性的刺激を求め続ける持続性性喚起症候群とはどんな病気なの?
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性的刺激を求め続ける持続性性喚起症候群とはどんな病気なの?

性的刺激を求め続ける持続性性喚起症候群という病気の症状があります。これは、常に性的な要求が起こり続けるため、性的な刺激を求め続けてしまうのです。日常生活をするのが困難になり、自分自身もこんな状態が続くことが心底嫌になってしまいます。認知度の低い病気であるため、周囲の理解を得ることもできません。

性的刺激を求め続ける病気とは?

認知度が低いため本人にとっては深刻な問題です

性的刺激を求め続ける病気とは?

性的刺激を求め続ける持続性性喚起症候群という病気は、認知度の低い病気で、この病名が知られたのは2001年のことでした。

常に性的な欲求が起こり続けるため、仕事をすることも学業に専念することも難しくなってしまうのです。認知度も低く、治療をしてくれる医療機関もほとんどないため、症状のある本人にとっては深刻な問題でもあるのです。

身体は常にオルガリズムを感じている状態

 身体は常にオルガリズムを感じている状態

性的な刺激を受けていないにも関わらず、身体は常にオルガリズムを感じている状態であるため、実際にこの病状がある方にとっては、精神的にも肉体的にも苦痛を味わうことになります。長期間、症状に悩まされていた方は、自殺してしまった症例もあるのです。

男性も女性もなる可能性があります

男性も女性もなる可能性があります

持続性性喚起症候群の患者は女性のみだと思われてきましたが、男性にも症状が出ることが解ってきました。患者数も少なく、治療方法も確定されていないのが、問題でもあります。

病気の原因として考えられるのは、これまで長期間、性的な欲求を感じることがなかった場合や、薬などの副作用によるもの、骨盤の血管異常ではないかと考えられてきました。

椎間板ヘルニアを患ったある男性患者は、ぎっくり腰を経験したと同時に、常に勃起した状態が治まらなくなってしまいました。このような状態では、仕事に行くことも、日常生活を送ることも困難な状態になってしまったのです。

このような症例から、骨盤付近に何らかの障害や傷がある場合に、生殖器が過敏に反応してしまうのではないかと、問題の解決方法の糸口が見えるようになってきたのです。

仙骨神経根の圧迫に異常がある場合に発症しやすい

あるアメリカの神経外科病院での研究

あるアメリカの神経外科病院での研究

あるアメリカにある神経外科病院では、この持続性性喚起症候群について研究が行われていました。研究結果によれば、仙骨神経根の圧迫がある場合に持続性性喚起症候群になりやすい傾向があることが解ったのです。

仙骨神経根にトラブルがある場合には、足がしびれたり、腰痛や神経痛、膀胱や直腸にトラブルが起こりやすい傾向があります。この仙骨神経根に何らかのトラブルがあると、性的刺激を感じやすいのではないかと、推測しています。

将来的には、この仙骨神経根の周辺にある脊髄膜性嚢胞に対して外科的な処置を加えることによって持続性性喚起症候群を治療できるのではないかと考えられています。

実際に症状に悩んでいる患者を集め、脊髄膜性嚢胞にトラブルがある患者に対して手術を行った結果、およそ二年後に症状がなくなってきたり、改善される例もありました。また逆に手術を受けた一名のみ、症状が悪化してしまった症例もあります。

実際には患者数の多い病気なのかもしれません

実際には患者数の多い病気なのかもしれません

性的刺激を求め続ける症状だけに、実際に自分が持続性性喚起症候群であることを名乗り出る患者は少ないのかもしれません。しかし水面下ではもっと多くの患者がいる可能性も考えられます。

将来的に、確実な治療法が確立されれば、持続性性喚起症候群の症状に苦しむ方を救うことができるでしょう。

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