「性転換」ではない?病気なのに自費?性別適合手術とは
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「性転換」ではない?病気なのに自費?性別適合手術とは

性同一性障害の有名人などが受けて話題になっている性別適合手術とは実際にはどんなことをするのでしょうか。性同一性障害=性別適合手術ではない?戸籍変更に必要?病気なのに保険が効かない?など、性別適合手術の実態をご紹介します。

本来の性別の身体を手に入れたい!

性同一性障害とは、身体の性別と、心の性別が一致しない病気です。

心の性別は性自認といい、自分で認識している性のことです。性同一性障害は同性愛や異性の服装を好む異性装とは違います。

性同一性障害には精神的な苦痛、社会的な苦痛が伴いがちです。苦痛を解消するためにいくつかの方法があります。

その一つが性別適合手術です。性別適合手術とは、性自認に性器の外見を一致する手術のことです。

性別適合手術を行うと、性器の外見が本人に適した形に変わり、元の性別の生殖能力を失います。希望する性別の生殖能力は獲得できません。

本来の性別の身体を手に入れたい!

男性から女性の性別適合手術

男性から女性になる性別適合手術で現在主流となっているのは陰茎会陰部皮膚翻転法です。女性の膣がある場所に精巣を除去した陰嚢を反転した膣をつくり、陰核は海綿体を除去した陰茎でつくります。

外性器が女性の形をしていれば、造膣をしなくても戸籍は変更することができます。

もうひとつ、大腸法という術式もあります。S字結腸を利用して膣を作る方法です。

男性から女性の性別適合手術

女性から男性の性別適合手術

女性から男性への性別適合手術は内摘と陰核形成に分かれます。

内摘とは、卵巣や卵管、子宮を摘出する手術のことで、女性としての生殖機能を失いますが、外性器は変わりません。日本ではこの内摘を行わないと戸籍を変更することはできません。

膣を閉じて、陰核形成を行って外性器の見た目を性自認に合わせます。

陰核形成では、自分の陰核やあるいはプロテーゼを用いて陰茎を作り、シリコンボールのプロテーゼを使って陰嚢を形成します。

女性から男性の性別適合手術

性同一性障害=性別適合手術ではない?

性同一性障害の患者さんが必ず性別適合手術を行ったり、希望しているわけではありません。

性別適合手術には後遺症などのリスクもありますし、元の性の生殖機能を永久に失うというデメリットもあります。思ったとおりの性器の外見が得られないこともあります。
また、性別適合手術で変えられるのは性器の外見のみです。

顔立ちや髭や体毛、体型や胸の違和感を解決するにはホルモン療法や胸郭形成手術、顔などの美容外科手術などの別の治療が必要となります。

多くは性別適合手術に先立って、ホルモンや胸の治療などが行われます。これだけで性別の違和感を解消できる患者さんも多く、性別適合手術までは行わない性同一性障害の患者さんも多くいらっしゃいます。

性同一性障害=性別適合手術ではない?

戸籍変更には性別適合手術が必要?

日本では戸籍の性別を変更するには、性別適合手術を受けなくてはいけません。

戸籍の変更に生殖機能の喪失と苦痛とリスクを伴う手術を強いるのは差別的ではないかという声もあがっています。

戸籍変更には性別適合手術が必要?

性別適合手術の問題点

性別適合手術を受けてやっと自認する性になれたという喜びの声は後を絶ちませんが、問題点もあります。

費用の問題です。

戸籍の変更に必要な手術であるにもかかわらず、性別適合手術は自費診療で大変高額です。

たとえば男性から女性になるMtFの場合、日本国内では性器の手術だけで130万~200万円くらいかかります。このため、費用が安く症例の多いタイなどの外国で手術を受ける患者さんが多いのです。

海外での手術はレベルも高く、費用も抑えられますが、それでも高額で言葉の問題もあります。

性別適合手術の問題点

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