重症化しやすい大人の麻疹にかからないようにするために。
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重症化しやすい大人の麻疹にかからないようにするために。

大人の麻疹と聞いて、麻疹って子どもの病気じゃなかったの?と思った方はいませんか?ここ最近でも、大人の麻疹流行がニュースで取り上げられたように、大人の麻疹患者は増加傾向にあると言われています。重症化しやすい大人の麻疹にかからないようにするためには、どうすればいいのでしょうか?

麻疹の感染力の強さを知っておこう。

麻疹は空気感染する!

一昔前までは、麻疹というと、ほとんどの人が子どものうちにかかる病気と考えられていました。

ほとんどの人が子どものうちにかかるというのは、つまり感染力が強いということで、インフルエンザウイルスなどが飛沫感染や接触感染であるのに対し、麻疹ウイルスは飛沫感染や接触感染だけでなく、空気感染もするため、あっという間に流行するのです。

直接ウイルスを持っている人と接触をしなくても、例えば、麻疹ウイルスを持った人が乗っていたエレベーターに、入れ違いで乗り込んだ場合でも、エレベーター内の空気から感染してしまうということがあるわけです。

さらに、麻疹は症状が出るまでの潜伏期間が9日から12日程度と長い上に、潜伏期間にも強い感染力を持っていると言われています。

麻疹は空気感染する!

大人の麻疹が流行する理由とは?

子どもの麻疹患者は、一時期と比較すると激減と言ってもいいほど減っているのに対し、大人の麻疹患者が増加傾向にあるのはなぜなのでしょうか?

これには、予防接種が関係していると考えられています。1990年4月2日以降に生まれた人からは麻疹と風疹の混合ワクチンの定期接種の機会があり、ワクチンの接種率が上がったものの、それ以前に生まれた大人の世代の人はワクチンの接種率が高くないために、ワクチンを受けていない人が意外といるのです。

また、ワクチンを接種すると体内に麻疹ウイルスに対する免疫が作られますが、その免疫は自然の麻疹ウイルスに接触する機会がないと徐々に減衰するため、麻疹の大流行がほぼなくなった現代では、予防接種を受けた人でもその免疫効果が薄れていっていることも原因の一つとされています。

大人の麻疹が流行する理由とは?

大人の麻疹の症状と予防方法について。

大人の麻疹は重症化しやすい。

麻疹に限らず、おたふくかぜや水疱瘡など、子どもがかかりやすい病気に大人がかかると、重症化しやすいと言います。

麻疹は、潜伏期間を経た後、38度から39度程度の発熱があり、咳、鼻水、目やになどの症状が出た後に顔や首の後ろ辺りから赤い発疹ができ始め、その後全身に広がります。

子どもでも、中耳炎や肺炎などの合併症を起こすことのある麻疹ですが、大人がかかると、高熱、肺炎、肝機能障害などで入院が必要になることもあり、さらに麻痺や神経系に後遺症が残ることもあると言われています。

また、妊婦が麻疹に感染すると、早産や流産のリスクが高まることがありますから、特に注意が必要です。

大人の麻疹は重症化しやすい。

大人の麻疹を予防するには。

麻疹ウイルスに感染するのを防ぐためには、予防接種を受けることが一番の対策でしょう。ただし、子どもの頃に麻疹にかかったことがある人は、免疫がしっかりとできているため、予防接種を受ける必要はありません。

予防接種を受けてない人で麻疹にかかったことのない人は、もちろん受けた方がよいですが、ワクチン接種をしていても1回だけの人や、子どもの頃に麻疹にかかったかどうかはっきりとわからない人は、病院で麻疹の抗体検査を受けることができますから、その結果を見て必要であれば予防接種をしておいた方がよいでしょう。

大人の麻疹を予防するには。

麻疹は感染力が非常に強いために、感染症を予防するためによく言われる手洗い、うがいやマスクの着用をしていても、感染を防ぐことは難しいものです。

とはいえ、自分の健康を守るためにも、十分な睡眠と規則正しい食生活を心がけ、むやみに人ごみに出かけることは避けることも大切でしょう。

十分な睡眠と規則正しい食生活を心がける

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