2,000~4,500人に一人の割合で発症する 性分化疾患とは?
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2,000~4,500人に一人の割合で発症する 性分化疾患とは?

性分化疾患は、70~100種類もの疾患に分類されます。性分化疾患とは、性同一性障害やトランスジェンダーと、どのような違いがあるのでしょうか?性分化疾患とはどのようなものなのか、なぜ性分化疾患が起こるのかなどをご紹介します。

性分化疾患とはどんなもの?

性分化疾患で生まれてくる人は、2,000人から4,500人に一人だと言われています。性分化疾患とは一体どのようなものかをご存知でしょうか?性同一性障害やトランスジェンダーとの違いなども含めながらご紹介します。

性分化疾患とは?

性分化疾患とは?

性分化疾患とは、染色体の性別と性器の性別が異なる病気のことです。赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で、様々な要因が働いて、男性・女性の性別となるのですが、その過程で何らかの問題が起こって、染色体と性器の性別が違ったものになってしまいます。

生まれた時に性器を見ただけでは、男女どちらなのかという判別が難しいケースは、全体の3分の1程度になります。残りの3分の2の方は、第二次性徴を迎えた頃に気づきます。

第二次性徴というのは、男性の場合9歳くらい、女性の場合7歳くらいに始まり、遅くても男性は13歳くらいまでに、女性は11歳くらいまでに開始されます。第二次性徴が起こると、男性は男性器が発達し、女性は胸が膨らんだりします。この頃に、男であると思っていたのに、胸が膨らんだり、初潮を迎えたりして性分化疾患と気づく方もいらっしゃいます。

性分化疾患の方はどのくらいいるの?

性分化疾患の方はどのくらいいるの?

性分化疾患の方の割合ですが、日本の厚生労働省などが2009年に実施した調査では、およそ6,500人いると言われています。ただ、実際は、調査よりも1割多い7,000人~7,500人と予想されています。

性分化疾患の性自認

性分化疾患の性自認

性分化疾患には、70~100種類もの疾患があります。疾患によって、どの性別を性自認するかが異なります。疾患の種類と性自認についてご紹介します。

【卵精巣性性分化疾患】

卵精巣性性分化疾患に罹っている方は、卵巣と精巣の2つの組織を持っています。83,000人中1人の割合で発症し、成長をしていく過程で性自認を得ます。

【メイヤー・ロキタンスキー・クスター・ハウザー症候群】

この症候群は、先天性膣欠損症とも呼ばれていて、染色体は女性の性なのですが、膣や子宮が存在しない状態です。女性の4,000人から5,000人に1人の割合で発生し、性自認はすべて女性の性を持ちます。

【クラインフェルター症候群】

クラインフェルター症候群

男性の染色体は、普通XYなのですが、この疾患に罹ると、X染色体を1~2つ多く持って生まれてきます。よって、この疾患に罹るのは男性の方のみということです。X染色体が多ければ多いほど、障害が高くなる傾向があります。性器の性別は男として生まれるのですが、乳房が発達したり、不妊傾向が見られます。性自認は、ほとんどが男性ですが、性同一性障害の方もいらっしゃいます。

性同一性障害やトランスジェンダーとの違いは?

性同一性障害やトランスジェンダーとの違いは?

性分化疾患とは、性同一性障害やトランスジェンダーと異なるものです。性同一性障害やトランスジェンダーについても勉強しましょう。

【性同一性障害】

性同一性障害は、生まれ持った性別と、性自認による性別が一致しないことを言います。男性器を持って生まれたのに、性自認が女性ということになります。性同一性障害は心と体の性が一致せずに悩むのですが、性分化疾患は、体の性を決める遺伝子的容赦性器の性が一致せずに、心と体が男性と女性の間を揺れ動きます。

【トランスジェンダー】

トランスジェンダーは、生まれもった性別とは違う性自認があったり、どちらの性自認もない人のことを表しています。つまり、トランスジェンダーの人は、異性愛者であったり、同性愛者であったり、両性愛者であったりします。生まれながらの性別と異なる性自認の性で生活をしている人を総称して、トランスジェンダーと呼びます。

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