女性だけの病気じゃない!絨毛がんの治療は男女ともにほぼ同じ
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女性だけの病気じゃない!絨毛がんの治療は男女ともにほぼ同じ

絨毛がんの治療は男女ともに摘出、抗がん剤、化学療法を組み合わせるという方法が基本となります。女性の場合は妊娠性のものが圧倒的に多いですが、より深刻化するのは非妊娠性の絨毛がんの場合です。男性の場合は精巣がんの一種として絨毛がんがありますが、その発生頻度は精巣がんの0.5%以下です。

やっぱり早期発見が退治!絨毛がんの治療

絨毛がんは妊娠したときに作られる胎盤組織ががん化したものです。

そのため、絨毛がんになるのは圧倒的に女性が多く、さらに妊娠を経験した女性では出産経験の有無や出産からの経過年数に関わらず、絨毛がんを発症するリスクが高くなります。

しかし、妊娠を経験していない女性や男性であっても絨毛がんになるときがあります。それぞれの発見方法や治療法を紹介します。

女性の絨毛がんは妊娠によってリスクが増大

女性の絨毛がんは妊娠によってリスクが増大

女性が絨毛がんになるのは妊娠によるものとそうでないものがありますが、発生頻度としては妊娠を経験した女性に圧倒的に多くなります。とくに胞状奇胎を経験した女性ではそのリスクは跳ね上がります。

なぜなら絨毛がんになる女性の半数は胞状奇胎の後に発症しているからです。胞状奇胎は子宮内にぶつぶつした組織ができ、それが増加するという状態が続くことです。

最近では超音波検診で比較的早期に発見できますが、その発生原因は不明と言われいます。アジア人女性に多くみられることから遺伝的、体質的なことが原因となっている可能性があると考えられています。

しかし、正常な妊娠、出産のあとや流産や子宮外妊娠などを経験した女性でも絨毛がんになることがあると言われています。また、絨毛がんになるのは出産や妊娠してからすぐではなく、10年以上経ってから発症する場合があることがわかっています。

そのため、どのような形であれ妊娠を経験した女性は絨毛がんのリスクがあることを知っておきましょう。また、胞状奇胎を経験した人はとくに定期的な検診で絨毛がんの早期発見に努めることが求められます。

非妊娠性の絨毛がんはより深刻

非妊娠性の絨毛がんはより深刻

このように絨毛がんは妊娠経験のある女性において、とくに注目されることが多い病気ですが、一方で妊娠を経験しない女性の場合でも絨毛がんになることがあります。そのようなケースは非常に少ないことですが、非妊娠性の絨毛がんが妊娠性のものにくらべて、重症化しやすく、また治療も難しいことが多いといわれています。

男性の絨毛がんが精巣がんの一種

男性の絨毛がんが精巣がんの一種

また、絨毛がんは女性特有の病気ではなく男性でもなることがあります。

男性の場合は精巣がんの一つとして知られています。精巣は男性ホルモンを分泌し、睾丸とも呼ばれる臓器です。精巣がん自体はがんの1%程度といわれていますが、10万人に一人が発症する病気であるため、それほど珍しい病気ではありません。

また、15歳から35歳までの間で、もっとも多い悪性腫瘍であり、痛みを伴わないことが多いため無自覚のうちに進行することが多いといわれています。がんそのものではなく、それにともなう炎症などで痛みを感じて受診して絨毛がんが発見されるケースも少なくありません。

絨毛がんは精巣がんの発症要因では0.5%以下と極めて低い発生確率です。一般的ながん治療と同じく早く発見することができれば、9割の患者さんで完治が見込めると言われています。ただし、ステージIIIを超えるとその治療成績は6割に落ち込むといわれています。

絨毛がんの治療

絨毛がんの治療

女性の場合でも男性の場合でも絨毛がんの治療はがん化した組織の摘出が行われることが多くあります。女性の場合で今後、出産を希望しない場合には全摘することもあります。男性でも同じくできるだけ大部分を切除することが望まれます。

将来、妊娠を希望する場合にはできるだけ温存し、抗がん剤や化学療法でコントロールしますが、たとえ、全摘をしてもこれらの治療を併用することは少なくありません。

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