たくさんの子宮筋腫が複数できてしまう多発性子宮筋腫
4,202views

たくさんの子宮筋腫が複数できてしまう多発性子宮筋腫

たくさんの子宮筋腫ができる、と聞いてショックを受けたり驚いてしまう人もいるかもしれませんが、子宮筋腫の多くは多発性であると言われています。具体的な症状と、今後の対処について正しい知識を持てば、安心して治療に臨むことができます。

単発性と多発性に分かれる子宮筋腫の違い

子宮筋腫のうち8割は複数の筋腫を発症!?

子宮筋腫のうち8割は複数の筋腫を発症大小にかかわらず、たくさんの子宮筋腫がある場合は「多発性子宮筋腫」、一つだけの場合は「単発性子宮筋腫」と言います。子宮筋腫と聞いただけでもショックなのに、多発性と聞いて余計に不安になってしまった方もいると思いますが、子宮筋腫と診断される人のおよそ8割は「多発性子宮筋腫」だと言われているほど、よくある病状の一つです。複数あるから重症だとか治りにくいということもありませんが、単発性の筋腫と比較すれば再発する可能性は高く、全くのリスクがないというものではありません。
ただ、適切な治療を行えば治る病気でもあります。

いつもより生理の症状がひどい時は要注意!

そもそも子宮筋腫は子宮の内側に筋肉が異常発達したコブのことで、これ自体は良性の腫瘍ですが、子宮の内膜の面積が広がることで経血の量が増えたり、多量の出血による貧血などを引き起こす可能性があります。
複数の筋腫がある場合、激しい運動などをすると子宮に根がくっついたまま筋腫自体が動くので、痛みと同時に出血も増えます。
いつもより生理痛がひどい、経血の量が多く、レバーのような塊が多く出るようになるなどの他に、腰痛や頻尿、貧血などの症状がでてきたり、不正出血がある人もいます。
その反面、子宮筋腫があっても症状が出ない人もいます。

子宮筋腫は摘出したいけど妊娠はできる?

筋腫だけ摘出するメリットとデメリット

筋腫だけ摘出するメリットとデメリット昔は子宮筋腫の摘出手術といえば子宮の全摘出でしたが、現在では筋腫だけ摘出する手術ができるようになりました。そのため、複数の筋腫がある場合でも子宮を残した摘出手術が可能なので、妊娠しやすい体内環境になり、術後でも妊娠出産ができるようになるのはメリットの一つと言えます。
ただし、全ての筋腫を摘出したとしても、子宮筋腫ができるメカニズムが「生まれつきの体質である」とされていることから、再発する可能性は残ったままになってしまうデメリットもあります。

子宮を全摘出するメリットとデメリット

子宮を摘出するということは妊娠出産ができなくなることを意味します。また、子宮は女性のシンボルですから、精神的に深く傷ついてしまう女性もいます。
しかし、重篤な場合は子宮を全摘出することで筋腫の再発を防いだり、他の婦人病の併発を防ぐことができます。まだ小さいから、痛くないから大丈夫と油断していると、複数の筋腫ができたり、気付いたら思った以上に筋腫の成長スピードが速くて大きくなっていることがあります。
定期的な検査で経過観察しながら、早めの治療を行うことで最悪の事態に備えることができます。

継続的な経過観察で、自分に合った治療法を探す

自分に合った治療方法を探して上手に付き合っていく

子宮筋腫の大きさや数は人それぞれです。にぎり拳ほどの大きさになるものや、多発性の場合は赤ちゃんの頭ほどに大きくなり、体の外側から触って分かるケースもあります。痛みがひどい人もいればあまり症状を感じない人もいます。そのため、治療についても人それぞれの選択肢があります。
筋腫の成長は女性ホルモンの影響によるところが大きく、閉経しない限り筋腫は成長してしまうため、再発を防ぐ方法はありません。妊娠を望む場合は筋腫のみを摘出し、妊娠を望まない場合には再発防止を見越して、タイミングを見て子宮の摘出を検討した方が良いかもしれません。

ホルモンバランスを整えてできるだけストレスを溜めない

体を冷やさず、適度な運動、ストレスを溜めこまないように子宮筋腫は、複数ある場合でも大きさによっては投薬と合わせて経過観察する方法もあり、必ずしも摘出しなければいけないものではありません。投薬の効果で筋腫は小さくなりますが、完全になくなるわけではありませんので、服薬をやめてしまえばまた筋腫は大きくなってしまいます。
子宮筋腫を予防するためには、子宮筋腫に影響している「エストロゲン」の異常活性を抑える「プロゲステロン」の働きを活性化させることが必要です。
できるだけ体を冷やさず、適度な運動を心がけ、あまりストレスを溜めこまないように気を付けましょう。

PR