夜になると息苦しい…何の病気の可能性がある?
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夜になると息苦しい…何の病気の可能性がある?

夜になると息苦しいと感じられる方、病気に掛かっている可能性があります。夜になると息が苦しくなる病気は、左心不全、気管支喘息、肺塞栓症の3つです。これら3つの病気について、症状、原因、治療法などを詳しくご紹介しましょう。

夜になると息苦しい・・・考えられる病気は?

夜になると息苦しい・・・考えられる病気は?

夜になると息苦しいのは発作性の夜間呼吸困難です。このような症状が出てくるのは、左心不全、気管支喘息、肺塞栓症の3つの病気が考えられます。これらの病気について詳しくご紹介しましょう。

左心不全とはどんな病気?

【病気の概要】

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左心不全は、左心房や左心室など左心系の機能が損なわれることによって起こる病気のことです。

左心は左心房と左心室で成り立っていて、それぞれの部屋には僧帽弁があります。肺から送られた酸素の多い血液を左心房が受け取って、左心室へ送ってから大動脈を通って身体全体へ行きわたります。左心室の心筋は、全身に血液を送り出すため、右心室の3倍厚いです。

【症状】

左心不全になると、夜になると息苦しかったり、重たい荷物を持ち上げるなどの軽い運動をすることで、息切れを起こしたりします。

左心不全が進行してしまうと、呼吸困難になったり、食欲不振が起こったり、頭痛があらわれたりします。

【原因】

全身へ血液を送り出す機能が低下することによって左心不全になります。左心不全をそのままにしておくと、右心不全を引き起こすため、しっかりとした対応が必要です。

【治療法】

心臓の拍出量を改善するために、強心薬を使った治療が行われます。また、血管拡張薬が使われることもあります。

ただ、心不全はその他の病気と絡んでいることが多いため、それらの疾患によって治療法が異なります。

気管支喘息とはどんな病気?

【病気の概要】

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気管支喘息は、発作のような形で呼吸困難になる病気で、寝ているときに息苦しくなり発作を起こしたり、外部からの刺激によって気道に狭窄を生じます。

【症状】

咳が止まらなくなり、呼吸困難などの症状が出てきます。寝ているときは、明け方に多く症状が出やすく、激しい咳や痰などが出ます。

【原因】

ハウスダストやカビ、ダニなどの死骸など生活を送るうえで飛散するものが原因の場合や、小麦粉やそばなど食べ物が原因となる場合があります。

ただ、まったく原因がわからない気管支喘息も病気全体の3分の1ほどあります。

【治療法】

喘息の症状を安定させるための予防薬と、呼吸困難を改善するための治療薬の2つの治療法があります。

症状によって治療法が異なるため、掛かりつけの病院をつくり医師に相談をして治療法を決めていくようになります。

肺塞栓症とはどんな病気?

【病気の概要】

肺塞栓症は、高齢者の方が掛かりやすい病気

肺塞栓症は、高齢者の方が掛かりやすい病気で、手術後や怪我の骨折の後、がんなどの入院中にこの病気に掛かることが多いです。

【症状】

息苦しさが一番多い症状で、突然呼吸が苦しくなり、歩いたり階段を上ったりすることができなくなります。また、息を吸い込むときに胸に痛みを感じることがあります。さらに、肺動脈が詰まることによって、脈拍が1分で100回以上にもなることがあります。

【原因】

肺塞栓症は、足にできてしまった深部静脈血栓が、血流により肺動脈まで運ばれてくるために起こります。

【治療法】

肺塞栓症の治療法は、一律に決まっているわけではなく、どのくらいの症状が出ているのか、併せて出ている症状の有無によって異なります。

治療法には、血液をさらさらにする抗凝固療法や、血栓を溶かす血栓溶解療法、血管を再開通させるカテーテル治療などがあります。

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