てんかんをサポートするときに、覚えておきたいこと。
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てんかんをサポートするときに、覚えておきたいこと。

てんかんを持っている人が、できるだけ発作を抑えて健康に日常生活を送ることができるようにするためには、家族や周囲の人はどのようにてんかんをサポートすればいいのでしょうか。過剰にならず、適切なサポートをするために覚えておきたいことをまとめました。

てんかんという病気について。

発作が起きる病気。

てんかんは、繰り返し発作を起こす脳の病気であり、年齢や性別に関係なく発症する可能性のあるものです。

発作にはいくつかの種類があり、手足をガクガクと曲げたり伸ばしたりするものや、身体を突っ張らせて硬直するもの、また、突然短い時間記憶が消失するものや、全身や手足が一瞬ピクリとするだけのものなどがありますが、一人の患者が様々な発作を起こすのではなく、患者によって起きる発作はほぼ一定しており、同じ発作を繰り返します。

発病するのは、乳幼児の時期であることが多く、一部の患者は成人する前に治ることもありますが、多くの人は治療を継続しますので、どの年代にも患者がいることになります。

発作が起きる病気。

治療は、内服薬が中心。

てんかんの治療のほとんどは、内服薬によるもので、処方された薬を適切に飲み、規則正しい生活を送ることで、発作を抑えることができます。薬を飲んでいても、睡眠不足が続いたり、ストレスがあったり、疲労が蓄積されたりすると、発作を誘発することがありますので、気を付けなければなりません。

治療は、内服薬が中心。

てんかんをサポートしよう。

幼児や小学生の場合。

幼児や小学生の子どもがてんかん患者である場合、親はどのようにサポートすればいいでしょうか。

まず一番大切なのは、保育園や幼稚園、また小学校の先生に、てんかん患者であることと、どのような症状がでることがあるのか、その場合はどのように対処すればいいのかを正確に伝えることです。場合によっては、担当医から話をしてもらってもいいでしょう。

体調に問題がなければ、学校生活に支障はありません。プールや遠足なども、体調が悪くない限り、できるだけ参加させてあげることが望ましいです。しかし、万が一の発作に備えて、必ず目を離さず見守ってもらうよう、先生に伝えておくことが大切です。

また、お友達と遊ぶ中で、テレビゲームなどをする機会もありますが、暗い部屋ではゲームをしないこと、時々休憩をはさみながら遊ぶこと、テレビ画面からは少し離れることなどに注意するようにしましょう。

幼児や小学生の場合。

中学生・高校生の場合。

中学生、高校生になると、部活動を行う人も増えますが、薬をきちんと飲み、体調が悪くなければ、部活動を行うことは問題ありません。ただし、体力的に厳しい部活動では、疲労が激しく発作を引き起こしかねませんから、注意が必要です。修学旅行なども、学校生活の重要な行事で、子どもにとっても貴重な体験ですから、あまり心配し過ぎずに参加させてあげましょう。

ただし、普段にない解放感から薬を飲み忘れたり、夜更かしをしてしまったりすると、発作を引き起こしかねないことを、しっかりと本人が認識するように話をしておきましょう。また、万が一旅行先で発作が起きてしまった時のために、最近の発作の症状や飲んでいる薬について記したものを、本人から先生に渡すようにしましょう。

また、思春期になると、女の子は初潮を迎えますが、生理に関係するタイミングで発作が起きるというケースもありますから、注意をしておいてあげましょう。

中学生・高校生の場合。

大学生から成人の場合。

てんかんは、成人に近づくにつれ、本人が自分の体調を管理することが重要になるものです。

大学生になったり、社会人になったりすると、生活パターンが大きく変わるものですが、服薬を忘れたり、規則正しい生活が崩れてしまうと、発作を引き起こしかねませんので、周囲の人がきちんと見守ることも大切です。

また、中にはてんかん患者であることを知られたくないと思う人もいるようですが、精神的に安定して日常生活を送るためにも、周囲の人にはてんかんの患者であることを伝えるように、本人に納得させることも大切です。特に就職をする場合や、交際相手ができたときなどは、後々のトラブルを避けるためにも、きちんと伝えるようにしたいものです。

大学生から成人の場合。

日常生活で気を付けたいこと。

どの年代にもかかわらず、発作を抑えて日常生活を送るためにはきちんと薬を飲むことと、睡眠をしっかりとって規則正しい生活を送ることが大切なのには変わりありませんから、家族や周囲の人が見守るようにしたいものです。

食事は、偏食をしないでバランスよく食べることが大事ですが、特に辛い刺激のあるものは避けるようにして、またグレープフルーツが影響してしまう薬もあるので、注意した方がいいでしょう。

また、てんかん患者が入浴する際には、必ず異変があれば気づくことができるようにしておきたいものです。小さい子どもの場合は、親が一緒に入浴すれば問題ありませんが、一人で入るようになってからも、万が一入浴中に発作が起きた場合はすぐに対処できるようにしておきましょう。

日常生活で気を付けたいこと。

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