強度近視と弱視って似ているようで、何が違うの?
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強度近視と弱視って似ているようで、何が違うの?

子どもが学校の視力検査で、強度近視と診断され、焦る親御さんも多いですよね。似たような表現で弱視もありますが、強度近視と弱視は、目が悪い、ということでひとくくりに片づけてしまっていいものなのでしょうか?強度近視と弱視の違いについて調べてみました。

強度近視と言われた!

小学校などでお子さんが強度近視、といわれて心配になる方がいますが、強度近視ってどのくらい見えているのでしょう。

¿glasses?

¿glasses? / ientu https://www.flickr.com/photos/ientu/3588971537/

強度近視を視力で表現するのは適切ではありません。

なぜなら視力は、近視だけでなく乱視やそのときの健康状態、時間、病気などを総合的に評価する数字だからです。

近視の程度は専門的には、ディオプトリーという単位で表現します。実はこの数字、眼鏡やコンタクトレンズを作るときによく目にする単位。「-4.5D」などと見たことがありませんか?

コンタクトレンズの箱にも書いてありますね。これは、レンズの焦点距離の逆数で、この数字が大きいほど近視の程度はひどくなります。

さて、この数字の基準では、強度近視はマイナス6以上、とされています。あえて視力に置き換えるならば0.04未満とのこと。

ちなみに、筆者のコンタクトレンズの箱をみたら、、、、マイナス6!視力としては0.03位だった、と記憶しています。私って、強度近視だったのですね。確かに悪いほうです。不便です。でもコンタクトレンズや眼鏡をしていれば1.00は見えるから日常生活も車の運転も大丈夫ですよ。

強度近視を視力で表現するのは適切ではありません。

弱視とは

近視とは別に弱視って聞いたことがありますよね。これってもっと見えないこと?強度近視と弱視の違いは何なのでしょう?

強度近視と弱視の違い

強度近視は前述のように、適切な眼鏡やコンタクトレンズを使用すれば視力が出て、日常生活には問題ありませんが、弱視はどうなのでしょう。

目は、対象をとらえ、角膜、水晶体、硝子体を通って、網膜の中心窩にピントが合い、鮮明な像が出来上がった後に、その情報が視神経を通って脳に伝わります。

しかし何等かの原因で、視覚情報が脳に伝わるまでの間に問題が起こり、視覚中枢の発達が妨げられることがあります。きちんとした映像が脳に伝わらないと視覚は発達せず、視力が出にくい状態になります。これを弱視といいます。

つまり、強度近視は、正常な目の状態から、近視になってしまった状態。
弱視は、生まれてから目の機能が発達するまでの間に、何等かの原因のために目が正常に発達しなかった場合をいうのですね。弱視は目の機能が発達していないので眼鏡で矯正しても視力はでないようです。

視力を測る

弱視の原因-1

何等かの原因で、正常な映像が伝わらない、といってもなかなか難しいですよね。

しかも、弱視の治療は、目の発達が完成する8歳から10歳くらいまでに行わないといけません。早期に発見するためには親の注意が必要です。一番わかりやすいのは、形態覚遮断弱視といって、物理的に視界を遮ってしまっていて視覚情報が伝わらない状態です。

黒目が濁っている先天性白内障や生まれたときからまぶたがさがっていて視界を遮っている眼瞼下垂、瞼に腫瘍があるなど、これは比較的見てすぐわかります。この場合は元となる原因を手術などで治療する必要があります。

弱視の原因-2

斜視があって、眼が正面を向いていない場合、映像がまっすぐ入らないので、像を正確に結ばなくなり、機能の発達が妨げられてしまいます。正常な目のほうが発達し、斜視があるほうが、弱視となります。

もちろん目の機能が完成する10歳ころまではその可能性もありますから、あきらめずに治療したいですね。

治療は大事

弱視の原因-3

両目に強い遠視や乱視があるためピントが合わない屈折異常弱視、左右の目に、近視、遠視や乱視などの程度に大きな差がある不同視弱視などもあります。

弱視の治療は早期開始がカギ

前述のように、弱視は子どものころに治療しないと意味がありません。3~4歳ころには発見して、目が急激に発達する6歳ころまでに治療訓練を続けることで効果が見られます。

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