていません。月経ホルモンの影響と言われていますが、はっきりしていないことが現状です。しかし、これに罹患すると、痛み以外にも、不妊症や再発、卵巣がんといった厄介な問題を引き起こすことは分かっています。チョコレート嚢胞に罹患したら出来るだけ早く治療を開始することがリスクを最小限に抑えることにつながります。

チョコレート嚢胞の治療は主に手術

チョコレート嚢胞の治療については、子宮内膜症の治療を主体として行われていきます。まずは女性ホルモンを減らす薬を使った治療が施されますが、多くの場合、それだけで治ることはありません。低用量ピルや黄体ホルモン剤を使った薬物療法もありますが、合併症や副作用があるので、あまり一般的でないことも事実です。

タレントの藤崎奈々子さんも経験したように、入院して手術による治療がほとんどです。チョコレート嚢胞は、上記でもご説明した通り、再発や癌化する恐れがありますし、癒着や捻転の可能性も考えられるため、根本的な治療が不可欠なのです。

チョコレート嚢胞の外科的な治療としては、腹腔鏡下嚢胞摘出手術が一般的です。これは、チョコレート嚢胞のみ摘出して、正常な卵巣部分を残すやり方で、手術後でも妊娠できるというメリットがあります。通常、手術経験者の7割が自然妊娠可能ですが、残り3割のうち、35歳以上など高齢の方の場合には、排卵誘発剤を処方されることもあります。
すでに出産を終えていて、今後妊娠する予定の無い人は、子宮周辺器を摘出することも選択できます。卵巣と卵管を取ってしまう手術で、もう妊娠はできませんが、再発を防ぐことが出来ます。

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