胃が痛い?それってピロリ菌で胃の病気 になっているかもしれません
22views

胃が痛い?それってピロリ菌で胃の病気 になっているかもしれません

ピロリ菌で胃の病気になるってご存知ですか?40歳を超えた人の多くがピロリ菌に感染しているといわれています。ありふれた細菌の一種であるピロリ菌。じつは胃潰瘍や胃炎の原因です。ピロリ菌が原因の病気やピロリ菌の除菌方法を紹介します。

ピロリ菌の基礎知識

そもそもピロリ菌ってなに?

そもそもピロリ菌ってなに?

ピロリ菌とは細菌の一種。ヘリコバクターピロリとも呼ばれます。

この細菌が発見されたのは最近の話、1983年です。なぜ最近まで見つからなかったかというとピロリ菌が生息する場所にヒントがあります。ピロリ菌が住み着くのは動物の胃。胃は胃酸があるため生き物は住み着けないと考えられていました。ところがピロリ菌はウレアーゼという酵素を出すことで胃の中でも生きられます。ピロリ菌が感染することで様々な問題が起きます。

ピロリ菌が原因で起きること

ピロリ菌が原因で起きること

ピロリ菌に感染することで胃の中でアンモニアが生成されます。そのアンモニアによって胃の粘膜が傷つけられてしまって胃の不調につながります。胃の粘膜の細胞に穴を開けるピロリ菌が作るvacAという淡白も問題。

さらにピロリ菌に対して免疫反応が起こると白血球が胃粘膜に集まってしまう結果炎症の原因になります。これらの状態が続くことで様々な病気の原因になるのです。ピロリ菌の多くは5歳までの子供のときに感染したものです。

一度感染すれば胃の中に住み続けて病気の原因になります。ピロリ菌で胃の病気になった場合は除菌して治療します。

ピロリ菌で胃の病気!?ピロリ菌に関係する病気

慢性胃炎

子どもの時から身体に住み着いたピロリ菌。徐々に感染範囲が広がって、胃粘膜全体にまで達します。これが慢性胃炎です。慢性胃炎が続くことで胃の粘膜が薄くやせて萎縮性胃炎になってしまうとさらに深刻です。胃での消化がうまくいかず、食欲不振や胃もたれの原因になります。症状が進行することで胃がんになる可能性も指摘されています。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍

ピロリ菌が原因で胃酸が原因となる潰瘍になることもあります。とくに十二指腸潰瘍を患う人の多くがピロリ菌の保菌者だといわれています。ピロリ菌が潜伏することでホルモン分泌が刺激され胃酸過多の状態になるのです。胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者の約9割がピロリ菌に感染しているといわれています。

そのほかの病気

ピロリ菌は胃の粘膜にできる腫瘍やポリープの原因にもなるといわれています。さらにハッキリと目に見える病気が表に出ていなくても胃もたれなどの症状がある機能性胃腸症(FD)もピロリ菌が要因と考えられます。

胃がんとの関係

胃がんと関係があるといわれているピロリ菌。世界保健機構もピロリ菌を「確実な発がん遺伝子」と認定しています。ピロリ菌がいることでがんが再発しやすくなるためピロリ菌の除菌ががんの再発防止に効果的な治療法だといわれています。

日常生活でピロリ菌対策

日常生活でピロリ菌対策

ピロリ菌の診断方法

ピロリ菌がいるか調べるには内視鏡を使った検査と内視鏡を使わない検査があります。内視鏡を使った検査では胃の組織を採って培養してピロリ菌がいるか調べます。一方内視鏡を使わない検査では呼気の成分や血中、尿中のピロリ菌の抗体を調べます。

ピロリ菌の除菌

ピロリ菌の除菌は薬の服用でおこないます。胃酸の分泌を抑える成分と抗生物質を含んだ薬を服用しておこなう治療です。一週間程度の服用で8割以上の人が除菌できます。残念ながら保険適用内で可能なピロリ菌の除菌治療は限られています。費用面を含めて医師と相談の上、自分にあった方法を選びましょう。

ピロリ菌の増幅を抑えるヨーグルトなどの特定保健用食品も登場しています。潰瘍や炎症などの症状があらわれる前にピロリ菌対策をはじめましょう。

PR