臭いに敏感なのは化学物質過敏症?それとも前頭前野の機能が低下?
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臭いに敏感なのは化学物質過敏症?それとも前頭前野の機能が低下?

臭いに敏感になるのは嗅覚障害の中の嗅覚過敏である可能性があります。原因はストレスではなく、前頭前野の機能低下と関係があるようです。改善のためには精製された砂糖の摂取をやめ、また食品添加と化学調味料を含んだものを食べないことが有効かもしれません。

臭いに敏感になるのは良いこと?

臭いに敏感になるのは良いこと?

最近では臭いに鈍感になるのは認知症の前兆であると言われ、中高年の人ではとくに臭いに鈍感になったり、食べ物の味がはっきりしないと感じる場合には注意が必要と言われています。

このように、一般的には嗅覚などの五感の衰えは加齢や脳の衰えとして認識されることが多いものです。このような症状は嗅覚障害の中の無嗅覚や嗅覚減退にあたります。

しかし、嗅覚障害には、嗅覚過敏という臭いに敏感になってしまうという症状があります。臭いがしないより、した方が良い印象がありますが、それは程度問題です。

様々なものから強い臭いを感じるようになると、食事だけでなく、外出時の外気や他者との接触、交通機関の利用で強い不快感が継続することになります。

基本的に嗅覚は他の感覚に比べて慣れが早いため、不快な臭いでも数分で不快感を覚えなくなりますが、嗅覚過敏の場合には、慣れるということが少なく、不快な臭いに長時間さらされるという苦痛を強いられます。

そのため、嗅覚は鋭いからといって、良いことばかりではありません。

臭いに過敏なのは化学物質過敏症だから?

臭いに過敏なのは化学物質過敏症だから?

嗅覚障害の中でも嗅覚過敏は比較的、症状としては少ないものです。多くは慢性鼻炎や副鼻腔炎などの炎症によって嗅覚減退、あるいは無嗅覚になることが多いからです。

症状の少なさや原因が特定されない、あるいは治療法がないなどのために「化学物質過敏症」などと言われることもあります。「化学物質過敏症」は実は不確かな病名ですが、一部の患者は他の要因がわらないために「自分は化学物質過敏症に違いない」と考え、化学物質を生活からできるだけ排除することを試みます。

実際に、化学物質による臭いは自然の香りに比べて強いために化学物質由来の臭いを減らすだけで、多くの患者は症状が改善することも多いようです。

嗅覚過敏と前頭前野の機能低下

嗅覚過敏と前頭前野の機能低下

しかし、最近では、この嗅覚過敏と脳の前頭前野の機能低下に関連があることがわかっています。脳の前頭前野は思考や感情、社会的能力などを司る、ヒトがヒトらしく生きるために必要な部位です。

嗅覚過敏になっている人は多くの場合、脳の前頭前野の働きが絶対的に十分でないか、あるいは他の脳の部位に比べて相対的に機能低下をしている可能性があります。

脳の前頭前野の機能が低下すると臭いだけでなく、痛みにも敏感になることが知られています。これは本来なら情報の優先度、重要度を判断する脳の前頭前野がうまく働かず、少しの刺激にも過敏に反応するために起こることです。

前頭前野の機能を低下させる要因

前頭前野の機能を低下させる要因

このような脳の前頭前野を引き起こす原因として、現在ではストレスと答える医師も少なくありません。

実際に、ストレスを感じる人、あるいは感じやすい人は脳の前頭前野の機能も低下しています。しかし、実際にストレスのない生活になっても、嗅覚過敏が治ることは稀です。それでは、何が嗅覚過敏を引き起こす脳の前頭前野の機能低下の原因なのでしょうか。

もっとも疑わしいのはマグネシウム不足と言われています。マグネシウムが不足すると脳の前頭前野は正常な働きができず、不足が長期間に渡って起きると機能低下や機能不全を起こします。

マグネシウムは比較的多くの食品に含まれているため、普通に生活している中で不足することはほどんどありません。しかし、食べ物によっては代謝、消化の際にマグネシウムを多く消費するものがあります。

それは精製された砂糖と化学調味料や食品添加物です。3週間ほど、砂糖を含むこれらのものを含まない食事をすることで改善することが期待されています。

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