尿にたんぱくが出る病気 特発性血小板減少性紫斑病の症状・原因・治療法
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尿にたんぱくが出る病気 特発性血小板減少性紫斑病の症状・原因・治療法

尿にたんぱくが出る病気である特発性血小板減少性紫斑病。急性の患者は、小さな子どもに多く、6か月以上血小板数が減る慢性の患者は成人に多いです。特発性血小板減少性紫斑病の症状には、尿にたんぱくが出たり、尿に血液が混じったりします。特発性血小板減少性紫斑病について、症状や原因、治療法をご紹介します。

尿にたんぱく・・・特発性血小板減少性紫斑病?

尿にたんぱくが出る病気に特発性血小板減少性紫斑病があります。

この病気は、厚生労働省から補助金が交付されている難病指定の病気です。特発性血小板減少性紫斑病は、ITPと呼ばれており、血小板が減るため、出血の危険性が高まる病気です。特発性血小板減少性紫斑病の症状や原因、治療法についてご紹介しましょう。

特発性血小板減少性紫斑病の症状は?

特発性血小板減少性紫斑病の症状は?

特発性血小板減少性紫斑病になると、様々な症状が起こります。下記のような症状に多く当てはまる場合は、ITPに掛かっている可能性が高いです。

□皮膚に点状の出血があり、押さえても消えない
□歯ぐきや口の粘膜から出血がある
□鼻血が出る
□便に血が混ざる
□尿に血が混ざる
□尿にたんぱくが出る

これらの症状が出た場合は、早急に病院に行き、医師の診断を仰ぎましょう。

特発性血小板減少性紫斑病の原因とは?

特発性血小板減少性紫斑病の原因とは?

特発性血小板減少性紫斑病になると、血小板の数が減るのですが、その原因は、自分自身の血小板を壊してしまう抗体が体内で作られてしまうからです。血小板抗体が血小板にくっついてしまい、脾臓に取り込まれて血小板が少なくなります。

この血小板抗体は、血小板産生機能にも障害を起こすことが分かっています。なぜ、自己抗体が作られるのかという原因は、未だ明らかにされていません。

特発性血小板減少性紫斑病の治療法

特発性血小板減少性紫斑病の治療法

特発性血小板減少性紫斑病だと診断されたら、まず、ヘリコバクター・ピロリ菌の検査を受けます。ピロリ菌が陽性の場合は、ピロリ菌除去療法を行い、治療の効果があれば、ピロリ菌関連血小板減少症と診断されます。

そして、治療の効果がない場合で、血小板の値が減少し、出血症状が引き続き見られるような場合、副腎皮質ステロイドを使っての治療を行います。

ステロイドを投与しても、症状の改善が見られない場合は、脾臓摘出術を行います。手術をしても効果が得られない場合は、その人にあった薬物の治療が行われます。

薬物治療とは?

薬物治療とは?

上記のような特発性血小板減少性紫斑病の治療法を受けても効果がない場合、血小板増殖刺激因子製剤や、シクロホスファミド、ダナゾールなどの薬物を使って治療が進められます。血小板増殖刺激因子製剤は保険が適応されますが、それ以外の薬は適応外となっています。

血小板増殖刺激因子製剤を使うことで、骨髄の中の巨核球を増やすことができます。血小板増殖刺激因子製剤は、注射をするタイプと経口投与をするタイプがあります。

特発性血小板減少性紫斑病の予後

特発性血小板減少性紫斑病の予後

子どもの特発性血小板減少性紫斑病は、多くが急性タイプのため、6か月程度で血小板数が戻り、慢性タイプに移行をするものは1割程度です。ただ、6か月程度で血小板数値が元に戻ったとしても、最初は2週間ごと、落ち着いてくれば1か月、3か月と期間を空けて、尿検査を定期的に受ける必要があります。

風邪やウイルスなどに感染をすることによって、出血の症状が悪化する場合があるので、症状が悪化した場合はすぐに医師に診てもらうことが大切です。また、鎮痛剤や解熱剤は血小板機能に障害が出るため、服用を避ける必要があります。

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