視界が暗い、中心が暗い、目がかすむ・・・疑われる病名とは
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視界が暗い、中心が暗い、目がかすむ・・・疑われる病名とは

視界が暗い、中心が暗い、眼がかすむ、こんな感じで眼がおかしいなと思ったら、なんらかの病気の可能性があります。放置しておくと急に視力が低下して最悪見えなくなってしまうこともあります。症状から考えられる病名や治療法についてお話しましょう。

視界が暗い、中心が暗い、目がかすむ・・・疑われる病名とは

最近、「視界が暗いな」、「眼の中心が暗いな」、「よく目がかすむな」と感じることはありませんか?

眼がおかしいなと異常を感じたら、何等かの病気なのかもしれません。症状から考えられる病名や治療法についてお話します。

眼の異常から予測できる病気とは?

視界が暗いと感じる時

視界が暗いと感じる時

視界が暗いなと感じたら、網膜動脈閉塞症かもしれません。

これは、網膜にある動脈が詰って血液がそこへ流れなくなる病気です。血液が届かないと網膜の細胞は酸素が足りなくて生きていられません。すると視界が暗くなり視力も低下します。視野全般が暗くなった時には中心動脈閉塞症の可能性が高いです。部分的に視野が暗くなった時には分枝動脈閉塞症でしょう。

視力が下がるかどうかは、閉塞した部分が網膜の中心にかかっているかどうかになります。中心にかかっていれば視力は低下します。

原因は、加齢による血管の衰えや糖尿病、高血圧症などが考えられます。若い人が網膜動脈閉塞症になった時には、膠原病など免疫力の低下や動脈の炎症、避妊薬の内服などが考えられます。

治療としては、血管を拡張したり血栓を溶かしたりする薬物を使ったり、副腎皮質ステロイドを服用したりします。眼圧を下げて血管を広げるために、角膜を切開して前房水を出す方法もあります。

眼の中心が暗い時

眼の中心が暗い時

最近、眼の中心が暗いなと感じることはありませんか?

特にこの1ヵ月くらいでそう感じたら、圧迫性視神経症の可能性があります。これは、眼球の後ろにある視神経が病変によって圧迫されて、視神経の線維の循環が滞る病気です。通常、片方の眼に進行性の障害が現れます。

ただ、ゆっくり進行する上、痛みもありません。気づきにくいことが特徴です。片方の眼を閉じた時に、やけに見えにくかったから気づいたというケースは珍しくありません。

原因としては、眼窩内や副鼻腔内に腫瘍ができたか甲状腺に異常があったか、それとも他の悪性腫瘍ができたか、などが考えられます。

治療としては、外科的処置が必須となります。その際、脳神経外科や耳鼻科などと連携し、術後は神経を保護する意味でビタミンB12を内服します。

眼がかすむなと感じる時

眼がかすむなと感じる時

眼がかすむようになったと感じたら、2つの病気が考えられます。一つは網脈絡膜炎です。眼の後方にある網膜や脈絡膜に炎症が起こり、眼のかすみや視力の低下が起こります。黒い小さな点が見える時には、硝子体がにごって起こる飛蚊症の可能性もあります。

もう一つは、白内障です。白内障は、聞いたことがあるかもしれません。カメラで言うレンズにあたる水晶体が濁る病気です。
もう一つは、白内障です

網脈絡膜炎の原因としては、梅毒やハンセン病などの細菌や、ヘルペスなどのウイルスに感染したことが考えられます。免疫反応が原因のこともあります。その場合には、眼に膿が溜まるベーチェット病などが考えられます。

白内障の原因は、ほとんどが加齢によるものです。水晶体はたんぱく質と水、ミネラルで出来ていますが、たんぱく質の分子が水に溶けず白濁してきて、眼のかすみが起こります。また、アトピーや糖尿病、放射線などの影響も考えられます。

網脈絡膜炎の治療としては、ステロイド入りの薬を点眼したりする

網脈絡膜炎の治療としては、ステロイド入りの薬を点眼したり眼の周りに注射したりする方法が一般的です。飛蚊症の時には硝子体の濁りを除去するため、手術をすることもあります。

白内障の治療は、手術のみになります。網膜に届く光の量を増やす手術を行います。手術しかないとはちょっと怖いですが、合併症や他の要因が無い場合には、視力が良くなることもあります。

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