風邪かと思ったら・・意外な場所にできる稀少部位子宮内膜症とは?
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風邪かと思ったら・・意外な場所にできる稀少部位子宮内膜症とは?

稀少部位子宮内膜症とは、肺やおへそなどにできる子宮内膜症のことです。生理中に咳が出たり、血の混じった痰が出たりすることがあり、風邪と間違えやすいという特徴があります。こちらで詳しくお話ししていきましょう。

意外な場所にできる稀少部位子宮内膜症とは?

婦人病として有名な子宮内膜症。現在、約10人に1人の女性が患っています。

しかし、この中でもさらに何割かの女性は、稀少部位子宮内膜症を患っています。

そもそも子宮内膜症とは、子宮内腔以外の場所に、子宮内膜やそれにそっくりの組織ができてしまう疾患のことです。エストロゲンの分泌により、さらに増殖することもあります。

多くが、卵巣や腹膜にできるのですが、珍しい場所にできることもあります。それを、稀少部位子宮内膜症と言います。

風邪を引いたかなと思ったら、実は稀少部位子宮内膜症だったというケースも

稀少部位子宮内膜症とは、肺やおへそなど、本当に意外過ぎる場所にできることが特徴です。

実は、生理になると、風邪など身体の不調を感じるという特徴もあります。風邪を引いたかなと思ったら、実は稀少部位子宮内膜症だったというケースも珍しくありません。

以下では、できる意外な場所とその症状についてお話しします。

稀少部位子宮内膜症ができる意外な場所や症状

肺にできる稀少部位子宮内膜症

肺にできる稀少部位子宮内膜症

生理中、風邪を引いていないのに咳が止まらなかったり、その咳の中に血が混じっていたりする、ということはありませんか?

これは、肺にできた稀少部位子宮内膜症かもしれません。子宮内膜症は生理中に出血するという特徴があります。

これが疑われる場合は、生理中にX腺写真を撮ります。胸に影のようなものが映れば稀少部位子宮内膜症で間違いないでしょう。

横隔膜にできる稀少部位子宮内膜症
横隔膜にできる稀少部位子宮内膜症

生理中、肩こりや鎖骨の痛みがひどかったり、息苦しかったりすることはありませんか?

さらに胸が痛かったり血の混じった痰が出たりしたら、横隔膜にできた稀少部位子宮内膜症かもしれません。9割以上の女性が右胸に痛みを覚えます。この場合、肺の一部に穴があいて空気が漏れる、月経随伴性気胸が起きている可能性もあります。

胃にできる稀少部位子宮内膜症

生理中に胃が気持ち悪くなったり、吐血したりすることはありませんか?この場合、胃にできた稀少部位子宮内膜症の可能性があります。

おへそにできる稀少部位子宮内膜症

おへそにできる稀少部位子宮内膜症

生理中、下腹部痛がひどかったり、おへそが腫れたりすることはありませんか?

この場合、おへそにできた稀少部位子宮内膜症の可能性があります。稀少部位子宮内膜症は、生理中に何等かの身体の不調を感じることが特徴です。そのため、一度は「風邪かな?」「肩こりかな?」と他の原因を考えがちで、発見までに遠回りになるケースが珍しくありません。

しかし、そのままにしておくと、卵巣の機能が低下したり、放出された卵子を取り込めなくなったりすることがあります。精子や卵子そのものに悪影響を及ぼすこともあり、妊娠の妨げになります。

いつもは無いような症状が、生理中にだけ起きるという時には、稀少部位子宮内膜症を疑った方が良いでしょう

実は、稀少部位子宮内膜症は、2015年より、3年間、国庫補助を受けられることになりました

実は、稀少部位子宮内膜症は、2015年より、3年間、国庫補助を受けられることになりました。

研究を行うのは、東大病院と玉川病院気胸研究センターです。

非常にまれな疾患にもかかわらず、産科や婦人科、呼吸器科など、複数の科をまたいでいたり、女性特有のライフステージの変化に合わせた治療が必要であったりと、複雑な背景があります。患者からは、診療科の垣根を超えてもっと連携してほしいという声が上がっていました。

今回、国庫補助を受けられるということで、各地でバラバラに行われていた治療は、その情報が一か所に集められ、実態の把握や再発の防止に役立てられます。

未来の患者たちのために、研究が進められ、新たな治療法が開発されることを期待しましょう。

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